連載休止 僕たちのカルデア アスクレピオスと女の病 作:里見レイ
さて、医務室に移動したアスクレピオスとジークフリート。正直、医者はこの竜殺しがメールの内容をどこまで把握しているか不安はあるので確認から入る。
「ジークフリート、メールの内容は大丈夫だよな」
「問題ない。あのホムンクルスの好物についてだろ?」
ジークフリートは頼りがいのある口調だ。事態の重要性は彼なりに把握しているようだった。
「で、彼の好物に当てはあるのか? 僕はこれだと考えているのだが......」
ジャンヌダルク・オルタにも見せた画像をアスクレピオスはパソコンに出す。
「どれどれ? これは、二番目だな。一番好きなのはこれと似ているのだが」
ふむふむと竜殺しは画像を見て、少しだけ彼のパソコンの検索エンジンを動かした。
「一番はこれだな。しかし、思った以上にアスクレピオスの予想が当たっていたことには驚いた。どのように調べたのだ?」
「単純に、以前皆でトランプをした時の雑談からだ。職業柄、人の食生活に関して記憶容量が多いものでね。それを元に検索してみただけだ」
ジークフリートとアスクレピオスの堅実な会話。そう言えば、この医神は通常の同僚と会話するのは久しぶりのように感じた。
「とりあえず、ジークが一番好きなのはこれで良いのだな?」
「ああ、間違いない」
「了解した。ところで、お前は何か困って居たりはしないか? こちらも協力したいが」
「うーん。俺は特にないな。ただ、一人助けて欲しいサーヴァントがいる。彼女なのだが......」
ジークフリートがこそっと告げた人物は、ジークフリートともアスクレピオスとも縁のない人物だった。
さて、あれから二時間後。アスクレピオスは数日ぶりにカルデア全体の昼食に顔を出した。現在は、全体の約半数が顔を出している状態か。忙しそうに盛り付けをするブーティカに軽く目で合図を送ると、ブーティカが軽い目配せをしてくれた。「対象は食堂にいる」という合図だ。
そのまま辺りに目を凝らすと、食堂の隅に彼女がいた。
「ジャンヌダルク、僕からの追加情報だ。多分、どちらも作れば喜ぶだろうから追加で出したこっちを先に作ってその後に午前中言ったものを作ると良い」
一枚の紙をジャンヌダルク・オルタ(水着)の前に置くアスクレピオス。炒飯をモフモフと口に入れていたジャンヌはチラッとその髪を見て眉をしかめた。
「......これ、本当の本当にあっているんでしょうね? 余りにも追加って割には内容が似ているから疑っちゃうレベルなんですけど」
「ジークフリートも保証してくれるんだ。それで駄目ならもう僕が君に助太刀できる要素はない」
そう残すと、彼はジャンヌの元から立ち去った。元よりまあまあ内密で行っていた事項な上、これ以上ブーティカ以外の女性と絡むのは外聞が悪い。
「......医師殿は、竜の魔女殿の補佐に入っていますかー。忙しそうですねえ。さてさて、あちらのご様子は?」
遠巻きに彼を見ていたのは長尾景虎。長い付き合いだ、見ただけで彼の言動の内容は概ね把握しただろう。そして、そのまま視線を食堂の中央へと移す。そこには見ているこっちが胃もたれしそうな勢いである男に堂々と甘えるネロ・クラウディウスの姿があった。
「交渉の決裂以来、彼女とは話していませんがねえ。果たして暴君は
若干皮肉めいた感想は、景虎の過去に置き去りにした己にも突き刺しているのかもしれない。
若干同時進行させていくつもりではあります。だって、もしジャンヌダルク・オルタ(水着)が素直に愛を吐露したら800文字で第二部が終わってしまいますから。
チマチマ進めます。それでは。
里見レイ
第50話で再びメタ回をやります。アシスタントに指名はございますか?
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アタランテ続投!
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アタランテ・オルタ希望!
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メルトリリス、カモン!
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ラムダさん、どうぞこちらへ!
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マルタ姉さーん
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水着マルタ? ああ、来なかったよ。
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牛若殿!
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真夏の牛若殿!
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あべんじゃあ牛若殿!