愛おしい幼馴染と過ごす日常   作:天塚 真白

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なんかお気に入りと評価が増えてるんですが!!?
ありがとうございます!!!!!
なるべく急いで更新しました_(´ཫ`* _)⌒)_急いで書いたからミスがあったら遠慮なく言ってね!ちゃんと修正するから!!

新たに評価して下さった

☆9
天夜零さん、megane/zeroさん、ユーたさん
☆7
真紅鮫さん、わけみたまさん

ありがとうございます!すっごくモチベ上がります!!
これからも可愛い折紙ちゃんを書いていくのでよろしくお願いいたします(*´ω`*)


小さい頃の思い出って大人になっても覚えてたりするよね

 はぁ…まだかな……祐里くん…

 

 今日、私は珍しく一人でいる。

 

 別に一人でいる事が初めてな訳じゃない。むしろ前まではその方が圧倒的に多かったくらいなんだけどね。

 

 でも、祐里くんと遊びはじめてからはこんな事は凄く珍しい。祐里くんは私の事を気にかけてくれていつも私と一緒にいてくれる。

 

 私はそれが嬉しくてついついいつも甘えてしまう。だけどそんな私を祐里くんは嬉しそうに受け入れてくれて…えへへ

 

 最近、祐里くんの事を考えているといつもこうなっちゃう。お母さんに相談してもあらあら、よかったわね折紙。としか答えてくれない。

 

 もぉ〜、いつか分かるじゃなくて今聞いてるのにぃ……

 

 でもだからかな。久しぶりに体感すると改めて祐里くんがいてくれることの大切さが分かる。

 

 なぜ、私が一人きりでいるのか。元々今日はいつも通り祐里くんと遊ぶ約束をしていた。だけど、祐里くんは何か街にお買い物してから来るとの事で約束の時間より遅れているのだ。

 

 

 

 今日は私の六歳の誕生日だ。

 

 普通は誕生日と言えばわくわくするものだろう。自分の産まれた1年に1度だけの日。子供なら当たり前のように祝われ、プレゼントを貰え、パーティすら開かれる人もいる。

 

 だけど私は今すっごく憂鬱だ。理由は簡単だ。

 

 祐里くんが居ない。

 

 いつも私の傍には祐里くんが居てくれる。自分でも彼と一緒に居すぎているのは分かっている。こういうのを依存って言うんだと思う。

 

 だけど彼はそんな私を笑顔で受け入れてくれている、と思う。

 

 今の私にはそれすら分からなくなってくる。優しい祐里くんのことだもん。もしかしたら自分に合わせてくれているだけではないのかと。

 

 でも誕生日の事忘れてたなぁ…祐里くん……

 

 一応、祐里くんにも一度だけだが伝えた事があった。

 

 

 ──────じゃあ、その時は僕がお祝いするね!!

 

 

 とその時は言ってくれたけど…

 

 

 祐里くん…忘れてるのかな……

 

 

 仕方ない、と言ってしまえばその通りだろう。それを話したのは遊び始めたばかりの頃だし、話したのもただの一度だけだ。彼が忘れてしまっても仕方ない。

 

 分かってはいる。分かってはいるんだけど……

 

 でも納得できないことは出来ないんだもんっ!!

 

 

 そうだっ!来るのが遅くなるなら私から会いに行けばいいんだ!!

 

 確か街の商店街に行くって行ってたし、そこなら以前お母さんと遊びに行ったから場所は分かる。私が先回りして祐里くんをびっくりさせよっと。

 

 そう思い、急いで玄関から家に出る。すっごくワクワクしてくる。

 

 ふふっ、祐里くん驚くだろうな〜♪

 

 

 

 あれから数時間。私は一人、公園の遊具の中にいた。外には雨が降っている。風も強いし、雷まで鳴っている。

 

 うう、こわいよぉ…ゆうりくん……

 

 あれから祐里くんを迎えに行こうとした私だけど、家を出て直ぐに大雨が降り出してすっごく強かったから急いで近くにあった公園に避難したの。

 

 こういう時は危ないから動かないようにって以前お母さん言われた。動いた方が怪我したりするかもしれないからって。待ってればいつか雨は止んでくれるんだって。

 

 でもあれから雨は強くなるばかりで止む気配が無い。

 

「大丈夫…かな…?」

 

「!!!?」

 

 近くに雷が落ちたみたいだ。

 

 どんどん不安な気持ちになってくる。もしかしたらずっとこのまま雨も止まず、誰にも見つけられないんじゃないかとすら思えてきてしまう。

 

 うう、怖い、寂しい、、ゆうりくん……どこぉ…

 

 お祝いなんていらないから…祐里くんがいてほしいよ…

 

「祐里くん…」

 

「うん、なあに?折紙ちゃん」

 

「……え、」

 

 なんでここに祐里くんがいるの。いやそもそもなんで私の場所が、、、

 

 いつの間にかあんなにも曇っていた空は晴れている。雲の狭間からさしている日差しが彼を照らしている。

 

 そんな彼は普段の数倍もかっこよくて、まるで私を助けに来てくれたヒーローみたいに見えた。

 

 あれ、でもなんで私の場所が分かったんだろ。

 

「ふふっ、なんでって顔してるね」

 

 あれ!?もしかして私口に出してた!?

 

 そんな私の考えも読んでいるかのようにくすくすと笑っている祐里くん。

 

 もぉ…私の事わらってぇ……むぅ……

 

 私がむすっとしていると、ごめんごめんと頭を撫でてくる。撫でたって許してあげないもんっ!!ほんとだよ!!

 

「もう…」

 

「ん、ごめんね。でもね、答えは簡単だよ。折紙ちゃん」

 

 確かに、どうして分かったんだろう。お母さん達にはバレないようにコソッと出てきた。誰にも見られないようにしたし、何より祐里くんは買い物に出ていたはずだよね。

 

 この公園は私の家からそんなに遠くない。何度か一緒にここで遊んだこともある。だけど、だからといって私がここに居る保証は無いのに。

 

 そんな私の想いをよこに真面目な顔で彼はこう答える。

 

 

「────────君が僕を、呼んだから」

 

「……え?」

 

 思考が止まる。

 

 

 

 何故ここが分かったのかと言う疑問。

 

 

 

 中々逢いに来てくれなかった事への怒り。

 

 

 

 こんな勝手な事をした私を怒るんじゃないかという不安。

 

 

 

 私の中にあった多くの感情が全てその一言で消えていく。

 

 

 心の中から喜びが溢れてくる。彼が私の為に来てくれたという事実が私の心を幸せな気持ちで満たしていく。

 

 嬉しい。

 

 私を見つけてくれたこと。私に会いに来てくれたこと、私を助けに来てくれたこと。彼がそうしてくれたってことがただひたすらに嬉しい。

 

「…ん!!」

 

「おっと、よしよし。寂しかったよね、ごめんね」

 

 祐里くんに思わず抱きつく。ん…安心する…やっぱり祐里くんの胸の中は暖かくて温もりがあってほっとする。

 

「ん〜!!」

 

「…ん、遅くなっちゃってごめんね、折紙ちゃん」

 

 と撫でながら言われる。

 

 すごく安心したし、祐里くんも反省してるみたいだし、しょうがない。許してあげます。ふふん♪

 

 あ、でも

 

「そういえば何してたの?祐里くん」

 

「あー…もう少し後で言うつもりだったんだけど……待たせちゃったし、しょうがないかな」

 

「うん?」

 

 そう言って祐里くんはごそごそとバッグの中をごそごそと漁る。しばらく漁ったと思ったら何か小さな紙袋を取り出す。なんだろ?あれは

 

「本当はもう少し後に渡そうと思ったんだけどね、お待たせしちゃったみたいだし…」 

 

 

「それじゃあ、改めて」

 

 

 

 

 

 

 

「誕生日おめでとう、折紙ちゃん」

 

 

 

 

 

 

「え、、?」

 

 

 

 

 覚えていて…くれたんだ…

 

 忘れていると思っていた。だって祐里くんには1度だけしか伝えてないし…そもそも私の誕生日なんて……

 

 だけど、それなのに彼は覚えていてくれた。今はそれがただ嬉しかった。

 

「ごめんね、サプライズしたくて今日まで黙ってたんだ」

 

「もぉ…忘れてると思ってたよ……」

 

 彼をポンポンと軽く叩く。怒っているはずなのに嬉しすぎて全然力が入らない。

 

 そんな私を祐里くんは微笑ましそうに撫で返してくれる。

 

 

「…だきしめて」

 

「ん、よしよし。ごめんね、折紙ちゃん」

 

 抱きしめられながらよしよしと頭を撫でられる。やっぱり彼の腕の中は安心する。暖かくて、心地よくて、何かほわほわしてくる。

 

「はい、これプレゼント。遅れちゃってごめんね」

 

「ん、ありがとう祐里くん」

 

 少し落ち着いてから、彼からプレゼントを受け取る。

 

 プレゼントは小さな袋の包みだった。なんだろう?

 

 彼からのプレゼントだ。それがどんなものだとしても嬉しい事には違いはない。だって彼が選んでくれたものだから。

 

 私の事をいろいろと考えて選んでくれたもの。例え要らないものだとしてもその気持ちだけで物凄く嬉しい。これは嘘でも建前でもない本当の気持ち。

 

 だけど何が出るか気になってしまうのは許して欲しい。大切な人からの初めてのプレゼントなんだもん、仕方ないよね。

 

 包みを受け取りワクワクしながら開けてみる。

 

 その中には3つの髪留めが入っていた。水色、青色、紺色の3色髪留め。可愛い。きっと私の銀髪に似合うようにと彼が選んでくれたのだろう。

 

「これは…」

 

「きっと、折紙ちゃんに似合うと思って選んだんだ。どう……かな?」

 

 自然と顔が綻んでくる。さっきまですっごく怒っていた気持ちが嘘みたいに晴れていく。

 

 彼はずるいと思う。人が寂しかったのも知らないで…

 

 けど、

 

「…ん、うん!!すっごく嬉しい…ありがとう、祐里くん」

 

「うん!どういたしまして、だよ。そこまで喜んでくれたなら用意したかいがあるよ」

 

「ほら、帰ろう。お母さん達もきっと心配してるよ」

 

「ん、うん!」

 

 差し出してくれた彼の手を握る。私と変わらないくらい小さいけれどとても暖かくて、柔らかい手。

 

 そうして私は彼と共に歩き出す。

 

 離れないようにしっかりと手を繋ぎながら。道路が雨に降られて湿っている。その光景と喜びが普段と同じ自宅への帰路を特別に見せていた。

 

 

 

 きっとこの日の事を、私はずっと忘れない。




ここまで読んでくださりありがとうございました(*´ω`*)

そう言えばFateのプリズマイリヤの小説で一年以上前から考えていた作品があるんですけど…みたい……?書くとしたらこっちのペース落ちちゃうかもだけど…みたい……?

アンケートにのせてみますね。

プリヤ小説……みたい……?

  • それよりも可愛い折紙ちゃんを見せるんだよ
  • 見たいけどこっちの方を更新して欲しいかな
  • こっちよりもそっちの小説をよみたい!!
  • 遅くなってもいいから両方更新するんだよ!
  • そんな事よりおうどん食べたい

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