ランキング入り&評価真っ赤…ふぁっ!!?
て訳で更新急ぎました()
お気に入りも評価も増えててすっごく嬉しいです!!!ありがとうございます!
これはどんどん折紙を布教していかねば(使命感)
そして誤字報告して下さった数名の方々ありがとうございます!多分これからもガバると思うので見つけたら教えて下さると助かりますm(_ _)m
今回も急いで書いたので多分ガバってますね()
そしてアンケートの結果で笑いましたw
可愛い折紙ちゃんみたい!って意見が多かったけど2番目がうどんってw(やった本人)
今回の話の終わりにもアンケートがあるので良ければ!
今回のお話は少し先の未来の話になります。あ、次回からはまた子供時代になるのでご了承ください!!
それではどぞ!!
どんな事にも物事にも終わりがある。
どんな長い物語にもいずれ終わりというものは必ず訪れる。
どんな関係にも終わりが来る。
どれだけ同じ関係を保とうとしても必ず変わっていく。そういうものだ。それが人生だ。そうやって割り切れたらどれほど楽だっただろう。
あれから10年の月日が経った。
僕も彼女も成長した。
僕らの関係は大きく変わった。
昔は毎日のようにどちらかの家に遊びに行って、遅くなるまで2人で遊んでいた。だけど、そんな楽しかった日々も今はもう存在しない。
いつまでも幸せな時は続かない。
いつまでも同じ日常は続かない。
きっと、心のどこかでそれは分かっていた。
だけど、それでも僕はあの日常が好きで、あの可愛い幼馴染と過ごす日常が好きだった。だから、あの日々がいつまでも続けばいいと、続いてくれるだろうと、そう思っていた。
でも、そんな事は有り得ない。それが人生というものだから。
だけどさ、
それでもさ、
こうなるとは思わないじゃん!!!!!
「なんで…なんでここにいるのかな!!?折紙!!?」
「…?」
とあるマンションの一室。
そこには心からの気持ちを叫んでいる僕と、それが分からないとでも言うように頭にはてなを浮かべている少女、鳶一折紙がいた。
あれから10年、僕も彼女も大きく成長した。
彼女はあれからどんどん可愛くなり、女の子として成長していった。髪も顔も綺麗だし、運動神経も頭も良い。その上、料理や家事までハイスペックというそこだけ見れば完璧美少女に育った。
一方、僕の顔立ちはだんだんと両親に似てきた。身長も大きく伸びて、父さん似の高身長イケメンに……なんてことは無かった。
身長はあまり伸びず、折紙と対して変わらない。顔つきも父さんより母さんに似ている為、ぶっちゃけ鏡で見ても女の子にしか見えない。
街に2人で出かけてもよく姉妹と間違えられる。
え、僕そんなに女の子っぽいかな……?中々にショックだ。
いや、まあ気持ちは分かるよ!!?
鏡で見てもカッコイイというより可愛い顔だと思うし、親戚の人にも可愛いと言われたことはあっても一度もカッコイイと言われたことはない。
男子高校生としてはあまりに…女の子らしすぎるんだ…
甘い物を食べに行くことが多いからかもしれないけど…まあ、うん。仕方ないよね。商店街のスイーツが美味しすぎるのがいけないんだよ……
おっと、すまない。話が脱線しすぎた。話を戻すとしよう。
何故、僕が近所迷惑になるにも関わらずあんなに叫んでいるのか。その理由は一つだ。
「なんで!!ここに!!折紙が住むことになってるの!!」
「…?」
「…?じゃないよっ!!」
あ、いけないいけない。さすがに少し声を抑えないと。引越し初日からご近所さんに迷惑をかけてしまう。
「大丈夫だよ、この部屋は防音だし」
「あ、そっか。なら安心だね〜って何でそんな事、折紙が知ってるの!!?」
「…?だって私もここに住むし…」
「僕がね!!折紙には折紙の家があるでしょ!!なんでここに!?」
「やだ、私も住む」
いや、やだって可愛いな。顔もいかにもむすっとしてて凄く愛らしい。撫でたくなってくる…じゃなくてね!!?
「いやいやいや、流石にそうも行かないでしょ。鳶一さんたち心配するよ?」
「大丈夫だよ、ちゃんと許可は貰ってるから」
と、いう折紙の言葉と共に携帯にメールが届く。ん?誰からだろ。お母さんからだ。えっと。
無事に引越し出来た?言い忘れてたけど折紙ちゃんもそこに一緒に住むことになるからよろしくね。鳶一さん達とも相談して決めたから安心してね。
追記 結婚は高校卒業してからにしてね。
ふむふむ、なるほどね。って、
「うちの両親何やってるの!!!!!!?」
何で子供に無断で子供と同級生の異性の同棲を許してるんだ!!!!?
いやそもそも何で親同士で相談してるのに当人には無断なの!?普通、一番最初に僕に言うものじゃないの!?え、僕聞いてないよ!!?母さん!!?
そもそも折紙と結婚する気は無いです。折紙も僕が相手じゃ嫌だろうし、将来もっといい人を見つけるだろ。……見つけてくれるよね…?
…そうだと信じよう。
はぁ…夢だと思いたい……
「大丈夫、家事は全部私がやるから」
「え、でもそれは…さすがに悪いし…」
そんな事を考えていると彼女がそう言ってくる。
いやでも流石にそれは申し訳ない。確かに彼女の方が料理も掃除もその他の家事も全て僕より遥かに上手い。きっと僕の倍以上のスピードで全て終わらせるだろう。
あれ…?僕いらなくね?()
「問題ないよ。私は祐里が居ればそれだけで嬉しいもん」
「う、うん、、それは…よかった、、」
ただでさえ可愛いんだから、突然そんなことを言わないで欲しい。そんな嬉しいことを言われたら顔が赤くなってきちゃうじゃないか…もう…
「だから私も一緒に住む。……いや…かな…?」
「うっ、、」
彼女は寂しそうに上目遣いでそう言ってくる。くっ、可愛い…元々可愛い彼女の姿も相まって可愛さが遥かに倍増されている。この可愛さに勝てるはずがない…
……仕方ないか…ここは僕が折れよう。
実際、折紙が一緒に住んでも何も問題ないでしょ。両親の許可も貰ってるみたいだし。まあ、後で親に電話するのは確定事項だけどそれは置いておこう。
「……わかったよ。降参。一緒に住もう、折紙」
「……ん、ありがとう祐里くん。凄く…嬉しい」
「っ!!?」
そんな彼女の表情に思わず顔を背けてしまう。嬉しそうに微笑む折紙があまりに可愛すぎてまともに顔を見ることが出来なかった。
いやもうほんと…これはずるいって……
あれから色々な事があり、折紙は大きく変わった。
昔は表情豊かな可愛い少女って感じだったけど、今は表向きはクールな美少女って感じだ。
人形みたいに無表情で、普段は話しかけずらい雰囲気だ。そこだけ見ると、昔の面影はもう消えてしまったようにも見える。
そんな彼女だけど根はあの頃と変わっていない優しい少女のままだ。
2人きりだと今みたいに昔と同じ口調になることも多いし、甘えて来ることもある。彼女がたまに見せるそんな姿に少し懐かしくなってついつい甘やかしてしまう事も少なくない。これがギャップ萌えってやつなのかな?
彼女の前髪には今でもあの時に渡した3つの髪留めが付けられている。
あれから10年も経ってるのに関わらず髪留めは未だ綺麗なままだ。きっとそれは彼女が変わっていない何よりの証拠なのだろう。…えへへ、うれしいな。
……ん?
「お、折紙?」
「どうしたの?祐里くん」
「い、いや〜、何でこんなに近づいてきてるのかな〜?と思いましてぇ…」
さっきまで2メートルくらいはあった僕と折紙との距離が今では50cmくらいまで縮んでいる。いつの間にこんな近くまで…
と、とりあえず猛烈に嫌な予感がする。は、離れないと、、
「大丈夫だよ、ちょっといい事するだけだから」
「何をする気ですかぁ!!!??」
そう言う彼女の目のハイライトは消えており、光の無い目が僕だけを見つめている。
こわい…!なんかよくわかんないけど怖いよっ……!!!
そう思ってる間にも距離はだんだん近くなって20…10cmくらいまで近づいてしまう。あ、いい匂いがする…
頭がぼーっとしてくる。目の前がふわふわする。
「ほら、気持ちよくなってきたでしょ?そのまま私に任せて祐里くんは休んでね」
眠気に襲われるようなそんな感覚だ。ほわほわする……ん、折紙なら…どうなっても……いい…かな……
ブルルルル!
「!!!」
危ない、完全に意識が持っていかれてた。電話が来てなかったら完全にやられていた。何が、とは言わないけどね()
でも誰だろう?電話がかかってくるなんて珍しいなぁ。僕に電話かけてくる人なんて胡散臭い社長か、女顔の同級生君くらいだけど…あ、後者か。
あ、そっか。今日は引越し祝いしてくれる事になってたんだっけ。助かったぁ…ありがとう士道。まあ君の黒歴史ノートのデータ消すつもりは無いけど。
それにしてもまさかこんな所まで成長しているとは…恐ろしい子だ……士道がいなかったら本格的に危なかった。これは今度オススメの調理器具でもプレゼントしよう…
「……また今度だね…」
「そ、ソウダネー」
絶対にノーとは言わせないとでも言いたげな圧力を感じた。たまにこうなる事がある。僕が他の女の子と話している時や、作業をしている時かな?
…よく分からないけどすごくこわい……
「と、とりあえず準備しよっか。夕方には士道たち来るだろうし」
「……そうだね。私も祐里くんの為に頑張るよっ!!」
今の間は一体なんなんですかねぇ…()
まあ、もう大丈夫だろう。ハイライトも復活してるし、とりあえずは安心だ。明日以降が怖いけど…まあそれはその時の僕に任せよう。うん。
あ、そうだ。言い忘れてた。
「動揺しちゃって言い忘れてたんだけど、ここに住むならこう言うべきだよね」
「……?」
頭にはてなを浮かべている折紙を置いておいて僕はコホンと咳払いをする。
はぁ…この呼び方は少し恥ずかしいんだけどなぁ…
ん、でもこう言うべきだよね。こういうことも大事だもの。だから僕は微笑みながらこの言葉を口にする。
「おかえりなさい、折紙ちゃん」
と、当たり前の言葉を言う僕に
「!!!…うんっ!ただいまっ!!祐里くん!!」
と彼女は今日一番の満面の笑みでそう答えてくるのだった。こんな眩しい笑顔が見れるなら言ったかいもあるってものだよね。ふふっ、やっぱりこっちの方が可愛いや。昔からずっと、ね。
あれから10年、どうやら僕と彼女の日常はまだまだ終わらないようです。
ここまで読んでくださりありがとうございました!!
新たに評価してくださった
☆10
願わくばこの手に幸福をさん
☆9
ファイターリュウさん、HappyなIdさん、黒白子さん
ありがとうございます!僕頑張る!!
あ、一応言うと最後の祐里くんのちゃん呼びは誤字じゃないです。ちゃん呼びが恥ずかしくなったから普段は呼び捨てだけど、本人が喜ぶから最後だけ大事な言葉なのでこの呼び方にしたって感じですね。
ちなみに折紙ですが、原作で例えるなら祐里の前では長髪折紙に近い性格。他の人の前、何か強い覚悟に囚われている時、祐里を追い詰める時は原作初期と似たような感じになります。
一応少しアンケートしてみてそれでいいか、それともどちらかに統一した方が良いか聞いてみたいと思います(高校生以降ですかね)
一応ストーリーもあるので必ずアンケート通りになるとは限りませんが良ければ答えてくださると有難いです。
高校生の時の折紙の性格どうする?
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今の可愛いまま成長した感じがいい!
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無表情からたまに見せる可愛さがいい
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作者に任せるよ!!
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シリアスも欲しいから書いてた通りのやつで
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可愛ければなんでも良し!!