第三話です‼︎
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第6章
ールパン三世vs名探偵コナン編ー
第3話
ーイエヴァの受難2(予定)ー
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○語りside○
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美術館に侵入したルパン三世と怪盗キッド。しかし、そんな彼らは逃走の一手を強いられていた。
「な、なんじゃありゃあ〜⁉︎」
「くそ‼︎拳銃が効かねぇ‼︎」
愛用の拳銃を背後に発砲するルパン三世一行。しかし、その銃撃に"それら"は怯むことはない。
「マジでオカルトすぎるだろぉおお‼︎」
「しかもなんで"ソ連兵"なんだ⁉︎」
「「「ーーー‼︎」」」
ルパン三世を追撃するのは、明らかに生気を感じもしない土色の顔の、武装したソ連兵士の群れ。ソ連兵士達がAK-47を発砲する。
「「ひ、ひぃいいい〜‼︎」」
ルパン三世と相棒の【次元 大介】は肩を抱き合いながら、必死に逃走する。
「(おかしい。何でこんな奴らがいて、ライフルを乱射してるのに、警備の警察が現れない?)」
彼らの仕事は途中までは完璧であった。日本の警察達をうまく撒き、最後の部屋へ侵入しようとした時であった…そう、美術館が無人となり、ソ連兵士の部隊が現れたのだ。
しかもである。そのソ連兵達は、その身に銃弾を打ち込まれようと何をしようと、AK-47片手にいつまでも追ってくるのだ。
「一体全体、何が起きてるんだァアアア‼︎」
ーーーその頃、空では怪盗キッドと空飛ぶ亡霊達が激闘を繰り広げていた。
「クソッ‼︎何だこいつら⁉︎」
「「「ーーー‼︎」」」
それはまるで死神を具現化したような亡霊達であった。そんな奴らが大鎌を手にして、怪盗キッドに襲い掛かっていた。
「(相手が自由に動ける空中戦は不利だ‼︎地上に降りるしかない‼︎)」
亡霊の追撃を避け、怪盗キッドが地面に着地する。
「(さーて、ここからどうするかだが…)」
そして怪盗キッドは気がつく。人の気配がかけらもない事を。警察どころか野次馬の声も聞こえない。
「おいおい、まさかだろ…?」
美術館からゾロゾロと何かが現れる。それは、亡霊の群れ。
「オカルトすぎんだろぉおおお‼︎」
ーーーイエヴァの能力。それは【亡霊加工】と【異空間・迷宮】の2つである。
イエヴァは亡霊の魂を加工し、使役する事で使い魔とし、それを異空間に作り出した迷宮に放ち、怪盗達を襲わせているのだ。
まさに必殺のトラップ。もはや、怪盗達に生きて帰る方法は無いに等しかった。
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「完全に迷宮にとらえた。行動不能になるまで追い込む」
「ああ、殺すなよ?」
イエヴァがトラップにかかった事を告げると、総司達が安堵のため息を吐き出す。
「しかし、迷宮の中で出してもらえない限り出られないとは…俺みたいに高火力攻撃なら迷宮ごと崩せるかもしれないが」
「…絶対ってことはない」
異空間・迷宮には脱出手段がないわけではない。しかし、それは知っていなければ、見つけられるはずもないもの。
「…あぅッ⁉︎」
「ん?どうしたネ?」「大丈夫か?」
しゃがみ込むイエヴァに2人が駆け寄る。イエヴァは冷や汗を流していた。
「め、迷宮が…破られる…な、何で…」
「「はぁっ⁉︎」」
2人の声と共に、パリィイイン‼︎と何かが割れる音が響く。
「わ、私の迷宮が…⁉︎」
「ちっ、下がってろ」「即落ち三コマネ」
総司とアニクがイエヴァの前に立つ。
「あだっ⁉︎」「いでっ‼︎」「ぐぁっ⁉︎」
3人の怪盗達が出入り口の前に現れる。
「さて、殺さない程度にやるとしようか?」
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○語りsideEND○
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戦闘に移行した総司だ。今現在、俺とアニクは怪盗達と相対している。
「…イエヴァ。どうして迷宮が破られた?」
「迷宮には要石がある。それを破壊されたりすると…」
「迷宮が崩壊する、か」
俺は拳を構える。
「さて、悪いが強盗はお断りだ。警察に突き出させてもらおうか?」
「おーおー、元気がいい坊ちゃんだこと」
「油断するなよルパン」
「わぁかってるって」
ルパン三世と次元 大介が拳銃を構える。
「≪風遊び・風鎧≫」
俺は精霊の風を体に纏う。
「ルパン側は俺がやろう。キッドは…」
「了解ネ」
俺はルパン三世達に体を向ける。
「傭兵、八神 総司…押して参る‼︎」
俺が手を横に振るうと、風が鞭のようにルパン三世達に襲い掛かる。
「うひょぉ⁉︎これが精霊術か‼︎」
「ちっ、知ってたか」
「ああ…ロンドンで、ナチス党吸血鬼化装甲擲弾兵と十字軍相手に大立ち回りをした、英国の異国の英雄だろ?こっちの業界にも噂は流れてるぜ」
「ちっ、おしゃべりなやつばっかりだな」
風の鞭を連撃で放つが、ルパン三世達はそれを避けた上で、反撃に発砲する。
「悪いが、無駄玉だな」
風の鎧により銃弾の軌道が捻じ曲げられる。
「嘘だろぉ⁉︎」
「大人しく捕まれ。ルパン三世ほどの怪盗であれば、脱獄も容易いだろ?死ぬよりはマシだぞ」
「んなろぉおお‼︎」
その瞬間、部屋の出入り口が開く。ドアを開けたのは警官隊であった。
「はぁ?おいここは俺達の担当ーーー
「ルパぁああン‼︎」
「キッドぉおお‼︎」
「「逮捕だぁあああ‼︎」」
ーーーおい‼︎馬鹿‼︎」
警官隊が部屋の中に雪崩れ込む。
「ちぃっ‼︎」
俺は慌てて風を抑える。そうしないと警官隊に被害が出るからだ。
「(くっ‼︎力を使うと巻き込む‼︎)」
大量の警官隊が狭い部屋の中に雪崩れ込む。それはもはや障害物であった。もはや身動きも厳しい。
「最終手段だ…‼︎イエヴァ‼︎俺にウィッチ・レガリアを投げろ‼︎」
「は、はい…え?ウィッチ・レガリアがッ⁉︎」
「ちっ、遅かったか‼︎」
俺は慌てて部屋を出る。すると逃走中のルパン三世と怪盗キッドを発見する。ウィッチ・レガリアを奪い合っているようだ。
「逃すかァアアア‼︎」
足に風を纏った俺は、床を滑るように怪盗達を追撃する。
「行くぜぇええ‼︎
「あーばよ‼︎坊主‼︎」
「あ、待て‼︎」
怪盗3人がグライダーで窓を破って逃走する。
「ーーーん?」
俺も窓から追跡しようとすると、キッドキラー…江戸川 コナンを発見する。
「八神さん‼︎キッドとルパンは⁉︎」
「…」ニヤリ。
「え?」
俺は江戸川 コナンの襟を掴み、彼の持っていたキックボードを手にし、そのまま窓から外に飛び出る。そう、4階の窓から。
「う、うぁああああ‼︎」
「安心しなキッドキラー」
風が俺とコナンの体を浮遊させる。それを確認すると、俺は手にしたキックボードを手渡す。
「慣れるまでは持ってろ」
「こ、これが異能…‼︎」
俺達は空を飛び、怪盗達を追跡する。
「一瞬でもいい。ウィッチ・レガリアを回収しろ。それさえできれば、二度と盗まれないようにする‼︎」
「わ、分かった」
「よし、行くぞ‼︎」
俺は腕に風を纏う。
「≪風遊び・暴風結界≫」
「「「う、うわぁあああ‼︎」」」
周囲の風向きが乱れ狂い、あたり一面を暴風地域に変える。これこそ暴風による対空地域結界。この結界の中では、俺か父親の風以外ではまともに姿勢も取れない。
「突っ込むぞ‼︎」
「おう‼︎」
俺とコナンは暴風の中を突っ込む。
「んにゃろぉおおお‼︎」
「る、ルパぁあああん‼︎」
「げぇっ⁉︎とっつぁん⁉︎」
よく見ると、何故か刑事が暴風の中にいた。いや、どうやって空中に?いや、ビルの屋上から車で飛んだのか⁉︎なんて危険な真似を…(俺の言えることではないが)。
「ちっ」
俺は風を送り込み、刑事の姿勢制御を行う。
「ーーーむッ‼︎」
姿勢が安定した一瞬。刑事は手錠のついた縄を投げる。それは吸い込まれるようにルパン三世の左手を拘束する。
「逃さんぞぉおおお‼︎ルパぁあああン‼︎」
「その意地を何か別のことに使えないのかよとっつぁん‼︎」
ちょっと同意しそうになるが、ウィッチ・レガリアを探す…あった。
「キッドぉおおお‼︎」
「ガキンチョぉおおお‼︎」
キッドとコナンがウィッチ・レガリアを奪い合っている。姿勢が安定している分はコナンが有利だが、そもそもの力がキッドの方が有利だ。
「風よ‼︎」
ーーー≪風遊び・鎌鼬≫
風の刃が、キッドの腕に放たれる。
「うわっ⁉︎」
「ッ‼︎今だ‼︎」
キッドが怯んだうちにコナンがウィッチ・レガリアを抱え込む。
「よくやった‼︎流石キッドキラー‼︎」
対キッドであればこれほど心強い仲間もいないだろう。
俺は風でコナンを引き寄せる。
「これで…終わりだ‼︎」
「あ⁉︎」
コナンからウィッチ・レガリアを奪い取り、異空間倉庫の出入り口を開き、中へ放り込む。
「これで俺たちの勝利だ‼︎」
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エンド