ちょっとお試し
詰め合わせ
――寝顔――
「zzz……」
現在隣の席で蘭のやつが爆睡中。何故かこちらの方を向いて寝ているので寝顔が丸見えだ。
「……」ジー
なんて穏やかな顔で寝ていらっしゃるのやら…。
(だいぶ表情柔らかくなったよな〜。最初なんて目付き悪すぎてめちゃくちゃ怖かったのに…。)ツンツン
「っんン……zzz」
……ッスーーあれ?
「……」ツンツン
「ん〜〜…」
さっきから顔ツンツンしてるんだけどさ……
(あらためて見ると…、まじで可愛いのな…///)
机にうずくまり体の内側からこみ上げてくるものに耐える。
(なんなんだこの異常な可愛さはッ!)
バンドや華道などでよほど疲れているのか、先程からツンツンしているが全く起きる気配がない。
「……」サラサラ
今度は頭に手を添えて軽く撫でてみる。前回も思ったがとてもさらさらして永遠に撫でていたくなる。
「……ンン…」スゥー
頭を撫でてやるとかすかに蘭の口角が上がり、幸せそうな寝顔になる。
(なにこれ……、あれ?なんなのこの可愛いが過ぎる生き物……??)
A、貴様の彼女です。
「……」ナデナデ
「……ン、、あの…さっきからくすぐったいんだけど…//」
「ッ!?」
頭を撫で続けていると突然蘭が目を覚ます。さすがに触りすぎたか、
「……もしかして、ずっと起きていらっしゃいましたか(^^;?」
「……まぁ、途中からね…。こんなに触られたらさすがに気づくよ…。」
ですよね…!
「……すみませn「……もっと触ってれば?」……っへ?」
思わず変な声が出てしまう。今なんと?
「別に、頭撫でられるのは嫌いじゃないし…//それに、蓮だったら良いよ…?//」
少し顔を赤くして照れながらそんな事を言ってくる。
これは、、お言葉に甘えて良い奴なのかな…?
「……え、っと、そ、それじゃ…失礼致します…?」
「ん//」
その後気が済むまで蘭の頭をモフりました。
――寝顔――蓮ver.
「。o○Zzz」
現在あたしの隣では蓮が昼寝をしている。昨日ゲームでもやりすぎたのかな?すごい爆睡。
しかもこっちの方を向いて寝ているから寝顔が丸見え。
「……」ジー
少し寝顔を覗き込む。
「……寝顔はもっと子供みたい…。」
ゲームしてる時だけじゃなくて寝顔までこんなに幼く見えるなんて…。
「……」プニ
「んにやぁ……」
ついつい頬を引っ張ってみる。
(……、ちょっと可愛いかも…。)
『んにやぁ』って、、寝てる時そんな声出る?何この生き物、、猫?
A、彼氏です。
(…蓮の頬ってぷにぷにしてて柔らかい…。と言うかよく見ると肌めちゃくちゃ綺麗だし…。)
蓮のくせに少し生意気…。ッグイ
「……ん"に''ゃ''…」
少し力が入ってしまう。さすがに蓮も痛かったのか、もっと変な声が出る。
「んん?リァん?ニァニヤッチェンダァ?」(蘭?何やってんだ?)
あ、起きた。
「おはよ、蓮。ちょっと触ってた。」
「ヒョロヒョロハニャヒテクンニャイ?」(そろそろ離してくんない?)
「ん〜、もう少しこのままがいい。」
「ニャンデェ」(なんでぇ?)
「なんでも……♪」
''もっと触れていたい''なんて恥ずかしくて言えるわけない。
――暴発――
(あ、これって…蓮のパーカー?)
休日、バンドの練習もないあたしは蓮の家に遊びに来ていた。するとたまたま部屋で綺麗に畳まれたパーカーを見つける。
ちなみに当の本人はお菓子や飲み物を取りに行って部屋には居ない。
「……、」
なんとなく、そのパーカーを着てみる。少しサイズが大きくてブカブカになる。でも…
(洗濯したてって言うのもあるんだろうけど…いい匂い…//)
近くに蓮を感じてるみたいで、すごく落ち着く…。
「……♪」
ドアガチャ「おーい蘭、せっかくの休日だからどこか出かけ………」
「ッ……、、」ビクッ
突然ドアが開き、蓮が戻ってきた。バッチリ目が合い、そしてお互い固まってしまう…。
(ど、どうしよう、どう誤魔化せば…、『いいサイズのパーカーだね!』って違和感しかないし…、あっ!『蓮のこのパーカーすごく落ち着く匂いがするね。』だったら上手く切り抜けられそうな気がするっ!)
一瞬で脳内で作戦を立る
「れ、、//」
「れ?」
「…れ、、
蓮のこのパーカー臭いんだけど!!?///」(あれ!?なんか思ってたのと違う!?)
「ッバキ」←心が折れた音
作戦を立てたけど焦りと照れと恥じらいが勝って暴発してしまい、ただただ罪のない彼氏の心を粉砕するだけとなった…。
━━━━━━━━━━━━━━━
「……そ、そっか…俺のパーカー、臭かったのか…」ポロポロ
「ッ!?」
「……新しいの、、買うか……」シュン
「ち、違う…っ、そうじゃなくて…、、」オドオド
(言いたいけど言えない)
P.S.誤解をとくのに1日かかりました。
――やっぱり無理――
昨夜、自宅でテレビを見ているとふと、カップルチャンネルが目に止まった蘭。
『私なんか彼氏と毎日一緒に――』ペラペラ
「……」ッピ
しばらく見た後無言でテレビを消す。
(恋人って毎日あんなに抱き合ったりキスしたりするの…?あたし達ってそんなにやってないのに…、、)
自分達と先程番組で出ていたカップルを比較してしまう。
(……て言うか蓮って全然そういうことして来ないし…、だから多分これが普通なのかと思ってたけど……)
「……、」
翌日……蓮宅にて
「れ、蓮…」
「ん?どした?」
「えっと…、」
「?」
「……し、」
「し?」
「しっ、しっ///」
「??」
「ッ〜……///」ボフン
耐えられず近くにあるクッションを蓮の顔に押し当ててしまう
「もがっ、ちょ?蘭?ま、前見えない!」モガモガ
「……///」グイグイ
(…し、''したい''なんて、やっぱり言えるわけない////)プシュー
その後蓮から一体なんだったのか聞かれたが全て『なんでもない』で突き通すのであった…。
――ドッキリ――
昼休み、
「なぁ鈴木よ、」
「どうした佐藤ドン。」
「暇じゃないか?」
「暇だなぁ。なんか面白いことない?」
屋上で暇を持て余す鈴木と佐藤。
「うーむ、最近蓮の事全然いじってねぇから久々にちょっかい出そうぜ。」
「いいね、あ!んじゃいっそドッキリとかどうよ?あいつ結構いいリアクションしそうじゃね!?」
「そのナイスなアイデアに乗っかってみる。」
……というわけでおもちゃ呼び出し中……
「んで?大事な話ってなんぞや?」←連れてこられた。
おもちゃを無理やり屋上に連れこみ先程適当に考えたドッキリを仕掛ける。
「ああ、実はな……」
「おう。」
「美竹の''浮気現場''を目撃しました!」
「何言ってんだこいつら。」
「これが証拠の写真です」(バリバリの合成写真)
先程作った写真を蓮の目の前まで持っていく。ちなみに制作時間は3分。
「……。」
「な?長身のイケメン男子と楽しそうに歩いてるだろ?」
「……ふーん、そう。」
だんだんと不安な表情になっていく蓮をみて面白がる。が……
カチカチカチ、スッ
2人の説明を聞いた瞬間、真顔でおもむろに''カッターナイフ''を取りだし、めいっぱい刃を出して自身の首に当てる。そしてその手を勢いよく……
「いやまてまてまてまて!!!!!?」
「お前何考えてんだ!!!!?」
全力でカッターナイフを持ってる手を押さえ込む2人。
「……え、え?だって…、俺本当は嫌われてたんだろ…??り、リセマラしなきゃ……、はは、はははは」カタカタカタカ
着信が来たスマホ並に震えるターゲット。
「人生にリセマラ機能は存在しない!目を覚ませ!て言うかそのカッターどっから出した!?」
「ふざけるな、ふざけるなぁ!ばかやろおおお!!!うあああああああああああああ!!!!」ジタバタ
「落ち着けこのやろぉ!」
「ドッキリだから!!これただのドッキリだから!!?ごめんね嘘ついて!!」
「ほら!この写真もただの合成だから!!俺達が悪かったからその手に持っている凶器をおさめてくれ!!」
「なんだ〜ドッキリかよwwびっくりさせやがって〜wwあれ?なんで俺カッターナイフなんて握ってんの、怖〜いwww(^^)」ポイッ
はやい、ドッキリと知ってから気持ちの切り替えと凶器を捨てる速度が早すぎる。と言うか凶器については記憶がない、、
((もうこいつにはドッキリとかするのやめよ……。何するか分かったもんじゃない…。))ゼェゼェ
あらためて蓮のやばさを知る2人であった。
――LINEスルーカップル――
「2人ともっ!!」
「ん?」
「え、何ひまり…」
今日はAfterglow+俺で出かけるため羽沢の店に集合したのだが、俺と蘭が到着するとご機嫌ななめの上原が待ち構えていた。
「なんでLINE返してくれないの!」
「LINE?」
「そうだよ!既読も付けないでスルーなんておかしいでしょ!ちゃんと返信してよ!」
どうやら上原からのLINEに返信をしなかったことで怒っているらしい。
「特に蘭には何回も確認のLINE送ってるんだよ!」
「え、うそ…。あ、ほんとだ…。」
「どれどれ…。」
横から蘭のスマホを覗くと確かに何件ものLINEが上原から来ていた。
「……全然気づかなかった…」
「いや、さすがにこれはやべぇだろ…」
こんなに来てたら俺でも気づくぞ
「いや、今蓮君''やべぇ''って言ったよね?」
「………言ってないです。」
「言ってたじゃ〜ん」
「いってない、言ってないです。」
「見苦しいぞ、蓮。」
「''やべぇ''って言ったことは返信をしない事がやばいって言うことだよね!?」
「いやいやいや違う違うw」
「れー君何が違うの〜?」
青葉達が噛み付いてきたので説明をする。
「いいか?返信をしない事は悪くない!仲がいい友達に返信をしないのがやばいってこと!」
「あ、てことはれー君が返信をしないって言うことは仲良くないって思ってるからなんだ〜??」
「ちょっと、まてまてまてまてw語弊が、、」
「え、蓮君そういうことだったの…?」
上原が露骨にショックを受けた表情に……
「え、て事はこの前あたしのLINE無視してたのって、、やっぱり嫌いだったからなの…?」
※『第1回ゲーム大会』参照
蘭まで…!
「ちゃうちゃうちゃうwwやめろそんな顔するな!俺が言いたいのは『仲が良くないなら返信を返さないっていう手段もあるよ』って言う事よ。俺はちゃんと返信するけどね?」
「え?言ったね?蓮君?」
「………いや……言ってないよ??」
「…じゃあ今蓮は何を喋ったの?」
wwwwwwwwwww
「言ってないなら今何を話してたの?蓮は、」ジトー
「……あははは……、蓮君、さすがにちょっと…」
やめろ、そんな目で見るな。
「まあまあ、と言うかさっきから上原の『言ったね?』ってなんなの?ちなみに」
「いや、蓮がLINE返してないってことなんじゃない?」
「そう!」
「え?俺にも時間の確認のLINE来てたの?」
「違うよ!『この前貸した少女マンガ読んだ?』って昨日の夜送ったよ!」
思ってたより軽い内容じゃねぇかよ!!
「……いやこんっっっなもんは返さなくて良いんだよ!!」
「あ、とうとう開き直った〜。」
「いやいやそれは…「これを返そうが、返さまいが!俺の生きて行く道の小石でしかないからこんなものは!!」ええー!傷ついたんだけどー!?」
「え?蓮、これでもしひまりがその日の夜気になって寝れなくなってたらどうしてたの??」
「そーだそーだ!蘭もっと言ってやれー!」
「いやいやいやwおやすみ出来なかったらそれはもう上原の問題だろwほんとに寝れなかったらお医者さんにでも行ってきてくれ!」
「……えぇひまり、蓮が病院行けだってさ、」
「ウワアアアアアアア( ;ᯅ; )」
うるせえぞぉ!泣き声をあげるなぁ!!
「…………まぁでもそれは確かに小石だよね。」
「ええっ!?蘭!!???嘘でしょ!?!?」
ここでまさかの蘭が裏切る。これは俺も予想外ww
「うん。確認のLINEぐらい軽いかなって…。」
……まてこいつ、、俺の言い分に紛れて自分も逃れようとしてるだけなのでは?
「いや待て待て蘭、''時間の確認のLINE''は''大石''よ?無視できないからな??」
そうはさせまいと妨害に出る。
「…いやいや、蓮の''少女マンガ読んだ?''の方が大きいよ?」
負けじと蘭も反撃してくる。だがその言い分はだいぶ無理があると思うが…
「いや、やばwやばw明らかに確認のLINEの方だろ大石はw」
「そんな事ない、蓮の方が大きい。」
「いやいや少女マンガなんてもんはなぁ――」
「確認のLINEだって――」
「「ギャーギャーギャーギャーギャーギャー!!」」
何故か言い合いがエスカレートしてしまうLINE無視カップル。
「あーもう分かったから! もうやめて!2人の言い分はもう分かったからケンカしないで…!」
それに上原が間に入ってくる。
「もう分かったって…!2人は何も返さなくて良いから…もういいやめてぇ!もう2人には何も送らないし返信なんていらないもん、、、2人には何も送らない、、、、」
「「それが良いよ。」」
「ええええ!そんなぁ!!ちょ、ちょっと止めてよォ!『送っても良いよ』って言ってよぉ!」
お言葉に甘えさせてもらうわ(^^♪
「ひーちゃんどんま〜い。」
「蘭ちゃんがどんどん蓮君に影響されていってるような…。」
「主に悪い方向だけどな……。」
※なんだかだありましたが出かけたあとちゃんと返信しました。
たまにはこんなダラダラした感じのやつをね、、、