連載休止 僕たちのカルデア アスクレピオスと女の病 作:里見レイ
「紅茶を入れて来るか。一度私室に戻るとしよう」
休憩がてら、隣の私室へと移動するアスクレピオス。ここの移動でも電子ロックをかけなければいけない為、内部ドアの設置を今度頼もうと考えながら外に出る。すると、そこには先ほど頭に浮かべていた人物の姿があった。
「あ、アスクレピオス」
ジークだ。彼は気さくとは言い難いが挨拶を平等にしてくれるので違和感はない。
「やあ、ジーク。今日も周回お疲れ様のようだな」
「今日は午前中のみだった。これから少しお出かけをする」
「そうか。気を付けてな」
そして、お出かけと言う概念がカルデアにあると言う事にも違和感がない。
そのまま管制室方面に向かうジークをアスクレピオスは見送った。
「さて、成功したと言っても彼の行動に変化話あまり見られない、か。これは、どっちかが折れるか気が付くか拗ねるか何かしないと大変んいなるかもなあ......」
頭をかきながら私室へ入る医者。嫌な予感と言うよりは、もう嫌な未来しか見えないのだった。
現に彼は感じていた。紅茶を取り医務室へ再び入ろうとした直後、暗炎のオーラが彼の背中をかすめたという事を......
管制室に入ってコフィンよりさらに奥。そこには「フレンドゲート」と書いてあるドアがあった。
隣にある名簿に名前を記入し、彼はその中へと入っていった。
「やあ、御機嫌ようルーラー」
「こちらこそ御機嫌よう、ジーク君。今日はいつもより元気みたいですね、いい事ありました?」
ジークを出迎えたのはフレンドのジャンヌ・ダルク(ルーラー)。フレンドからは聖杯を受け取っている好待遇のサポートサーヴァントである。
「バーサーカーのルーラーがビーフシチュー作ってくれたんだ。とても美味しくて、食べ終わった今でも笑顔が零れ落ちてしまうんだ」
笑顔で語るジーク、まるで夕飯がカレーの時の小学生男子だ。
「ふふ、良かったですね。私は今日もマリーとお茶会をしていましたよ。ほら、こちらにお座りになってそこで使った茶葉をご堪能下さい」
ジャンヌは白いテーブルに座っている。背景の白さや彼女の衣装の白さも相まって見えずらいが支障が開出るレベルではない。
「ああ、いつも済まないな。君がくれるものは何でも興味がわく。飲食物は美味しいし、本や写真もこちらのカルデアではないものばかりだ。いつもありがとう」
「気にしないで、私が好きでやっている事だから。それに、ジーク君の話も面白いですよ。貴方のカルデアではかなり奇妙な関係性も生まれているようですし」
ニコニコしながらジークと話をするジャンヌ。彼女のいるカルデアは職場恋愛はあまり進められていないようだ。まあ、それが普通なのだが。
「俺にとっては俺のいるカルデアこそ普通だからな。外から見た意見と言うのは本当に為になるな」
こうして、ジークの午後は緩やかに過ぎていった。互いのカルデアの世間話をする。それぞれ自分の話す内容はいたって平凡ではあるものの、相手からすれば新鮮なネタなのだった。
「それじゃあ、夕飯の時間だ。今日もありがとう」
「ええ、また明日ですね」
シンプルな別れの挨拶は信頼の証。二人は明日もこの揺らぎしかない空間で待ち合わせをするだろう。それがジークとジャンヌの日常なのだから。
ドアを開けて管制室に戻って来たジーク。名簿の「帰還済み」欄にチェックを入れて食堂へ向かう。
しかし、今日は夕飯にありつけるのは遅れそうだ。間食があったので問題はないが、まさかそれを提供した本人に足止めされるとは思いもしなかっただろう。
手から炎を繰り出しているジャンヌダルク・オルタ(水着)、いち早く動き出したのは彼女だったという訳だ。
このルーラージャンヌは実際のフレンドさんのジャンヌがモデルです。と言っても、聖杯入れているってだけですけど。
一度やってみたかった設定なんですよね、フレンドさんの別鯖との絡み。満足です。
それでは。
里見レイ
第50話で再びメタ回をやります。アシスタントに指名はございますか?
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アタランテ続投!
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アタランテ・オルタ希望!
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メルトリリス、カモン!
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ラムダさん、どうぞこちらへ!
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マルタ姉さーん
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水着マルタ? ああ、来なかったよ。
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牛若殿!
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真夏の牛若殿!
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あべんじゃあ牛若殿!