平成の転生者(改訂版)   作:初任者

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や、やっと書けました。


・第3話 ーマッハ帰宅ー

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第5章

ーHELLSINGー

第3話

ーマッハ帰宅ー

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*********

○ロンドン○

 

 

「いや、あれ完全に帰る空気だったろ。何で翌日になっても未だにロンドンに留まらせられてるんだ俺は?」

 

 

未だに火が燻っているロンドンの街の中。俺は無事…とは言い難い建物の上で、地面を見ながら口をつぶやく。

 

 

「当たり前でしょ。貴方の能力を使えば、復興作業が早くなるんだから」

 

 

護衛連れのヴィリアンが、俺の隣でしたり顔で答える。

 

 

「金を出せば済むって問題じゃねぇぞ‼︎ 俺はどちらかと言えばだな‼︎」

「いいからやる。母上からお金は出てるんだから」

「…ちっ、覚えてろよ」

 

 

俺は水の精霊をかき集め、さらに風の精霊が起こした風に走らせる。まるで空中を水が走るかのように水が燻る火を消化する。

 

 

「…あそことあそこに瀕死のやつ。そこに瓦礫の下敷きになったグールだ。まだグールは生きてるぞ」

「「「了解です‼︎」」」

 

 

俺の風による探知の報告を受けた消防隊と兵士が、それぞれ要救助者とグールの元に向かう。同時に兵士達には天使:パワーが付き添っている。

 

 

「風による探知と水による消火、ついでに瓦礫処理とグールの処理と」

「こ、こき使いやがって…だが、流石に今日の午後には帰らんと困るぞ。俺だって学生なんだから」

 

 

ついでに言うと、ここのところ忙しくて1週間ほど登校していない。完全な不良小学生である。

 

さ、流石にそろそろ登校しないと、母親に殺されかねん。

 

 

「…分かったわ。早く着ける便を用意しておくから、それまでよろしくね」

「仕方ねぇが、やれることはやるよ」

 

 

俺は必死に救出作業と復興作業に従事した。

 

 

*********

○夜○

○飛行場○

 

 

「ばっかやろう‼︎ どこの馬鹿がマッハ3の化け物戦闘機で帰らせんだよ⁉︎馬鹿か⁉︎馬鹿なのか⁉︎」

 

 

俺は戦闘機のコックピットに乗せられた状態で、あまりのことに叫び声を上げる。一応サイズが合わないパイロット用のスーツを着ている。しかし、流石にマッハはちょっと…。

 

 

「そう叫ぶな傭兵。俺は気にしない」

「お前も何納得してんのッ⁉︎」

 

 

目の前の運転手であるイギリス政府の飼い犬である吸血鬼に、大きな声で抗議する。その抗議にヴィリアンが答える。

 

 

「貴方なら、精霊術で空気の抵抗やら色々何とかできるでしょ。死にたくないなら頑張ることね。その代わりどんな航空機より早く帰れるわよ」

「いやいや‼︎ 明らかに無茶だろ⁉︎ 大体どこに着陸するんだよ⁉︎」

「自衛隊にそのまま売却予定よ。自衛隊基地に着陸の許可はもらってるわ。だから万が一にでも壊さないでね」

「な、なんて無茶な」

 

 

コックピットの窓が閉まる。

 

 

「イギリスを救ってくれてありがとうね。貴方は私たちの救世主だったわ」

「だったわって何⁉︎ やべ、動き出したぞ⁉︎」

 

 

戦闘機が離陸態勢にはいる。

 

 

「しっかり捕まってろ、坊や」

「や、やめッ」

 

 

その瞬間、俺は星となった。

 

 

「が、頑張ってくれ精霊ぃいいい‼︎」

「おお、空母の時よりもだいぶ楽だな」

 

 

その日中に日本に到着したが、俺はピクリとも動けなくなっていた。

 

 

*********

******

***

 

 

ーーーストーリー【HELLSING】クリアをかku*。

ーーーストーリー**aを確認。クリアボーナスの付与を決定。

ーーー転生者ノ魂のデータよりクリアボーナスを策定…完了。

ーーークリアボーナス【見えざる手】を付与開始…完了。

 

ーーーそれでは、良イ人生を。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

○語りside○

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

ロンドンが火の海となった大事件。それは多数の人間の尽力によって終結した。

 

だがしかし、その余波は世界へと響き渡った。

 

 

ーーー人を超えた超人集団吸血鬼軍団。

ーーー大英帝国最強の奥の手。

ーーー国民一人一人を超人とする大規模術式。

ーーーたった1人で戦場を圧倒した日本人傭兵。

 

 

オカルトや神秘が衰退し科学が発展してきた世界において、ロンドンの事件はオカルトと神秘の恐怖を思い出させる一撃となった。

 

世界は恐怖したのだ。今までオカルトや神秘を科学によって解明したと驕った者達は、再びオカルトや神秘への恐怖を刻まれた。

 

 

ーーー世界は、オカルトや神秘といった存在への対策に迫られた。特にそういった存在を駆逐してきた国々は恐慌状態に陥っていた。

 

 

日本、イギリス、ドイツは対応を迫られた。ドイツは過去の遺物である吸血鬼化ナチス党武装親衛隊、日本は無双した日本人傭兵、イギリスはヘルシング機関に吸血鬼に戦略級魔術に…もはや言い尽くせない。

 

だが、特に大混乱に陥ったのは国的にはほぼ無関係であった日本であった。自国内に1人で戦略級の戦闘能力を保有した人間が、一般人に紛れて生活していたのである。それを把握していなかった日本政府の状態は、もはやパニック状態であった。

 

さらに、オカルト的存在への対策が官民問わず政府に求められており、かの大英帝国の対吸血鬼特務機関ヘルシングのようなオカルト対策機関の設立が求められていた。

 

そんな中で、とある組織に注目が集まった。

 

 

ーーー警視庁所属【特殊資料整理室】。日本唯一の公営退魔組織である。

 

 

陰陽寮解体後の国内の霊的守護を、民間に頼らざるおえない状況を憂い、その現状を打破するために設立された、設立約10年の若い組織であった。

 

あまりにも組織が若すぎるため、そしてオカルトという疑われやすい分野のため、方々から冷遇されている組織でもあった。

 

 

「これだッ‼︎」

 

 

日本国内閣総理大臣はすぐに動いた。特務資料整理室を一度解体、多額の予算と共に組織を再編するよう指示を飛ばした。さらに人員を整理し、自衛隊の特殊部隊員としても十二分に通用するような人材を投入したり、所属人員達に民間の退魔人に声をかけるように働きかけた。

 

 

「これは国を守ることである‼︎ 今までがおかしかったのだ‼︎ 最終的には組織を省まで繰り上げる‼︎」

 

 

突然の出来事に混乱した現場である特務資料整理室は、目を白黒させるほどの大混乱を引き起こした。そして、その多くが省への昇格と組織再編への否定意見を挙げた。

 

 

「我々は未だに大きな事件を解決したりするどころか、小さな妖魔による事件を解決するのも一苦労している戦力だ。とてもじゃないが…」

「人材を集めるにしても退魔人の多くは一族思想か、組織を嫌う一匹狼みたいな連中だ。官僚なんて絶対拒否するだろう」

「交渉するにも交渉のネタになる金とかはともかくとしても、実績がまるで無いのよね〜」

「「それな」」

 

 

多くの人間が指摘したのは人員とその質であった。特務資料整理室の人員のほとんどは退魔一族であまり能力の高くなかった人間ばかりであり、つまるところ弱かった。それもかなりである。

 

もちろん彼らとて勧誘にはチカラを入れていた。しかし、金も名誉も実績もない場所に下る人間など、ほぼほぼいなかった。

 

 

「ふむ、餅は餅屋にか」

 

 

ならばと言わんばかりに提案されたのは、一言で言えばギルド組織であった。事件の調査などを公営組織が行い、登録されている退魔人に依頼を斡旋する。まるでファンタジー小説に出てくる冒険者ギルドのようなものであった。

 

指定地磁気調査部。通称JP'sが産声を上げた瞬間であった。

 

さらに、フリーの霊能力者達の登録システムである【ゴーストスイーパー法】。通称【GS法】の検討が大急ぎで行われていた。

 

日本国内の退魔一族はこのGS法案に対して肯定的であった。特に使役術を得意とする【六道家】、霊具の扱いに長けた【美神家】、陰陽師の子孫である【土御門家】。その3家は率先的に協力を申し入れた。

 

 

ーーーしかし、それはまだ先の話。そう、グロッキーな状態でバスに揺られているとある少年にとっては。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

○語りsideEND○

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

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