最近美竹の様子がおかしい気がする。授業中もなんかぼーっとしてるし、サボる回数も前より増えた。と言うか現在進行形でサボってるわけだが…
「それじゃ、今日はここまで。お前らノートしっかり写せよー。」
本日最後の授業が終わった。
「すげぇな美竹のやつ、午後の授業全部ぶっちしやがった。」
そんなことを呟きながら帰る準備をしていると、
「……」
当の本人が帰ってきた。何食わぬ顔で。まじで何があったんだよ…
そんで2時間もどこにいたんだよ。
「お前もよくサボるよなァ。」
「…別にいいでしょ。」
「あそー、ほい、これ」
「?なんでノートなんか渡すの?」
「いや、なに?さっきの授業で期末の前にノート集めるって言われてな、そんで美竹は授業サボってたから必要だと思ってだな…」
これでいらないとか言われたら俺も明日から授業サボろっかな。
「……ありがと、」
なんとか受け取って貰えたな、変な間が少しあったけども
「おう、まぁあれだ、そっちにも色々あるんだろうけどなるべく授業は参加してくれ。」
「…うん」
「おーけ、そんじゃまた明日な〜」
そう言い残し教室を後にした。
「お〜、れー君ではないか〜。」
突然声をかけられ振り向くと青葉がいた。
「なんだ青葉か。どした?」
「ちょっと聞きたい事があって〜、午後の授業って蘭教室にいた〜?」
「いや、2時間ぶっちしてどっか行ってたけど?」
「あ〜、やっぱりか〜」
「最近様子がおかしいけどなんかあったのか?」
「ま〜色々あるのだよ〜」
「あいつ2時間もどこで何をしてるのやら…」
「あ〜蘭はサボる時は屋上に行くんだよ〜。」
本当に大丈夫なのか?なんか心配になってきた…
「れー君はこの後バイト〜?」
「今日と明日は休みだな、家でのんびりしてるよ。そっちは今日練習?」
「そ〜、今からあるよ〜」
「そーかい、んじゃ頑張れよ〜」
「う〜ん。またね〜」
青葉ともわかれ、学校を後にし帰路にたった。
翌日…
「おっす〜、なぁ蓮聞いたか?」
学校に到着した瞬間唐突に佐藤に話しかけられた。
「いや、びっくりしたなぁ…なにを?」
「昨日生徒会の人が倒れて救急車で運ばれたって話。」
いや思ってたよりスケールでかくて草。
「まじかよ…昨日は終わり次第速攻で帰ったから知らなかったわ。」
俺がゲームしてる間にそんな事があったとは…
「蓮も気をつけろよ〜?」
「いや俺は倒れるほど無理はしないからな?」
「お前の場合ゲームは例外だろ?」
…当たってやがる。
教室に入ると既に美竹は席に座っていた。
「おっす」
とりあえずあいさつをして席に座る。
「…おはよ、」
なんか昨日より元気なさそうなんだけど…なに?友達でも倒れたの?
「そ、そういや昨日生徒会の人が倒れたの知ってるか?」
「うん、大丈夫かな…つぐみ…」
ん?
「え?昨日倒れたのって、、もしかして羽沢なのか?」
「うん、昨日巴から連絡あって…」
「ま、まじかよ。」
本当に友達倒れてたんだけど!本当にこいつら大丈夫なのかよ!?てかこの空気どうすりゃいんだよ!?
こうして世界一気まずい中、今日と言う学校生活がスタートした。
そして現在昼休み
「はぁーー(クソデカため息)」
「えっ、元気なっ、どした?」
「珍しいな蓮。また爆死か?」
例の如く鈴木と佐藤で昼食をとっていた。
「別に爆死じゃねぇよ、まぁちょっとなぁ」
「悩みか?」
「どうせ美竹の事だろ」
なんでわかんだよ。
「そーいや美竹って最近結構授業サボってるよなー?」
「あー、なんかバンドの件で色々トラブってんじゃないのかって思っててな…」
「何でトラブってるのかは分かんないのか?」
「まぁそこは聞いてないから分かんないな、、」
「いやなんで聞いてねーんだよ、お前ら結構仲良さげじゃん」
「待て待て、蓮のことだ、どうせ聞く勇気なくて聞けなかったんだろ。」
友人達が最近心見透かしてきて怖い。
「とりあえずそこは思い切って聞くべきだと思うぞ俺は。」
「いや、俺が聞いても何か出来るわけじゃないし…」
「でも気になんだろ?心配なんだろ?」
「ま、まぁ…」
「じゃあ聞いて来い!このたこすけが!!」
「ま、たまには当たって砕けて氏ね。」
「いや、氏なねーから、はぁーー分かったよ、聞いてくるよ!(ヤケクソ)」
「それで良んだよ、おっ、そろそろ休み終わるぞ。」
「そんじゃ教室戻るか。」
なんだかんだ悩んでいたが2人の後押もあったし、放課後にでも聞いてみるか、
放課後…
話を聞こうと美竹を探しているが中々見つからない。
「そういや昨日青葉が屋上がどうのこうの言ってたような?」
青葉の言葉を思い出し、屋上へ向かうとそこには美竹の姿が
「え?どうしたの渡辺?」
「いや別に、ちょっと野暮用。」
夕焼け見てたのか…そういや美竹好きだったもんな。
「野暮用って?」
「あー、その、最近美竹の様子がおかしいからなんかあったのかなぁと思って…」
「……」
「バンドの事でなんかあったのか?」
「…別に、渡辺には関係ないでしょ。」
うん、俺もそう言われると思ってました。どうしましょ…
「…関係ない事もないだろ、その…美竹達とはそれなりに仲良くなったと思ってるし…」
これで『え?』見たいな顔されたら無言で飛び降りる自信あるわ
「…」
うつむいて何も言わなくなったんじゃが…
「俺としても美竹達のバンドは好きだから少しでも力になりたいっつーか…」
「……」
こりゃ無理っぽいな…
「…少し長くなるけど、いい?」
「!?、、お、おう、大丈夫だ。」
無理かと諦めていたが話してくれる気になったらしい。いったい美竹達に何があったんだ?