連載休止 僕たちのカルデア アスクレピオスと女の病 作:里見レイ
「ホムンクルス! 今日はあんたに毒見役をやってもらうわよ!」
アスクレピオスが情報を提供した次の日の昼下がり。ジャンヌダルク・オルタ(水着)はジークを呼び出し料理を食べさせようとしていた。
目の前には、夏場とは思えない熱々のビーフシチューが置いてある。
当然のように、ジークは絶句している。
「こ、これは一体。バーサーカーのルーラー、食べて良いという事か?」
「勘違いするんじゃないわよ! 毒見よ毒見! 今度大掛かりに振舞う訳だからその前座よ!」
ジャンルの声はジークの反応回数に比例して大きくなる。そして、いつものように顔は紅潮していった。
「すまない......」
そう言って、ジークはスプーンで綺麗にビーフシチューを食べ始める。そして、ジャンヌは驚いた。
彼がいつになく嬉しそうな顔で食事をしている事を。
「美味い、美味いぞルーラー! まさか、俺の大好物をこんな形で味わう事が出来るとは! 感謝するぞ!」
子供のような笑顔をしたジークにジャンヌの赤面具合が増す。
「っっ!! 毒見なんだからね! けど、今後あんたが望めばまた作ってやっても良いわよ。ホワイトシチューも作ってやるから、毎回好きな方を選べばそっちを作ってやるわよ!」
その言葉を残し、彼女は空になったお皿を片付ける。射っぽいのジークは美味しさの余り意識が空へと飛んでいってしまった。
「......これで、あいつのとこに行く回数減るかしら? いくら何でも
気迫こそ魔女そのものだが、考えている事は女子高生。守るべき誇りと意地は、遠い彼方の同族への嫌悪そのものな訳だが、それが空回りの原因なのを知る事は暫く先だろう。
研究データの分析は、一朝一夕で終わるものではない。アスクレピオスは「改良型素材透過材」の研究に頭を抱えていた。
「こんな事するならクエスト出撃回数を増やせばよいのに。いや、出撃リソースにも限りがあるか。てか、これ指摘したら今度は『カルデアの出撃用魔力リソースの効率化』と言って色々削られるかもしれないからな。言わないに越した事はない......」
完全に独り言発電機となる医師の元へ一通のメール。食堂からだ。
「ブーディカからの作戦報告、か。えー何々。『作戦大成功! 彼は大喜びでシチューを食べたわ』か。それは良かった。あの魔女さんが赤っ恥かいて燃やしにかかって来ちゃあ命に関わるからねえ」
一息胸をなでおろす医者。とりあえず、頼まれた任務は果たした訳だ。
「あとは、彼女が見えない敵をいつ存在しないと認識するかだなあ。彼も彼で変な方向に拗ねたりしなければ良いのだけれども......」
彼自身もこの先の展開はあまり分からない。これから二人に関わるかどうか微妙だが、見守っておこうと考えるアスクレピオス。いったん伸びをして、軽く休憩に入るのだった。
そろそろ次元を広げて話を進めていきたいですね。まあ、どういうものかはお楽しみで。
感想、評価、お待ちしております。
里見レイ
第50話で再びメタ回をやります。アシスタントに指名はございますか?
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アタランテ続投!
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アタランテ・オルタ希望!
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メルトリリス、カモン!
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ラムダさん、どうぞこちらへ!
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マルタ姉さーん
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水着マルタ? ああ、来なかったよ。
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牛若殿!
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真夏の牛若殿!
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あべんじゃあ牛若殿!