愛おしい幼馴染と過ごす日常   作:天塚 真白

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遅くなりましたァ!!

思ったより長くなって時間がかかってしまいました(言い訳)

沢山のお気に入り、評価、感想ありがとうございます!!有難いことに沢山の人から見てもらえてるみたいで作者は嬉しいです!!これからも2人の日常を見ていって下さると嬉しいです(*´ω`*)

今回は折紙ちゃん視点です!どぞ!


僕の幼馴染本当に小学生?しっかりしすぎてないかな?

「……んぅ、ん〜よく寝たぁ」

 

 朝6時、窓から朝日が見え出す頃に私は目を覚ます。

 

 この時間に起きるのは私の習慣です。最初は少ししんどかったけど、今ではもうすっかり慣れて自然とこの時間に目が覚めるようになりました。

 

 小学生なのに毎日こんな時間に起きて偉いねって言われたりもするけど、祐里くんの幼馴染として、これくらいは当然ですっ!

 

 ベッドから起き上がると、まず顔を洗って髪を整える。

 

 ここは特に気をつけます。以前、寝癖がついたままなのに気づかずに祐里くんのおうちに遊びに行って祐里くんに笑われた事があります。

 

 あの時はほんとうに、すっごく、すっご〜〜くっ!!恥ずかしかったの!!

 

 あんなに顔が真っ赤になった事はあれが初めてだし、あれ以上の事はないんじゃないかと思います。大袈裟だと思うだろうけど、本当にそれくらい恥ずかしかった。

 

 だからもう絶対にそんなことが無いようにしっかりと身だしなみに気をつけます。もぉ…祐里くんもあんなに笑わなくてもいいんじゃないかな…?

 

 あの日、初めて彼があんなに笑うのを見ました。

 

 祐里くんはいつも優しく微笑んでくれます。いつも微笑みながら、私を助けてくれる、そんな存在でした。いつの間にかそれが当たり前なんだと思ってました。

 

 彼はいつも頼りになって、助けてくれて、だから、彼のそんな姿なんて想像すらしていませんでした。

 

 だから、あの時すっごく驚きました。ツボに入ったみたいに無邪気に笑う彼の姿があまりにも子供らしかったから。あまりにも、当たり前の光景だったから。

 

 でも、だからかな?そんな姿が見れて嬉しくて、でもその理由が私なのが気恥ずかしくて、そんな気恥ずかしさを紛らわしたくて、笑っている彼を追い回しました。

 

 

 結局、しばらく鬼ごっこが続いた後、祐里くんがむっとしてる私の髪を直してくれることでその時は仕方なく許してあげました。だけど、今思い出すと彼にはまだ余裕があったような気すらしてきます。

 

 むぅ…ずるいなぁ……私はあんなに恥ずかしかったのに。

 

 これは今度お詫びに何かお願い事を聞いてもらわないといけないねっ♪

 

 

 さてとっ、考え事しながらもちゃんと手は動かして準備は進めています。

 

 寝癖は直したし、髪型も完璧!!

 

 よしっ、これでおっけーです!

 

 寝癖を治したら最後に前髪に3つの髪留めを付けます。これは私のお気に入りです。

 

 彼が誕生日にプレゼントしてくれた私の宝物。

 

 祐里くんは私にこれをくれる時、受け取って貰えるだけで嬉しいから、身に付けなくても大丈夫だよって言ってくれました。だけど、私はそんな言葉とは反対に貰った日から毎日欠かさずに付けています。

 

 だって祐里くんが私に初めてくれたプレゼントだもん。仕方ないよね、えへへ。

 

 あ、そろそろかな?

 

 時計を見るともうすぐ6時半。6時半には祐里くんを起こしたいから、急いで服を着替えないとね。着る服は寝る前にちゃんと準備してあるのであとは着替えるだけです。よし、急ごっと!

 

 

 

 

 

 

 

 時間にして朝6時半。祐里くんのおうちこと白國家にやってきました。もう祐里くんのお父さん達は起きているみたいで物音と話す声が聞こえてきます。でも祐里くんの声は聞こえてこないから、まだ寝てるのかな…?

 

 私は以前、祐里くんのお母さんに貰った合鍵で玄関の鍵を開けて、お邪魔しますとだけ言って2階の祐里くんの部屋に向かいます。

 

 私が毎日早起きしている理由はこれです。

 

 祐里くんはすっごく朝に弱い。それこそ、誰も起こさなかったらお昼まで平気で寝ちゃうくらいです。一度、自分で起きるって言ってた事があったんだけど、結局そのままずっと寝てたみたいでその日は遅刻しちゃってました。

 

 その日以降、それを理由に私はこうして毎日彼を起こしに来ています。

 

 

 一見大変なことばかりにも思えるけど、彼の寝顔も見れるし、いつもの姿からは珍しいだらしない彼の姿も見れるし、彼と登校できるし、私にとってはお得な事だらけなのです。

 

 さてと、たまに自分で起きてることもあるんだけど…今日はどうかな…?

 

「おはようございます…祐里くん……」

 

 そっと彼の部屋のドアを開ける。

 

 すっかり見慣れた彼の部屋。何度見てもすごいなぁ…

 

 彼の部屋はすっごく広い。きっと私のお部屋の2倍くらいはあるんじゃないかな?私の部屋も同級生の子達よりも広いんだけど…

 

 見渡しても床には物ひとつ落ちておらず、棚やクローゼットに綺麗に片付けられている。床にはカーペットが敷かれていて、まさにお金持ちのおうちの子供って感じの部屋だ。

 

 必要最低限の物しかおいてないその部屋は白色と青色を中心に綺麗に彩られていて、祐里くんのイメージによく似合っている。

 

 

 さて、肝心の祐里くんは…

 

「すぅ……」

 

 耳を澄ますと部屋の奥から微かに寝息が聞こえてくる。どうやら祐里くんはまだ夢の中みたい。私は、お邪魔しますとぼそっと呟いて、大きい音をたてないように静かに歩いていく。

 

 部屋の奥のベッドに近づいていくと少しずつ寝息が大きくなってくる。祐里くんはまだ眠っているみたいです。やっぱり祐里くんには私が必要みたいだね〜ふふっ

 

 

 そっとベッドを覗いてみると、祐里くんがすやすやと気持ちよさそうに眠っていました。

 

 

 …可愛い。

 

 

 普段はいつもしっかりとしていてかっこいい彼だけど、寝ている時はすっごく無防備です。いつもの凛々しい表情から一転、完全に油断しきっただらしない表情をしています。

 

 

 こういう彼を見る為に毎日早起きしてると言っても過言ではないかもしれません。

 

 

 とっても可愛い寝顔。普段のかっこいい彼とのギャップも相まってもっと可愛く見えます。

 

 

 時々仕草や見た目が女の子みたいに見える彼だけど、寝顔を見ていると完全に女の子にしか見えない。元々の顔も相まって穏やかに眠る姿は物語のお姫様にすら見えてくる。

 

 だけど、困ってる時に助けてくれる姿は凄くかっこよくて、普段よりも凛々しくて、頼りになって、やっぱりどれも祐里くんなんだなぁって感じる。

 

 うう、思い出すだけでも少し顔が赤くなってきちゃうよ。

 

 

 祐里くんが眠っているのを確認すると、彼が起きないようにそっと頭を撫でる。

 

 そんな事したら起きるんじゃないかとも思われそうだけど、これくらいで起きるならわざわざこうして毎日起こしに来ていません。だから、これくらいは何の問題も無いのです。そう、ただのスキンシップってやつです!

 

 

 ふふっ、髪サラサラしてるなぁ…

 

 

 それにしてもよく寝てるなぁ、祐里くん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……今ならキスとかしても…バレないかな…?

 

 

 

 

 ……はっ!何考えてるの私!!?ほ、ほら、早く祐里くんを起こさないとっ!!

 

 

「おきて、起きて〜!祐里くんっ!」

 

「んぅ……」

 

 むぅ……中々起きてくれない…

 

 肩を揺らせば簡単に起きてくれる事もあるんだけど…今日は随分ぐっすりしているみたいです。

 

 これは少し苦労しそうだなぁ…ん、でもこれも私の役割だもん!!頑張れ私っ!!

 

「おきてぇ〜!!祐里く〜ん!!」

 

 そう言いながら全身の力を使って精一杯彼を揺らす。これで起きてくれるかな…?

 

「んぅ……あと5分だけ寝かせて…」

 

「だーめ!早く起きないと遅刻しちゃうよ」

 

 すごく眠そうな祐里くんをみていると、もっと寝かせてあげたいっていう気持ちが心の底から湧き上がってくる。

 

 

 でも我慢我慢。だってさすがにこれ以上寝てたら遅刻しちゃうもん。遅刻はだめもんねっ!

 

 お、目が覚めてきたみたい。チャンスっ!ここでしっかりと起こさないと!

 

「ほら、起きて。祐里くん」

 

「ん……ぅゅ…」

 

 お、やっと起きた〜

 

 祐里くんは横になっていた体制から起き上がると、眠そうに目を擦っている。髪の毛がぴょこんっと跳ね上がっていてまさに寝起きだと見てわかる。彼のこんな姿を見るのも私の特権です。

 

 よし、ここまで起きればもう大丈夫そうかな。ふふん!さすが私っ!祐里くんの事なら知り尽くしてるよっ!!

 

 お、目をぱちぱちしてる。起きたかな?なら改めて

 

「おはよう、祐里くん」

 

 

 と、笑顔で彼に言うのだった。これがあれから1年、小学生になった私と彼の日常だ。

 

 

 あれから着替えた祐里くんと一緒に祐里くんのお家で朝ごはんを食べて、今は一緒に登校しています。

 

 横にいる彼はさっきまでの寝惚けていた姿からいつものキリッとした姿になっている。寝ぼけた姿も可愛くていいけど、やっぱりこっちの祐里くんがしっくりくるなぁ。

 

 ふふっ、でもそんな祐里くんの姿を2つとも知ってるのは家族を除けば私だけなんだけどね♪

 

 

 あ、そうそう。幼稚園時代まではずっと2人だけで遊んでいた私と祐里くんだけど、祐里くんにも私以外の初めての友達が出来ました。名前を五河士道くん。

 

 青髪で祐里くん程じゃないけどちょっとだけ女の子っぽい顔をした男の子。妹の琴里ちゃんをすっごく大事にしていて、見ていると微笑ましくなります。

 

 入学して直ぐに五河くんと意気投合して、よく一緒に遊んでいるのを見かける。私も祐里くん繋がりで何回か遊ぶ事もあって、五河くんや妹の琴里ちゃんと4人で遊んだりした事もあります。

 

 でも、いいなぁ。幼馴染だからこそ、私の方が彼と一緒にいる時間が長いけれど、きっとそうじゃなかったら私よりも一緒に居るんだろうなぁと思ってしまう。

 

 祐里くんに新しいお友達が嬉しいと思う反面、私よりも五河くんと遊んでばかりいて少し嫉妬しちゃう気持ちが心の中で溢れてくる…

 

 息が合いすぎてたまに夫婦なんじゃないかとすら思えてくるもん。いいなぁ、羨ましい。祐里くん曰く、相棒みたいなものと言っていたけどそれでも十分羨ましい。

 

 流石に祐里くんと五河くんがお互いをそういう意味で好き、なんてことはないと思うけど不安なものは不安です。

 

 

 ……ない…?…ないよね……?

 

 

「……」

 

 

 そんなことないと思うけど一応後で祐里くんと彼の関係性を調べておこう。うん、きっとそれがいい。

 

 不安要素は潰しておくべき、だもんね。うん。

 

 最近はいつもこうです。

 

 小学生になって、彼も私以外にも五河くんという友達が出来た。私以外にも話す相手が出来た。それはきっといい事なんだと思う。私も祐里くんの今までと違う姿が見られて嬉しい。

 

 でも、何でだろう。嫌だ。苦しい。私だけといて欲しい。祐里くんが私以外の誰かといるかもしれないと考えるだけでそんなモヤモヤした気持ちが溢れてくる。

 

 …これはいけない気持ちなのかな?

 

 一度だけ、お母さんに相談してみた事がある。だけどお母さんは少し微笑んでから、これも恋なんだよって頭を撫でながら言ってきました。う〜ん…そうなのかな?恋って難しいんだね…

 

 折紙にもいつか分かる時が来るって言われたけど、今の私にはまだ早いみたいです。

 

 祐里くんと一緒に居ると幸せな気持ちが溢れてくる。嬉しくて、幸せで、ほわほわした幸せな気持ち。

 

 1年前からずっとそう。彼といる事が心地良い。だけど、ここ最近は更にその気持ちが強くなってる気がする。

 

 少しの間彼と会ってないだけでも、凄く寂しくなってきて、心の中で不安な気持ちが溢れてきて、彼と会いたいという気持ちが私の心を満たしてくる。

 

 彼とどうなりたい、と聞かれたら分からない。

 

 でも、今の私にでも分かることが幾つかある。彼に抱きしめられたい。彼の傍に居たい。彼の横に並んでいたい。ただ祐里くんと一緒に居たい。

 

 

 きっと私は祐里くんに恋をしている。

 

 自信を持って言うことは出来ないけど、きっとこの気持ちは間違ってないと思う。

 

 でも、まだ祐里くんに想いは伝えない。伝える事が出来ない。私自身、これが恋なのかまだ分からないから。

 

 

 ずっと彼と一緒に居たいし、彼の性格も、見た目も、存在も全てを好きだと言い切ることが出来る。だけど、それが恋愛的な意味かと聞かれたら分からない。

 

 だって私は今まで恋をした事がないから。しっかりしてるねってよく言われるけど、私まだ6歳だもん。仕方ないよね。

 

 でもきっとこの心の底から溢れてくる幸せな気持ちは恋なんだと思う。

 

 祐里くんはいつも私の事を護ってくれる。頭を撫でてくれる。抱きしめてくれる。一緒に寝た事もある。全てが普通とは違う特別な事で、祐里くんにとって特別な存在なんだと思う。

 

 だけど今のままじゃあ、それは決して幼馴染以上のものにはならない。

 

 

 きっと彼にとって私は妹みたいなものなんだと思う。

 

 

 兄と妹。兄の世話を焼く妹と、その妹を守る兄。きっと祐里くんの中ではそんな風に思ってるんじゃないかな。

 

 

 でも、今はそれでもいいの。

 

 

 ずっと彼の横に居る事が出来るから。ずっと彼と一緒に居られるから。

 

 

 でもね、祐里くん。いつまでもこのままで居るつもりは無いよ。

 

 

 いつか必ず貴方にこの気持ちを伝えてみせる。

 

 

 でも、今言うのはまだちょっと恥ずかしいし、まだ早すぎる気がするの。

 

 

 だから、今はこれだけ伝えるね。

 

 

 

 そうして、私は彼に向かって笑顔で

 

 

 

「──ー大好きだよっ!祐里くん!!」

 

 

 とそう宣言するのだった。

 

 

 祐里くんはちょっと驚きながら「うん、僕もだよ」って微笑んで返してくれた。ふふっ、嬉しいなぁ。

 

 ごめんね、本当はちゃんと伝えられたらいいんだけど、今の私にはまだ時間が足りないの。だから、これは約束。

 

 

 いつかこの気持ちを理解して、

 

 

 ちゃんと貴方に伝えてみせる。

 

 

 

 

 ──だから、その時は覚悟しておいてねっ!祐里くんっ!

 

 

 




何となくアンケートしてみますね、お題はどういうかいがみたいか、です。

良ければお答え下さい。あと投稿する期間を決めると多分内容がつまらなくなってしまうのでマイペースに書くことにします。失踪するつもりはないから安心してねっ!!

うっかり評価してくださった方書くの忘れてたので追記ぃ!

☆10
ヤツテさん、nagato01さん、雷雫さん、でぃらんさん
☆9
無銘の守護者さん、libra0629さん、awtntnさん、ししゃも333さん、たたtataさん、たみょさん、ミナサカどーもくんさん、妖魔桜さん、石ころAさん、まつもっこりさん、ゴミ箱の人23さん。

ありがとうございます。たくさんの方が来て俺氏びっくり()
そういえばこれ需要あるのでしょうか( `・ω・) ウーム…

どういう話がみたい?ただしそれを書くとは言っていない()(参考にします)

  • 今まで通り祐里くんと折紙ちゃんとの日常
  • まさかまさかの他ヒロインの登場(不明)
  • 他の精霊達との話もみたい!!
  • ifで無表情な折紙と振り回される祐里を
  • 他のアイデア(適当に質問箱にでも)

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