*ボーナスを入れ忘れたので修正しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
第4章
ーゴーストハントー
第4話
ー初心者悪魔使いー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
*********
○とある森の中○
人の気配がない森の中、小学生2人はいた。その2人は俺と礼子であった。今日は前に約束した悪魔召喚プログラムの契約に来たのだ。
「で、悪魔召喚プログラムの契約についてだが…」
今更だが説明しよう。悪魔召喚プログラムとはその名前の通り、悪魔と契約して使役するためのケータイインストール型のアプリである。
とても便利かつ強力なアプリではあるが、俺を介して入手する場合は少々登録方法が異なる。その理由はゲームとアニメの設定の違いである。
アニメ版のデビルサバイバー2では不要であったが、ゲーム版だと悪魔と契約するには最初のみ自力にて悪魔を打ち倒して屈服させる必要がある。
そして、俺の使う他人に渡せる悪魔召喚プログラムは、ゲーム版であり使うには悪魔を打ち倒して初期設定を完了させる必要がある。
「俺の場合と違って、最初に呼び出される悪魔は呼び出した人間と相性のいい悪魔が呼び出される。それをお前が倒さねばならない」
「私自身が倒す必要があるの?」
「ああ、それは大丈夫だ。パーティー設定していれば俺が倒しても問題ないが…悪いが戦闘には参加してもらわないといかん」
「…わかったわ」
動きやすいジャージ姿の礼子が、アップを始める。
「それと、悪魔召喚プログラムを無事に登録できたとしてもシステム的に俺への攻撃は不可能だし、使役できる悪魔のレベルも決まってるから気をつけろよ」
「問題ないわ」
俺は礼子にケータイを渡す。そのケータイは礼子の持ち物である。
「アプリはインストールしてある。武器はいるか?」
「淑女を守るは紳士の嗜みではないの?」
「この俺に紳士さを求められても困るな。まぁ今度紳士の本場英国に行くから、学んでくるさ」
「教師役の英国紳士に期待ね」
俺と礼子が肩をすくめる。
「んじゃ、仕事を始めるとしよう」
「起動するわ」
悪魔召喚プログラムが起動する。青い光が集まり、1体の悪魔となる。
「…【魔獣:カブソ】か。下級悪魔の中だと攻撃魔法スキルに特化したタイプだな」
「これってランダムなの?」
「ああ、本人の特性に近いのが召喚される…が」
俺は風の精霊に命じて、風の刃を放つ。特に技名もない基本的技ではあるが、威力は問題ない。証拠にカブソの体が真っ二つになり、光となって消えていく。
「ま、こんなもんか」
「…データ修理中って」
「そのレベルなら30分もあれば修復は終わる」
俺は肩をコキリと鳴らす。全くもって簡単な仕事だ。
「あっけない…」
「そんなもんだよ」
俺は腰掛けるのにちょうどいい岩に腰掛けると、その岩の上に置いておいたバックから昼食用のサンドイッチを取り出す。
「よかったら食うか?母親が多く作りすぎちまってな」
「…そうね。1ついただくわ」
俺達はサンドイッチを食べる。
「…そういえば、イギリスにも我々の同胞がいるらしいわ」
「転生者が?」
俺は眉を顰める。小説などのテンプレートでは日本人転生者ばかりだが…なるほど、確かに異国の転生者がいてもおかしくないが、宗教的に転生のシステムはいいのだろうか?
「前世は日本人らしいわ。おまけに、あなたと同じくいくつかの原作を乗り越えた多重特典保有者よ。それに結構いい生まれみたい」
「ほほーん。ってことは今回の英国行きはその同胞からの依頼かもな」
「彼からの依頼?」
「ああ、そうだ」
実は俺が英国に行くのは、ラクーンシティで知り合った転生者を介して来た依頼をこなすためだ。
報酬はなんと5000万円。さらに支払いが£になるせいか、追加で色々と都合してくれるらしい。多少暴れる必要があるとしても、悪くない依頼だ。
依頼内容は英国入りしてからという事だったが、どうやら依頼主はその転生者で間違いなさそうだ。
「すっかり、彼の使いっ走りね」
「知り合いの同胞ぐらいは大切にしたいからな。それにあいつには組織のトップとして頑張ってもらわにゃいかんからな。このくらいの手助けはするさ。
ーーーそれになにより、我が家は今物入りなんだよ」
「両親の稼ぎなら問題なさそうだけど?」
「…例のデータは確認させてもらった」
「成る程、後の問題ね」
この前の依頼の報酬でもらった情報には、我が父親が主人公の原作【風の聖痕】のデータが記載されていた。
それによりと、まだまだこの先我が家には危険があるようだ。ここでかけられる保険はかけておきたいのが本音である。それは金という分かりやすいチカラも含んでいる。
金は相手を買収するのも、武力として傭兵を雇うのもアリだ。使いやすい武器だ。
「武力に金に人員…未だに必要なものは多い。さらに言えばこの先どんな原作が待ち受けているか分からない」
「ーーー"汝、平和のために備えよ"ね。分かったわ。私も組織と同胞のために危険そうな情報は集めておくわ」
「ついでに今のところ何かあるか?」
「そうね…」
礼子は少し考え込む。
「例えばあなたを探し回っているローマ・カトリック教会の最高戦力なんてどうかしら?」
「すんげー気になる」
「いいわ、今日のお礼にサービスするわ」
礼子が少し記憶を思い出すような仕草をする。
「ローマ・カトリック教会には、バチカンには秘密武装組織【バチカン法王庁特務局第13課:イスカリオテ】と呼ばれる武装神父部隊が存在するわ」
「現代の僧兵ってところか?」
「ええ、そして彼らは化け物退治もするわ。その中でもとびきりなのが、武装神父【アレクサンド・アンドルセン】…異名として【聖堂騎士】【殺し屋】【銃剣】【首斬判事】【天使の塵】とも呼ばれている男よ」
「ほう?化け物退治するのか。なら気が合わなくもなさそうだな」
「やめた方がいいわ。彼は間違いなく狂信的なキリスト教徒。平時は優しい孤児院の経営者だけど、異教徒とプロテスタントには撃滅をも辞さない過激派よ」
「なら無理だな」
俺キリスト教の信者ですらないし。
「ついでに、最近イギリスでの目撃が多いらしいから気をつけることね」
「生身の人間なんだろ?問題ないさ」
「彼は生身ではないわよ。バチカンによって改造された強化改造人間よ」
「ほーん」
どちらにしろ今の技術レベルの改造なら問題ないだろう。流石に核ミサイルを発射するとかなら別だが。
「あと、イギリス含めた欧州で吸血鬼事件が多発してるらしいわ」
「え?なんかきな臭い超えて焦げ臭くない?」
「ええ、正直に言ってその依頼、絶対裏あるわよ」
「えー…もう飛行機のチケットも取ったんだが…」
サンドイッチを食べ終えた俺は礼子に声をかける。
「まあ、なるようになるさ。それよりもそろそろ帰るか?今なら寄り道くらいなら無料で送るぞ」
「家の近くのスーパーまでお願い。帰りに醤油を買わないといけないのよ」
「小学生低学年の少女1人でか?不用心だな」
「…家族に私の秘密を話したから。妹はともかくとして、親は私の精神年齢を知ってるわ」
「ほう、話したのか」
俺は驚く。前の電話の時は絶対に話さなそうだったのに。
「ええ、あなたの話を聞いて、少し信じてみようと思ったの。結果は受け入れてもらえたわ」
礼子が肩をすくめる。
「おめでとう…と言うべきかな?」
「まだ妹に言わないといけないけどね。祝福でいいと思うわ」
礼子は柔らかな笑みを浮かべていた。
ーーーこの1週間後。俺は英国のロンドンへと飛んだ。
*********
******
***
ーーーストーリー【ゴーストハント】クリアを確*。
ーーーストーリー**アを確認。クリアボーナスの付与を決定。
ーーー転生者ノ魂のデータよりクリアボーナスを策定…完了。
ーーークリアボーナス【龍脈の使用権利】を付与開始…完了。
ーーーそれでは、良イ人生を。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
エンド
ーーーーーーーーーーーーーーーーー