猫と薬屋   作:夢空

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今回はちょっとした小話的なものです。
一切会話はありません。
時期的には猫猫が梨花妃を治療しに行っている間の出来事で。
簡単にすごした日の事を書いてみました。
正直内容についてはあまり深く考えずに書いたのでもしかしたら変な所とかあるかもと思いながら書きました。
それでもいい方は楽しんでいただけたらと思っています。



猫と翡翠宮

猫猫(マオマオ)が帝の命で梨花妃(リファひ)という上級妃の容体を診に行ってから幾日か経過したころ。

どうやら妃の容体が悪かった原因は梨花妃の侍女の一人が禁止された白粉を使っていたことらしい。

その事を伝えに来た壬氏(ジンシ)どのは、女とは本当に恐ろしいと感じた出来事があったそうだ。

猫猫はもうしばらく治療のため向こうに残るだろうし、自分はできる事も無いので彼女が治療を終えて戻るまで翡翠宮(ひすいきゅう)にて過ごすことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

特に何かやりたい事も無い今日この頃、自分は今玉葉妃(ギョクヨウひ)どのに見守られながらこちらに興味を示しているらしい鈴麗(リンリー)公主(ひめ)の相手をしている。

こちらが手を伸ばせば掴む事ができそうなほど近くで尻尾を揺らしているとそれを捕まえようとして手を伸ばしてくるのでつかまれそうになったら尻尾を離したり時にはわざと尻尾を掴ませたりといった事をしている。

尻尾を掴まれた後は前足で尻尾を掴んでいる手を軽く叩くと鈴麗公主も尻尾を放してくれるので自分も安心して相手をすることができる。

過去に他の猫から聞いた話では掴まれた尻尾を強く引っ張られたりした事があるらしくとても大変だったと聞いた事があった為に心配していたが特にそんな事も無く安心していられる。

その様子を見守っている玉葉妃どのは楽し気に微笑みながらこちらを見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

その後、鈴麗公主は疲れたのか眠ってしまったので自分はその場を離れ他の所の様子を見に行く事にした。

玉葉妃どののいる部屋を出て歩き回っていると、どうやら休憩中らしくお茶を飲みながらあれこれ話をしている侍女の三人、桜花(インファ)どの貴園(グイエン)どの愛藍(アイラン)どの達を見かけた。

話している内容は後宮内での噂や将来の事などについてらしくとても賑やかだった。

そんな風に思いながら見ているとどうやらこちらに気づいたらしく話をしていた三人の内の貴園どのが自分のもとに来た後に抱え上げ二人のもとへ戻って行った。

その後、三人から猫猫の過去についての話を聞かされ自分の知っている内容と全く違う事についてよくそんな風に想像できるなと呆れたりもしながらも後宮内での噂などを聞いて過ごしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

少しした後、仕事をするする時間らしく紅娘(ホンニャン)どのが三人を呼びに来たので自分は仕事の邪魔にならない様にその場を離れた。

自分は未だ後宮内の事について知らないので下手に動き回らない様にしている為あまり翡翠宮から離れないようにしている。

侍女の四人はどうやら掃除をしているらしいので自分は庭に出て過ごすことにした。

庭には日当たりのいい場所もある為自分はよくここで昼寝をしている。

だが今日はどうやら暇なのか壬氏どのがこちらに来ていた様で自分を見かけるとこちらに向かってきた。

どうにも壬氏どのは自分が猫猫と意思の疎通ができる事について気になっているのか今まで何度かこちらの意思を読み解けないかと探りながら会話をしてきた。

まあ、何度やっても理由なんて分からない事を調べるのも時間の無駄だと思い調べる事すらしていないのに簡単に意思の疎通ができるようになるなら苦労はしないのだが。

その様子を傍で見ている高順(ガオシュン)どのは猫猫の様子を話してくれたりするのでありがたいのだが。

その後、何時も通りにどこか残念そうにしながら何処かへと向かって行く二人の背を見送り自分は昼寝をしてすごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼寝を終えて玉葉妃どのの所へ行くと、どうやら帝どのが来ていたらしく鈴麗公主の事を愛おしそうに抱きかかえていた。

自分の事は既に知っている為、特にこれといった反応も無い。

ただ鈴麗公主は自分が来た事に気づくと遊び相手になってほしいのかこちらに手を伸ばしてきた。

その様子を見ていた玉葉妃どのと帝どのの二人も自分の事を見てきたので自分は鈴麗公主の元へ行きその後遊び相手になってすごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

帝どのも公務に戻り少し時間がたった後夕餉(ゆうげ)も終えて少しした後、どうやら鈴麗公主は自分に抱き着いたまま眠りについてしまったようで自分はどうすればいいのかと悩んでいると玉葉妃どのが自分ごと鈴麗公主を寝台へと運びこんだ。

どうやら抱き枕になってやればいいのだろうかと玉葉妃どのを見つめると少し申し訳なさそうに自分を見てきたので仕方がないなと思いながらも眠りにつくことにした。

 

 

 




正直看病している間の事は一気に飛ばそうかなとも思いましたがそれだと何かすっきりしないなと思ったので今回の小話的なのができました。
次は看病を終えた辺りから始めたいと思っています。
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