クリーオス「それではダリル、貴様に一つ任務を遂行してもらおう。」
ダリル「はいはい。それで、私はどうすればいいの?」
クリーオスは早速ダリルに任務を与えていた。
タウロ「IS学園に潜入し、織斑一夏をはじめとする専用機持ちどものデータを収集するのだ。」
ダリル「何よそれ、あいつらを如何にか殺す方がいいんじゃないの?」
ダリルは不満そうに喚く。
クリーオス「まあ待て、その辺は時を待って実行するとしよう。とにかく今は敵を知る事だ。成功した暁にはビルゴとサジに頼んで貴様の機体を作らせよう。どうだ?」
ダリル「・・・それなら話は別ね、わかったわ。」
その後、タウロの提案により、IS学園卒業生であるダリルは教育実習生として現地に赴くこととなった。
一方、学園では・・・
のほほん「む〜、結構難しい〜。」
本音は専用機持ちの皆の専用機九尾狐の操縦訓練を授業時間外に行っていた。
機体に秘められた9つものアビリティーは凄まじいが、当の本人がイマイチ使いこなせていない。
ちなみに種類としては、攻撃3、防御2、自身や仲間の機体のステータス強化3、シールドエネルギーの回復や充填が1の割合で備わっている。
一夏「やはり、弱点としては、1つのアビリティーを発動している間他のアビリティーは使用不可になるところだな。俺とネロのワンオフアビリティー同様、使用にはかなりのエネルギーを必要とするものもあるし。何よりインターフェースでないぶん、判断の速さが求められるな。」
ネロ「ああ、敵に通用しないものを引き当てて不発に終われば隙が生じてしまうどころかガス欠に陥る。少なくとも単独で敵と戦うにはまだ危険なようだ。これからもし戦闘に関わるなら、常に誰かが側にいないとまずい。」
最初こそ手間取ったものの、一夏とネロはすぐに九尾狐の弱点に気づき、攻略してしまったのだ。
アビリティーの作動は一応任意で止められるが、判断が鈍い方である本音は、状況に応じて使いこなすのが難しいようだ。
のほほん「ほへ〜、なるほどだよ〜。(わかるような、わからないような〜。)」
鈴「ハァ、アンタホントにわかってんの?(予想以上に鈍臭いところあるわね。)」
箒「虚先輩がいない今、私達でサポートしていかねばならないな。」
鈴と箒は手のかかる子供の保護者のごとく心配する。
シャルロット「まあまあ、実践しながら覚えていくしかないよ。(虚さん、大変だったんだろうなぁ。)」
虚がいなくなってからは、開発者である簪をはじめ、比較的常識的で教えがわかりやすいシャルロットと鈴が本音をサポートする事にしている。
実践訓練の相手は、一夏を中心に専用機持ちでローテーションしていく。
アルゴス「しかしまあ、こんだけの機体を使えたら大したもんだぜ。」
ビリー「俺らも負けてられないぜ。装備強化は一応勉強してるけどよ。」
レオ「ま、いざとなったら本音の将来の義兄の弾が守ってやればいいさ。」
弾「おう、そのつもりだぜ。」
レベッカ「はぁ、手のかかる妹ができちゃったわね、弾。」
簪「ごめん本音、使いやすさを重視したぶん多少の欠陥は出ちゃったけど。」
のほほん「だいじょぶ〜、そのうち出来るのだ〜。」
エクトル「本気なのか、それとも呑気なのか?」
本音のパイロットの腕が上がるにはまだ時間を要するようである。