連載休止 僕たちのカルデア アスクレピオスと女の病 作:里見レイ
周りには誰もおらず、この森は今だけ二人の聖域と化していた。エネミーが来ようがレベルが聖杯なしの上限に達しているので痛くも痒くもない。今なら、彼と思い切った話を出来るとジャンヌダルク・オルタ(水着)は考えていた。そう、隣にいるのがジークなら。
「......おやおや、カルデアとの通信も遮断されてしまいましたねえ。これは、黙って何もせずにいるのが得策ってやつですかい、常夏のお嬢さん?」
「何でそんなに吞気なのよ、燃やすわよ!」
「おやおや、仮にもここはお嬢さんの故郷じゃあないですか、燃やすなんてそんな物騒な事はしないで下さいませ」
ジャンヌと話をしているのはロビンフット。どうやら、カルデアにて彼もレイシフトを予定していたようでスタッフの手違いが発生したようだ。しかし、ロビンはいつものレイシフトのように落ち着いている。
「まあ、オレは単独行動Aなんでね。多少カルデアから魔力リソースが届かなくても一切問題ない訳ですよ。それに、ここはカルデアの面々にとってはちょっとしたお隣さんみたいな場所。むやみやたらと怖がる必要もないと思いましてねえ」
そういうと、彼は懐から電子タバコを取り出して一服する。最近、サーヴァントの健康向上の為に研究部が開発した一品だ。
「......誰とレイシフトする予定だったのよ? あいつと間違えるって事はあんたも女関係?」
一方のジャンヌ、状況の整理の為に質問を始めた。以前のアスクレピオスとブーディカの件以降、恋愛に対して積極的な動きを見せているのは自分達だけでない事は理解している。
「ジャック・ザ・リッパーですな。なんでも、ロンドンで見せたい物があるんだそうで」
「ふーん。あの子がねえ......」
タバコを吸うロビンとただ気にもたれ掛かるだけのジャンヌ。傍から見れば非常に絵になるアングルだ。
「何か思う所でもあるんですかい? 女性陣のコミュニティに関しては、オレも知らないんでねえ」
「レディーとレディーの秘密よ。あの子もここに来てそれなりなんだし、相談でもあったんじゃないの?」
心理戦、と言うには余りにも浅い会話だ。しかし、彼かの会話の目的は探り合いではなく単なる暇つぶし。他愛も無いレベルの方が気を張らずに済むので好都合だ。
しかし、彼らにとっての地獄はここからだった。
「おーい、緑のアーチャーよ!」
「? おや、皇帝サマ。あんたもはぐれボッチですかい?」
「うむ、アサシン・パライソ、パラケルススと共に独自の連携訓練をするつもりだったのだがレイシフトの際に手違いが起こったようでな。こうしてフランスに来てしまったのだ」
ネロ・クラウディウスだ。格好は二人と違って完全な戦闘モードだ。
「ネロ、今回はレイシフトでの手違いが何個も起きているって事? システムの障害? 人為的トラブル?」
「まだ分かっておらんだろうな。とにかく、街に出て食料を確保しよう。万が一があった際に、腹が減っていてはワイバーン相手でも苦戦するだろうからな」
行動力の化身とはまさにネロの為に作られた言葉だろう。ロビンの手をがっしりと握って森の出口へと歩き始めた。しかも、その握り方は......
(こ、恋人繋ぎ!? もしかして、これからとんでもない泥沼に巻き込まれるんじゃ......)
慣れた実家のような場所で冷や汗を書き始めるジャンヌ。このカルデアに所属している限り、自分の恋路を解決するには他人の恋路を避けなければいけないという意味なのだろう。
進みませんね。このままではメタ回がほとんど進まないまま書く事になりそうです。
まあ、それはそれで途中の解説として成り立つのでありですが。
ではまた。
里見レイ
第50話で再びメタ回をやります。アシスタントに指名はございますか?
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アタランテ続投!
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アタランテ・オルタ希望!
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メルトリリス、カモン!
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ラムダさん、どうぞこちらへ!
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マルタ姉さーん
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水着マルタ? ああ、来なかったよ。
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牛若殿!
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真夏の牛若殿!
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あべんじゃあ牛若殿!