ーーーーーーーーーーーーーーーーー
第8章
ー特別編その1・ダンまち編ー
第5話
ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
その日。オラリオの主力が集結していた。目的は勿論闇派閥の壊滅のためである。勿論未来の冒険者達も、その軍勢の主力を担っている。
さて、そんな中で俺は地下に潜ったアルフィアと面会していた。
*********
*********
○ダンジョン○
「ーーーはっきり言おう。今のままじゃあ、オラリオは育たない」
「何を言っている?」
アルフィアが俺の言葉に困惑した表情を浮かべている。まあ、俺が導いた結果だしなぁ。
「協力しすぎた。このままじゃあオラリオの戦力が本来の未来の戦力にまで達しない」
「今更だな。もはや戦況は決したようなものだぞ?」
「そうなんだよなぁ」
俺は思わずため息を吐き出す。
「しかし、どうやってここを知った?」
「ん?ああ、まあ色々手はあるんだよ」
その手口を思い出し、そして思いつく。戦況を一変させる案を。
「ーーー好きにさせる、か」
「何を言っている?」
「何でもないさ。ちょっといい案を思いついただけさ」
俺はニタニタと笑みを浮かべる。
「…破綻者め。約束は守れよ」
「ああ、もちろん」
俺はダンジョンを出て、オラリオの街へ繰り出す。
「ーーー随分とご機嫌しゃねぇか?ええ?」
その直後、数人の男達が現れる。その気配と姿から一目で闇派閥と分かるような連中だ。
「ああ、ご機嫌だね。いい案を思いついたからな」
「ほう、その案とやらは俺達を満足させてくれるのかね?」
男達はゲラゲラと笑う。
「お前ら、全力で暴れたくないか?」
「ーーーほう?」
男達が両手を差し出してくる。その両手には鎖が巻かれている。そしてその鎖はこの男達の本来の実力を押さえ、レベル2程度の戦闘能力まで封印している。
「ゼウスとヘラの連中に気に入らねぇからと、折檻後に力を封じられて長いことたった。いいぜ?全力で暴れればいいんだな?同胞よ」
「そうさ、俺らは転生者。好き勝手に原作を歪めるのさ」
「がははは‼︎最高な話だな‼︎」
そう、こいつらは転生者である。つまり俺と同じくシステムの力でここにやって来たが、運悪く原作に介入する力を失った連中だ。
そして何よりも…闘争と破壊、暴力と悪徳、犯罪と非常識を好む連中でもある。アニメなどの作品などで言えば悪党と呼ばれる連中。しかも救いようのないタイプだ。
「さあ、暴れろよ転生者」
「おうよ、転生者」
悪党転生者達が解放される。
☆☆☆☆☆☆☆☆
○語りside○
☆☆☆☆☆☆☆☆
「ガハハ‼︎楽しいなおい‼︎」
「ぐっ、こいつら‼︎」
オラリオの冒険者達は一時的に手にした優勢を失いつつあった。それは闇派閥とも違う勢力によるものであった。
「俺らは
「狂人共が‼︎」
「どうせこの世界で死んだところでな‼︎ゲームの残機が減ったところでどうとも思わんよ‼︎」
「ゼウスとヘラに抑えられてた連中か⁉︎」
「見せてみろよ冒険者ぁ‼︎お前らの物語をよぉ‼︎ーーー正面からぶち破ってやるぜ‼︎」
「原作なんか知ったこっちゃねぇ‼︎好き勝手暴れるのが
「祭りだ祭りだ‼︎血祭りだぁああ‼︎」
悪の狂乱。抑え込まれていた
「おらおら‼︎逃げまどげふっ⁉︎」
「沈め」
そんな中で
「この時代には沢山の後悔やら未練があるんだ‼︎」
「これ以上好きにさせてたまるか‼︎」
原作ではわずかにしか登場しなかった。読者からすればモブと呼ぶべき者達も召喚されていた。彼ら彼女らもこの時代には多くの想いがあり、かつてよりも成長していた。
「あ、貴方」
「へへっ、アンタらのおかげで未来の俺も立派に一端の冒険者だぜ」
かつて正義の冒険者により更生した冒険者。
「アルフィア。ここで決着をつけてやる」
「面白い。やってみるがいい年増」
「ぬかせ」
「僕らもいるんだけど?」
「なら、俺が相手してやるよ」
「
「ーーー<血水の刃>。それ以上でもそれ以下でもねぇ。レベル6」
「それは中々」
あちらこちらで戦闘が起こる中で、戦意に火をつけ続けるのは…。
「あいつはこの程度の逆境で折れなかった‼︎」
「ベル・クラネルの戦いを思い出せ‼︎あの戦争遊戯を‼︎」
「「「「「うぉおおお‼︎」」」」」
英雄の英雄譚は多くの戦士達に希望を戦意を与える。そして。
「未来の俺達が気張ってるってのに…‼︎」
「倒れてられるか‼︎下を向いてられるかよ‼︎」
「行くぞ‼︎ここは俺達の時代で、俺たちの戦場だ‼︎」
「「「「「うぉおおお‼︎」」」」」
疲れ果てた冒険者達が未来の姿に、今一度の活力を与える。戦意が燃え上がり、希望が光る。
ーーーそれはまさに英雄譚の一ページであった。
「…どうだ?オラリオは燃えているか?」
「それを言うならパリは燃えているか、だな」
ソウジを見下ろした男が、ソウジのセリフにツッコミを入れる。周りには血の池が広がり続けていた。
「1つ聞かせてくれよ。俺らの封印道具を作ったお前が、俺らを解放したら真っ先に殺されることは分かってただろ?どうして解放した?」
「へっ…愚問だぜ転生者」
「…くっ、ははは‼︎そうだなそうだった。
ーーー俺らは転生者。好き勝手に原作を歪めるのさ」
「そう、その通りだ…」
ソウジの命の灯火が消えようとしている。だが、戻るだけの話だ。
「お前面白いな。確かソウジ…いや、総司だったか?」
「ああそうだが?」
「そうかそうか。俺の名前は【ケイル・マーキス】だ。戻ったらダラーズで一緒に楽しもうぜ」
「くはは、それは楽しみだ」
*********
*********
○とある研究所○
「ーーーっあ⁉︎」
目覚めたソウジ…いや、総司が飛び起きる。
「あ、目が覚めましたか」
「お前か…とすると元の世界か?」
「いかにも‼︎いかがですかな⁉︎」
「悪くはなかった」
総司がゆっくりと立ち上がる。調子に問題はないようである。
「いい休暇だったな。アルフィア達との約束は果たせなかったが、残りの2人がやるだろうよ」
「この後はいかがしますかな?」
「一先ずコーヒーでももらおうか?それとタクシーの手配を頼む」
「かしこまりました」
白衣の男が立ち去る。
「…ああいうのも悪くなかったな」
☆☆☆☆☆☆☆☆
○語りsideEND○
☆☆☆☆☆☆☆☆
*********
******
***
ーーーストーリー【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ーアストレア・レコードー】クリaaをかku*。
ーーーストーリー**aを確認。クリaaaボーナスの付与を決定。
ーーー転生者ノソゥルのデータよりクリアボーナスを策定…完了。
ーーークリアボーナス【ピアノの才A+】を付与開始…完了。
ーーーそれでは、良イ人生を。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エンド