五等分の花嫁と七色の奇術師(マジシャン)   作:葉陽

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 どうやら私の作品は好き嫌いが激しいみたいですね。まぁ、書きたいように書くんですけどね。いざとなったら削除してしまえばいいんですし…………。そしたら違うの書こ。




 私の考えは置いといて、では短いですがどうぞ。


第14話 今日はお休み ④

~オリ主サイド~

 

「遅い……」

 

 そう溢した三玖の言葉に頷く。

 

「五月を追いかけに行ったきり何してんだ? どこかで油売ってんのかな」

 

 早く帰って来てくんないかな。この微妙な空気を何とかしてほしい。

 

 三玖が窓を鏡代わりに髪の毛を結っている。

 

「髪型変えるの?」

 

「うん。……これでよし」

 

 慣れた手つきでいつもの髪型から団子の髪型にした三玖。

 

「おー! 前から見ると一花そっくりだね! 上杉にも見せてあげないとね!」

 

「……うん」

 

「……ちょっと何か買ってくるからここで待ってて。」

 

 気の利いた言葉が出なかったなーと思いながら人混みに紛れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー………

 

 

 

 

 

 

 

~上杉サイド~

 

 

「フータロー君はなんのために勉強してるの?」

 

 一花の問いかけに髪を腰まで伸ばした少女の姿が脳裏を横切る。

 

 

 

 なんのため―――

 

 

 

「それは……「一花ちゃん見つけた!」」

 

 言いかけた言葉を髭の生えたおっさんが遮る。

 

 ついにばれてしまったと焦る一花と上杉。

 

「しまっ……」

 

 なんとか自分の体で一花を覆い隠し、ばれないようにするが一向におっさんが来る気配がない。不思議に思っていると、

 

 

「こんなところで何やってんの。言い訳は後で聞く。速く走って!」

 

 おっさんが引っ張ている人物を見ると先ほど白羽に頼んだはずの三玖がいた。

 

 

 

 

 

 

 ちなみにその頃の雪斗は、腕にいくつもの食べ物を抱え、三玖と別れた場所に戻ってきていた。

 

 

 

 「アレ? 三玖がいなくなってる。んーとりあえず…………探そ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー………

 

 

 

場面は再び上杉たちのところに、

 

 

「三玖!? もしかして私と間違えて……」

 

(いつもの髪型じゃなくてお団子にしてたからかな)

 

「とにかく追うぞ!」

 

 潜んでいた路地から飛び出し、三玖を追いかけ始める。

 

 

 

 

 

「お前……なんで仕事を抜け出してきたんだよ」

 

「……言いたくない。どうやらフータロー君とは友達じゃないらしいし」

 

 上杉の質問に”否”の答えを出す一花。

 

「うっそうは言ったが……」

 

(なんでそんなことを聞いてんだ俺……こいつらが何をしてようが俺には関係ない。関係ないんだ!)

 

 関係ないと答えを出す上杉だが、脳裏に浮かんだ三玖、五月、おっさんの言葉がその答えに待ったを出す。

 

 

『なんでもない』『私に聞かずともあなたはその答えを既に持ってるじゃないですか』『一花ちゃんとどういう関係?』

 

 まだ悩みながらもガシッと三玖の手を取り、おっさんから取り返す。

 

「……っ、君は……なんだ君は……君はその子のなんなんだ!?」

 

「俺は……」

 

 この関係を友達とは言えないがしっくりくる言葉がある。

 

「俺はこいつの……こいつらのパートナーだ。返してもらいたい」

 

「な、何をわけのわからないことを!」

 

「よく見てくれ! こいつは一花じゃない!」

 

「その顔は見間違えようがない! さあ早く……うちの大切な若手女優を放しなさい!」

 

 おっさんの言葉で思考が停止する上杉。

 

「わかてじょゆう……え……カメラで撮る仕事って……そっち?」

 

 固まった空気を切り裂いたのは三玖を探していた雪斗の声。

 

「おーーい! やっと見つけた! …………ふぅ、え、なにこれ? 修羅場?」

 

 

 

 花火大会終了まで残り00:15:59

 




 どうやったら一話の文字数を増やせるのでしょうか。甚だ疑問です。

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