連載休止 僕たちのカルデア アスクレピオスと女の病 作:里見レイ
「......バーサーカーのルーラー、昼間はどうも御馳走様。何か用か?」
彼女がなぜここまで起こっているのか理解できないジークは、とりあえず世間話を持ち込む。しかし、話題も含め彼女に燃やされた。
「あんたねえ、今日もあの女のとこ行ったの? こっちのカルデアの人間なのに?」
「マスターには一番最初に許可は取ってある。他のサーヴァントも自由時間を使って他のカルデアや共同空間に出向く者もいる。俺がお前におれこれ言われる理由が分からないのだが?」
彼は怒ってはいない。ただ、困惑している。彼女が自分に怒る理由も、彼女が何かと自分に色々と世話を焼く理由も分からないからだ。
「そ、そんなことは分かっているわよ! けど、あんたはこのカルデアの全体キャスターとしての責務があるでじゃない! そんな毎日のように外出しててどうするのよ!?」
彼女の怒りにはあまりも筋が通っていない。彼女の真意は、本来よく分かる。しかし、ジークは分かっていない。理由はいたって簡単、単純な人生経験不足なだけだ。そして、ジャンヌも人生経験は実質二十年弱。経験の浅い二人が上手に互いの意思を読み取ってコミュニケーションなど取れるはずがない。
「......バーサーカーのルーラー、お前は俺に何を求めている? 俺のやる事を頭ごなしに批判されても......」
「私の名前は、ジャンヌダルク・オルタ!」
いつものように困惑するジーク。普段なら、そこで訳も分からず文句を言って立ち去るジャンヌだが、今日は違った。
「いつもいつも、あんたは私の事を『バーサーカーのルーラー』と言う! 私のオリジナルを基準に話す! そんな女はこのカルデアには存在しない! だから、ジャンヌは私だけなの!」
ジャンヌの怒りは次第に涙へと変化し始めた。奥底に封じ込めた邪な感情が遂に限界容量を超えたのだろう。
「バーサーカーのルーラーだなんて不名誉極まりない呼び方、あんたにだけは言われたくなかった! けど、そこでキレればそれこそあいつに白旗を挙げるようなもの。だから他の小さな部分であんたに怒って気を紛らわせていた。けど、もう限界。あんたにぶつけたい想いがいっぱいあるんだから!」
手にかざした炎を納め、トコトコとジークの元へと歩み寄るジャンヌ。小さく彼の服の袖をつかむ。
「ルーラー、泣いているのか......」
目線を合わせて彼女の表情を確認しようとするジーク。
「こっち見たら焼き殺す!」
ジャンヌ渾身の悲鳴に似た叫び。思わずジークの体もビクッとなる。
「そ、そうか。じゃあ一度俺は食堂に......」
「私から離れても焼き殺す!」
再び彼女の叫びが管制室に響く。
「......」
「......」
静寂とは相反した一点からの奇妙な熱気。あと数分は、この状態が続くだろう。
色々忙殺されそうです。
里見レイ
第50話で再びメタ回をやります。アシスタントに指名はございますか?
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アタランテ続投!
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アタランテ・オルタ希望!
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メルトリリス、カモン!
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ラムダさん、どうぞこちらへ!
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マルタ姉さーん
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水着マルタ? ああ、来なかったよ。
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牛若殿!
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真夏の牛若殿!
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あべんじゃあ牛若殿!