迫真ロドス部   作:とんとなま

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上級エリート6回目が来たので初投稿です。


Rhodes is Black

"天災"

 

これはこの地球そっくりな惑星の大陸「テラ」で頻発する超大規模な自然災害の総称なんだよね。

因みに天災の頻度は大体30分で5万!(超誇張)

なんかよくわからないくらい高頻度で発生するからさ、この世界に生きる人類種「先民」は都市を丸ごと移動させるトンデモ技術を獲得するに至ってんだよね。良い技術力してんねえ!

これも全部このテラにおける主要鉱物「源石」とかいう万能資源のお陰なんだけど、世の中うまいだけの話なんてないから気をつけてくれよ!

なんたってこの源石くんは触れると致死率100%とかいう「鉱石病」に感染するわけで、身体が徐々に結晶化、あげくの果てに新たな感染源になっちゃうんだよね。

この鉱石病の感染者達はこの世界において厄介者でさ、強制労働どころかそもそも人間扱いすらされないほどの迫害祭りが世界規模で行われてんだよね。

そんなもう滅ぶべきなんじゃねえかという末期世界なんだけどさ、俺はこういう世界でも必死に生きようとしてる奴らが大好きなんだよね。

じゃあ大まかな世界観の説明はここまでにしといてさ、俺は日課のテラの観察に戻るんではいじゃあよろしくぅ!

 

 

ロドス・アイランド製薬 PM17:00

 

「ぬわぁぁぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉぉぉん!!!」

 

悲鳴とも怒号とも言える叫びが木霊する。

同時に何処ぞの調教師が冷蔵庫を思いっきり閉めた時みたいなバァン!という衝撃音、そして宙を舞う書類の山。

おおよそ1日2日では捌き切れないであろう紙の群れに埋もれるのは、種族、経歴等あらゆるものが不詳の謎の人物。

ここロドスではbeastと名乗る、見てるだけで不快な気分になってくる謎の存在感に無駄に屈強な身体をした男は見るからに不満気である。

 

「チカレタ...」

 

そんなbeastに同調する様に小さく呟いたのは同じく種族も経歴も不詳の男、Piplup。

beast程ではないがそれなりに鍛えられた身体と坊主頭が特徴である。一応この場にいる面子の中では最も年長なのだが妙に頼り気のない顔をした男である。実際基本的に他人に便乗ばっかしてるからね、しょうがないね。なんか知らないがペンギンが好きらしい。

 

「こうなってるのも先輩達が原因なんですからしっかりしてくださいよ・・・」

 

そんなクッソ頼りねえ2人を諌めたのはKMR。

他2人と異なり本名をアルファベットに変換した、とある界隈でTDN表記とか言われている方法でコードネームにしているとかなんとか。なお読みはキムラである。3人の中では唯一出身がはっきりしている人物でもある。なお経歴は・・・ナオキです(意味不明)。

なにかと冷たい目を向けられる3人の中でも、一応最もまともと言う評価を受けている人物でもある。

 

行き倒れていた3人がロドスもといロドス・アイランド製薬に偶然救出、その後加入して早2年。

無駄に戦闘力が高いのと本人たちからの希望もあって前線オペレーターとして従事し、優秀な成績を収めているが、残念ながら周囲の評価はあまり宜しいものではない。

本人達は至って普通に仕事をしているし、人助けも進んで行うのだが、彼らを見ると一定の割合の人間が謎の不快感に襲われる厄介な性質?を持ち、謎の宗教「GO教」を信奉しているとかで冷たく扱われてしまうのである。

そんな彼らが何故ロドスに救出されることが出来たのかはロドス内でも最大の謎(誇張)とされている。ロドスは屑、はっきりわかんだね。

 

ある日、薬キメて72時間ぶっ通しでオペに参加したり脊髄からよくわからない生物が飛び出すようなキチガイ猫耳女医師に業務の改善を申し入れた際、beastとPiplupがちょっとした悪態を突いたのが運の尽き。

ただでさえ多忙でピリピリしている現在のロドスで、その言動が齎した結果は彼らにとって2週間くらいの後悔と言っても差し支えはないであろう。

結局それから現在に至るまで、膨大な書類に埋もれ缶詰状態である。

それどころかチェルノボーグでの一件と我らがドクターの帰還(なお記憶喪失)の後、何故か日を跨ぐ毎に人が増えるわ増えるわで書類は増える一方で最早地獄絵図である。誰だよ公開求人しまくってる奴。

ドクター救出作戦で殉職した同輩達の死を悼む暇すらない状況に、多忙過ぎてとっくの2日くらい前の昔に限界を超えている彼らの精神的余裕は、最早そこら辺にいるノミ程度しかなかった。

 

「つってもよぉKMRァ、ちょっとくらい休みくださいって言っただけなのに冷たくあしらわれたんだぞ?文句の一つくらい言ってもバチ当たらないよなぁ?」

 

「そうだよ(便乗)」

 

「でもケルシー先生も他の皆さんも大変な状況ですし・・・」

 

「あーダメダメ。あんなネコ耳婆さんのせいで5日もこんな書類と睨めっこしてたら頭おかしくなるってはっきりわかんだね。

多忙すぎてお祈りの時間もとれないってこれじゃGO信者失格だよ。KMRはちょっと人が良すぎんだよね。そんなんじゃ社畜になっちゃうやばいやばい・・・」

 

「そうだよ(便乗)。KMRが真面目なのは美点だけど真面目すぎたら身体も心もガバガバになっちゃうゾ。GO様みたいに人にビール買ってきてもらうくらいの精神的余裕は持つよう心がけるべきだゾ」

 

「いやそんな事言われても・・・。それに仕事なんですからGO様もお祈り出来ない事くらい「大丈夫だって安心しろよぉ〜(超寛容)」って許してくれますよ」

 

「まあそうかもしれないけどさぁ・・・。でもやっぱ少しくらい休んでも良いと思うんだよなぁ」

 

「皆さん、まだ休んじゃダメですよ」

 

唐突に、幼さの残る少女の声が聴こえた。

 

「ファッ!?」

 

「ゾ!?」

 

「あ、CEO。お疲れ様です」

 

「お疲れ様ですKMRさん。あとbeastさんとPiplupさんはケルシー先生の事でお話があるのでそのつもりで」

 

(良かった。僕は目をつけられてない・・・)

 

いつからそこにいたのか、小柄なうさ耳少女がこちらを見ていた。

間違いなく彼女である。ロドスが誇る悪鬼羅刹(アーミヤCEO)だ。

 

「お、オッスオッスアーミヤCEO。相変わらずロバみたいな耳・・・」

 

「ウサギです」

 

「ヒェッ...」

 

「怖いゾ・・・」

 

恐ろしく早い反論、誰でも聴き逃さないね。

一瞬表出した、暗いどころかもはや深淵とも言える闇を孕んだこちらを射殺さんとする視線に心臓を鷲掴みというか握り潰される錯覚を覚える。

可愛らしい顔をしているが、そのうちこのウサギは視線だけで連なる強敵を殺しまわるであろう。魔王だろ?魔王なんだろお前?

お前の攻撃系アーツ、シャ○ーボールみたいだって言われてんぞ。

 

「またサボろうとしたんですか?急ぎの書類も多いんですから気を抜かないでくださいね?」

 

「い、いやぁ別にサボろうとかは考えてないんすよ?単に少し疲れたなあって」

 

「そうだよ(便乗)。ちょっと忙しくてGO様へのお祈りが出来ないなぁって話してただけゾ。なんにもやましい事はしてないゾ」

 

「beastさんはケルシー先生をネコ耳婆さん呼び、Piplupさんはそれに同調してましたよね?」

 

「ヌッ!(致命の一撃)」

 

「ま、待ってほしいゾ!?俺はKMRが社畜になっちゃうって所に同意しただけでケルシー先生の事を悪く言うつもりはかけらもないゾ!そんなこと考えてるのはbeastだけだゾ!」

 

さっきの暗い目とは違う、侮蔑を含んだ目を向けられた。

 

「最初から聞いてましたし、実は少し"覗いた"んです。Piplupさん、内心ケルシー先生に悪態ついてましたよね?(迫真読心術)」

 

「あっ、そっかぁ・・・(諦め)」

 

「もう駄目みたいですね・・・(死刑囚)」

 

「なんというか、馬鹿な先輩ですみません・・・」

 

「KMRさんは引き続き仕事を進めてください。今日は夕食の時間になったら切り上げてもらって良いですから。それでは他の2人は一緒に来てもらいますね?」

 

魔王に連行されるbeastとPiplupを視界の端に映しながら、KMRは黙々と書類に目を通し始めた。

 




アークナイツはホモが多いから淫夢混ぜても特に問題ないと思うんですよね。お前どう?
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