別に忘れてた訳じゃないし…。この時のために温めて置いただけだし…。
本当だし…。
「ねぇ蓮。」
「ん?」
今日という学校生活が終わり家に帰っている途中、ある事を思い出した蘭。
「あたしってさ、まだ蓮の両親に挨拶して無くない?」
「……、言われてみれば確かに…。」
完全に忘れていた。確かに蘭の家に挨拶しに行った時の帰りにそんな話題が出ていたな…。
アルバイトでババァになったり頭の中猫でいっぱいになったり中々蘭の変化に気づけなかった回があったり性癖まみれの討論会に出席したり3人で脳汁撒き散らしながらゲームしてたりして忘れてたよまったく。
「……別に挨拶しなくても良いんじゃないか?ここまで来たら。」
「いや、そう言う訳にもいかないでしょ…。」
母親はともかくあの親父に会わせるのが何よりもだるいんだよなぁ…。
「そう言えば蓮の親ってあたし達のこと知ってるの?」
「いいや?微塵も教えてないよ?」
「だったら尚更行かないと。」ズイ
なんでそんなに積極的なんすかね…。
「ん〜、まぁ親父がいない時ならいいよ?」
「そこはいようよ…。確か単身赴任なんだっけ?」
「そ、いつ帰ってくるのか分からん。」
なんならもう帰ってこなくていいまである
「じゃあ蓮のお父さんが帰ってきた時教えてね。」
「は、はぁい。」
「それじゃ、また明日、蓮。」
「おー、またな。」
そこで蘭の家に到着し、別れる。
挨拶ねぇ…。別にそこまで気にしなくてもいいと思うんだよなぁ…。まぁあのクソ親父がそう簡単に帰ってくるとは思えないし、蘭もそのうち忘れるだろ。
そんな事を思いながら俺も自分の家に到着し、玄関のドアを開ける。
「たでーまー。」
父「遅かったな蓮!待ちくたびれたぞ!父ちゃん有休使って帰ってきちゃった☆」
「(ꐦ°᷄д°᷅)ふざけているのかぁああああああああああああああああああ!!!?」
渡辺家大黒柱、帰還!!!
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翌日…
「…まさか、話してた当日に帰ってくるとはね。」
「ったく…、来るんなら連絡の1つでも寄こせよなクソ親父…。」
翌日の学校帰り、なんの前触れもなく親父が帰ってきたということで昨日も言ったように蘭が親に挨拶に来ました…。
最初は『まぁ、帰ってきちゃったけど別に蘭にばらさなければ大丈夫なんじゃね?』とか思ってたんだけど翔の奴が蘭にLINEでばらしやがりました。あいつめ、俺に何かしら恨みでも持ってんのか…?
「は〜、そんじゃとりあえず玄関あたりで待っててくれ。親父達リビングに集めとくから。集まったらまた呼ぶ。」
「うん。わかった。」
そう言って一旦蘭を玄関に待たせ俺だけ家の奥に上がるのであった。
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side蘭
ふー、少し緊張してきたかも。何回か蓮の家には来てるけど1回も親には会ったことないし…、どんな人なのかな…?蓮と同じですごくゲーム好き?それともものすごく真面目そうな感じだったりするのかな…?
色々と予想をしていると家の奥の方から声が聞こえてくる。
『ほらとりあえずオカンも親父もここに座れ!ついでに翔もな!』
『なんなんだ蓮急に。』
『夕飯の支度まだなんだけど?』
『理由は聞くな。とりあえず黙って大人しくそこに座っていなさい。』
『まぁ俺はだいたい予想は着いてるけど。』
…、思ってたより集め方が雑だけどちゃんと家族全員揃ってるみたい…。
(ふー、とりあえず深呼吸…、大丈夫、蓮もいてくれるし、軽く挨拶するだけだから…)
『そんじゃー入ってきていいよ〜』
『『???』』
「…ッ!よ、よし…」
蓮からの合図だ…。それが聞こえてからあたしは少し間を置き、ゆっくりと蓮の家のリビングへと向かっていく。
「し、失礼します…。」
「あ、美竹さんいらっしゃ〜い。」
初めに声をかけて迎えてくれたのは弟の翔だった。
「お、きたきた。何、緊張してんの?w」
「し、しかないでしょ…初めてなんだから。」
ていうか蓮だってあたしの家に来た時ものすごく緊張してたじゃん。よく人に言えるよホント…。
…で、肝心の蓮のお父さん達は……
「「(°ࡇ°)っ……………………????」」
固まってた…。空いた口が塞がらなくなるってこういう事を言うのかな…?
そんな両親の反応をほおって、蓮が話し始める。
「はい、え〜っと、こちら学校の同じクラスで付き合ってる彼女の美竹蘭さんです。」
「は、初めてまして。美竹蘭です…。よろしくお願いします…。」
「「(°ࡇ°)……………????」」
緊張で少しぎこちない挨拶になったけど…、未だに蓮の両親は固まったままだ…。
「はい!顔と名前と関係覚えたね?ちゃんと紹介したね?はい終わり!解散!蘭、家まで送るぞ?」
いくらなんでもそれは早い…。
「「まてまてまてまてまて!!!!!?」」
ここでようやく蓮の両親が再起動する。
父「おまっ、っはぁ!?彼女ォ!!!!!?」
母「嘘でしょッ!?!?あんたいつの間に!!?」
蓮「つい最近。」
翔「ちなみに俺は知ってました。」
「「マジでッ!!!!!?」」
再起動したのは良いけどやっぱり状況に頭が追いついてないみたい…。
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「えっと…改めまして、蓮とお付き合いさせて頂いてます、美竹蘭です…。」
「あぁ…はい。ご丁寧にどうも…。」
落ち着きを取り戻した蓮の両親に改めて挨拶をする。
「え、蓮、お前ホントにこの子と付き合ってんのか?」
「何度も同じこと言わせないでくれる?意外と恥ずいんだよ?これ、」
「…お前もとうとう彼女なんか持つようになったのか…。美竹さん。」
「は、はい、」
「こんなバカでアホでゲーム脳な息子ですが…どうぞよろしくお願いします。」
「あれなんか酷い言われ用じゃない?ゲーム脳は親父の遺伝だからね?人の事言えないからね?」
「『親父』と呼ぶなと前から言っているだろう!?『お父さん』と呼べ!!!!!このバカ息子!!」
「ッ!?そうだった!すまねぇ『親父ィ!!』」
「ばっかおめぇ!分かりゃあ良いんだよ!!!」
すみません、そこのバカ息子多分全然わかってないと思います。
「ごめんなさいね…。うちの男共はこんなのばっかりで…。無理に構わず無視していいからね、蘭ちゃん。」
「は、はぁ…。」
翔「ねぇまさかその『男共』の中に俺は入ってないよね?」
「あんたが入ってないとでもおもってるわけ?」
「oh......」
すごい、賑やかすぎる…。
「あ、そうだ蘭ちゃん。良かったら今日家で夕飯食べてかない?色々聞きたいこともあるし。ちょうど今から作るところだから!」
「え、えぇ!?」
「おーそれはいいな!」
いきなりの提案に驚きが隠せなくなる。
「いや、そんな御迷惑は…」
「迷惑だなんて思わないわよ〜。ぜひ食べてって♪」
蓮のお母さん…、すごいノリノリなんだけど…。あたしはどうしたらいいか分からず隣にいる蓮の方をちらっと見てしまう。
「…まぁ、蘭の親御さんにちゃんと連絡入れれば…大丈夫なんじゃないの?俺も迷惑だなんて思わんし。」
…蓮もこう言ってるし…い、良いのかな…?
「…分かりました。今日はご馳走になります。家には後で連絡入れときます。」
こうして、蓮の両親に挨拶に来たつもりが何故か夕飯をご馳走してもらうことに…。はぁ、父さんになんて言えばいいだろ…。
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「さて、それじゃあパパっと作っちゃうから待っててね〜。」
そう言って蓮のお母さんはキッチンへと向かう。
「あ、あの…!」
「ん?どうしたの?蘭ちゃん。」
「えぇっと、あたしも作るの手伝って良いですか…?」
「あら、別に大丈夫よ〜そんな気なんか使わないで〜。」
「いえ…その、さすがにご馳走だけしてもらうのはちょっと気が引けるので…。それに、その…。」
「?」
「れ、蓮の好物とか…聞きたいですし…//」ボソボソ
「(やだ…何この子、抱きしめたい…)分ったわ。それじゃお願いね、蘭ちゃん♪」
「は、はい…!」
こうしてあたしは蓮の好物とか好きな料理を知るため……、じゃなかった…、まぁそれも無いことも無いけど…、ご馳走だけしてもらう訳には行かないと思い夕飯の手伝いをさせて貰うことにした。
「あれ?蘭夕飯作んの手伝うの?だったら俺もやるけど?」
「いや、蓮はゆっくりしてて良いよ…//」
本人のいる前で聞けないし…//
「いやここは親父である俺が手伝おう!」
ここに来て新勢力…
「たまには俺も手伝おうか?」
翔まで…!?
「あーもう!そんなに来たら台所狭いでしょ!今日は私が蘭ちゃんと一緒に作るからあんたらはリビングで仲良くスマブラでもやってなさい!」
そ、それでこの3人どいてくれるかな…。
「「「レ(゚∀゚;)ヘわぁーいゲームだァァァァ!!!」」」ダダダダダダ
うわ〜、簡単にどいた…。
「それじゃまず蘭ちゃんには――」
あの3人はスルーなんですね…。
こうして、色々とあったけどあたしと蓮のお母さんは夕飯作りを開始した。
今日の夕飯は鍋にするらしいのでまず具材を適当な大きさに切る。
「さて、蘭ちゃんのお手並み拝見ね♪」
「お、お手柔らかにお願いします…。」
包丁で野菜やらキノコを切っている所をまじまじと見られる…。そ、そんなに見なくても…。
「もしかして蘭ちゃんって料理始めたの最近?」
「…、は、はい、そうです…。」
「やっぱりね〜♪」
切っている所を少し見られただけでバレてしまった…。
「料理始めたきっかけって…やっぱり蓮のため?」
「……、はい…//その、文化祭の時に蓮の作った料理がどれもクオリティ高くて、少し危機感を覚えまして…」
「そっか…。大丈夫!蘭ちゃんならきっと上手くなれるから!」
そう言ってニコッと優しく笑いかけてくれる蓮のお母さん。その顔が蓮と重なり、やっぱり親子なんだなと思った。
「…ありがとうございます。」
蓮の優しい性格はお母さん譲りなのかな…。
「蘭ちゃんって蓮のどこが好きになったの?」
「えっ//!?」
いきなりの質問に戸惑いを隠せず動揺してしまう。
「だって普通に考えてあいつに蘭ちゃん見たいな可愛い彼女ができるなんて思わないでしょ?」
もう少し自分の息子に希望を持ってもいいと思うんですけど…。
「……蓮とは春の席替えで隣になってから話すようになったんですけど…、最初はずっとスマホ触ってるゲーム好きの人だと思ってたんです。」
「…?間違ってないわよそれで。」
「…(お母さん…)で、でもそれだけじゃなかったって言うか…。あたし…その時ちょっと家の方で親と揉めてたり、クラスにもあんまり馴染めてなかったんです。その時に心配してくれた蓮が声をかけてくれて。」
「……あの蓮から?」
「はい。1度は『関係ない』って突っぱねたんですけど…、それでも引かなくて、それから色々相談に乗って貰ったりしてたんです。」
多分あの頃からあたしは蓮に少しずつ惹かれていったのかな…。
「…そっか。あいつもなんだかんだちゃんとしてるとこあったんだね…。」
そう言ってふと、リビングの方に視線を移す蓮のお母さん。
翔「(^ω^)このおじさんのダメージゲージいい感じに真っ赤だにょ〜ん♪」
蓮「(^o^)ンじゃあもう56すにょ〜ん♪」
翔「(^ω^)二度と実家帰って来れないようにするにょ〜ん♪」
蓮「(^o^)生活費だけ置いて逝けにょ〜ん♪」
父「(^^)お前らさっきから一体誰に向かって口聞いてるつもりにょ〜ん?」
蓮「パパだにょ〜ん♡」
翔「パパみにょ〜ん♡」
父「ん〜〜♪気色悪ぃからぶち56すにょ〜ん♡(^q^)♡」
蓮「あ〜ん♡虫唾が走るにょ〜ん♡」
※念の為言いますが、この会話をしている人達は40代妻子持ちで立派な''社会人''の父親と、先程ちょっと母親の信頼を取り戻しつつあった主人公とその弟(今年受験生)の3人です。念の為確認致しました!
「…本当にあんなやつで良いの蘭ちゃん!?本当に後悔しない!?」
「大丈夫です。慣れてますから。」
ていうかだいたい予想はついてました。
(あれを見て全く動じることなく調理を続けている…!?)
荒れ狂う男性陣をよそに、あたし達は夕飯作りを再開させた。
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「蓮ー、出来たよ、早くテーブル片付けて。」
「お、りょーかーい。」
母&弟(なにこの同棲してるカップルみたいなやり取り…)
ゲームをしていた蓮に声をかける。テーブルが綺麗になったところで鍋を持っていきそれをみんなで囲む。
「それじゃあ早速…」
「「「「「いただきます」」」」」
そう言って各々箸を動かす。
「うめぇ〜^^」モグモグ
「ちょうどいい味付け〜。」
蓮達の味の感想を聞いて少し頬が緩む。我ながらいい感じに作れたと思う。ほとんど蓮のお母さんから教えてもらったけど…。
「ちなみにこの鍋のほとんどは蘭ちゃんが作ったからねとだけ言っておくわ。」
「え、まじで?」
「いや、あたしは言われた通りにやってただけなんですけど…。」
「言われた事をそのままやるって言うのは結構すごいことよ?しかも料理始めたのつい最近でしょ?」
「まじか、俺なんて慣れるまで結構かかったのに…。」
「兄貴美竹さんに頼んで毎日弁当作って貰えば?w」
「どこの少女マンガだッ!?そんなん無理に決まってんだろどう考えても!なぁ蘭!」
「……」
「蘭??」
「…ど、どうしてもって言うなら…考える…//」
「( ◜ω◝ )ッ!?」
「あら〜♪良いわね〜若いって〜♪」
「なぁ。俺たちの時ってこんなんならなかったよね?お前俺の弁当なんて作ろうとも思わなかったよね?」
「親父、皆まで言うな。」
こんな会話をしながらあっという間に時間は過ぎていった。最初は少し緊張してたけど、蓮のお父さんもお母さんも明るくて接しやすかったかな。
それと、、蓮の弁当…、どうしよっかな…。
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「ほら〜、料理中ゲームしてた分働け〜。さっさと食器を洗え〜。」
「ハイハイ…。」
「あれ?親父は?」
「バックれた。」
夕飯を食べ終えた後、蓮達は食器洗いをさせられ、あたしはまた蓮のお母さんとリビングで話していた。
「蘭ちゃん、これ、見てみる?」
「?なんですか、これ。」
ここで蓮のお母さんがあるものを持ってくる。
「これはね〜。蓮の幼少期のアルバムよ。」
蓮の…、幼少期…!?気になる…!
早速蓮のお母さんはアルバムの中身を見せてくれた。
「お、これは蓮が幼稚園の頃のやつね〜。この頃はまだ素直で純粋だったのよ〜。」
「蓮の…幼稚園時代…。…ッ!!!」
写真を見てみるとカメラに向かってシャベルを持ち、顔に泥をつけながらも楽しそうで無邪気な笑顔をこちらに向けているちっちゃい蓮の姿が…。しっかりとピースも忘れずにしている。
「か、可愛い…!」パァァ
「でしょ〜?今はあんなんだけどこんな時代もあったのよ〜♪」
「ちょっ!?オカン!!!?あんた一体蘭に何見せてんだ!!!?」
さすがに声で本人にバレてしまったようだ。
「あの!オカン!?お母さん!?いやお母様!!!ちょっとやめてもらっていいですかァ!?」
「あ!これとかどう?劇の発表会の時なんだけど――」
「これ…本当に蓮なんですか…!?」
「無視すんなよゴラァあああ!!!」
「悔しかったらさっさと食器洗いおわしなさい?まぁその頃にはだいたい見せ終わってるけど〜。」
「ちくしょうがあぁぁぁぁあ!!!」
「哀れだなぁ兄貴、、」
蓮の大声が聞こえるけど今はそれどころじゃない。他にも誕生日ケーキを思いっきり頬張ってる写真や、すやすやと気持ちよさそうに昼寝をしている写真など沢山あった。
蓮のお母さんもなんだかんだ言ってるけどちゃんと蓮の事が大好きなんだな…。
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「そ、それじゃあ今日はありがとうございました。」
「いえいえ〜。私達も色々聞けて楽しかったわ〜。」
「またいつでも来るといい。まぁ多分そん時俺いないけど、」
「でしょうね。そんじゃ、俺は蘭送ってくるから。」
あ〜、疲れた。後であのアルバムは葬っておこう…。あんなん家にあっても恥をかくだけだ。
「お邪魔しました。」
蘭も挨拶を済ませ家を出発する。
「蓮のお母さんもお父さんも、いい人だったね。」
「…まぁ、蘭がそう思ってくれたなら俺は良いけど…。」
「ちっちゃい頃の蓮、可愛いかったよ?」
「やめろやめろ!今すぐ記憶から消せ!」
「消えないしちゃんとスマホにもあるから心配しなくて良いよ?」
抜かりねぇなちくしょう!!
「あ、そう言えばさっき父さんから連絡来たんだけどさ。」
「?」
「『蓮君も今度家で食べて行くと良い。ご馳走するよ。』だってさ?」
「……、」
「蓮?」
「絶対気まずくなるぞ?」
「大丈夫でしょ、この前も来たんだし。」
「そ、そうだよな…なんかあればまた将棋でマウント取れば大丈夫だよな?」
「ちなみにあの後父さん将棋の本見ながら割と本気で練習してたからね?」
あれ?華道のお人ですよねあの人。本業忘れてないよね?どんだけ悔しかったんだよ…。
そんな会話をしている内にあっという間に蘭の家に到着した。
「それじゃ、また学校でな、蘭。」
「うん。ありがとね、送ってくれて。」
そう言って蘭は家の中に入っていった。さて、俺も帰りますか〜。
「あ、そうだ、蓮…!」
「ん?」
家に入ったはずの蘭から呼び止められる。一体どうしたのやら。
「どした?」
「えっと…、あ、明日のお昼…!楽しみにしててよね…//」
「……ふえぁ?///」
「そ、それだけ…!」
そう言ってバタンと扉を閉める蘭。
……え?それってつまり……、、、え、期待しちゃいますよ?いやちょ、ま?え、はぁ!?マジなのかぁ!!?本気で言ってんのか!!?
今まで生きてきてここまで『嬉しい』という感情をはっきり感じたことがあるだろうか…。
そんな事を思いながらふわふわとした足取りで俺も帰路にたつのであった。
――おまけ――
「蓮、あんた蘭ちゃんの事大切にしなさいよ?」
「そんな事言われるまでもないわ!」
「もしも蘭ちゃんを裏切るような事があればあんたとは縁切るからね?」
「…つまり俺が浮気でもしたとして、そこで蘭との関係が終わると同時に俺の人生もそこで終わってしまうって事ね?」
「そういうことよ。」
「…そんなはっきり言わなくてもいいじゃん…、万が一でも裏切るような事なんてしないけどさ…。母親が子にそんな事言うなよ…。」
翌日の昼休み…。人通りの少ない中庭のベンチで彼女からの愛情弁当を貰ったとか貰わなかったとか(^^)
蘭の新しいSS書こうか迷いに迷ってる…