黛「はいはーい、新聞部でーす!今最も話題となっているあのブリュンヒルデこと、織斑先生の恋人のクラストさんにインタビューしようと思いまーす!!」
クラスト「ふむ、インタビューとは『問答』の事か?」
一夏「まあそんな所だ。」
千冬「・・・・・。」
クラスト「まあよい、とりあえず答えよう、人の子よ。」
クラストは席に着く。
千冬がクラストと恋人同士になったことで学園はしばらくこの話で持ちきり状態である。
黛「ズバリ、クラストさんが織斑先生を好きになったその要因は!?」
クラスト「話せば長くなるが、一夏との契約によってこの世界に入った時、一夏の肉体越しに色々見ていたのでな。
その中で千冬を見た瞬間から気にはしていた。」
黛「なるほど、つまりそれは『一目惚れ』って事ですね!」
アルゴス「まさか奴にそんな時があったとはな。」
鈴「でもまあ、仕方ないんじゃない?」
セシリア「織斑先生は本当にお綺麗ですし。」
ラウラ「うむ、間違いないな。」
千冬「・・・・・・。」
一夏「(姉さん、ここは我慢してくれ。)」ボソボソ
千冬「(わかっている、というよりそもそもこれはお前のせいだぞ一夏!)」
一夏「(まあまあ、俺は姉さんの幸せを知らせたくてだな。)」
千冬は喚こうにも、一夏に宥められる。
黛「では次に、もう織斑先生とはキスを交わしましたか!?」
クラスト「ああ、一夏の身体を借りて実体化してな。」即答
千冬「!!」
「キャーーーーーーーー!!!」
箒「な、き、キスを交わしただと!?」
シャルロット「しかも、一夏の身体を借りたって・・・。」
セシリア「それってつまり・・・・。」
ラウラ「い、一夏と教官のキスでもあると言う事か!?」
ビリー「落ち着けよお前ら、身体借りたっつっても姿が違うんだから、一夏に関してはノーカウントだろ。」
箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「ほっ・・・・。」
レベッカ「ていうか、身体の貸し借りって、なんかややこしいわね。」
エクトル「そこは僕やアルゴスも同じことだよ。」
のほほん「ネロロンもクラクラ(クラスト)に身体を貸すことあるのー?」
ネロ「いや、どうやら俺は無理みたいだ。もともと契約者は一夏だし、それ以前に俺の身体は人工のものだからな。(とりあえず肉体劣化を防ぐために力の一部を借りてはいるが・・・・。)」
一夏「先輩達、すみませんがもうその辺で。」
黛「おっと、それじゃあまた取材よろしく!」ササッ
セラフィエル「しかし、創造主たるクラストが人の子の女と結ばれるとはな。」
ルシフェウス「うむ、それもそうだが、この学園はこんなにも和やかなのか・・・。」
学園内は大いに盛り上がっている。
それから数週間後・・・・、
TV「おはようございます、本日の特集はこちら!『世界第二のIS学園、ノイモス学園誕生』」
一同「!?」
TV「ギリシャ政府は、日本を除く他の国々が試みようとしなかった事を成し遂げようと、また、IS技術で日本に遅れを取りたくないと、研究所を改装し、この学園を設立する事を決めたそうです。」
ラウラ「ほう、アルゴスの国にIS学園と同じ学校が建つのか。」
ネロ「うーむ、政府は思い切ったな。」
アルゴス「俺も今初めて知ったぞ。」
セシリア「世界も動き出しつつあると言う事ですわね。」
シャルロット「そこはIS適性のある男子の受け入れはどうなんだろう?」
ビリー「どうだろうな、まあ俺たちの仲間が増えるならそれはいい事だぜ。」
TVでは、楯無と虚が通うギリシャ航空機専門学校の教授がインタビューに答えている。
教授「実は我が大学の生徒にIS学園の出身者に、あのブリュンヒルデの血族にして世界初のIS男子の織斑一夏君の事を聞きましてね。彼の大いなる理想に我々も力を注ぎたいと思ったのです。」
レオ「おい一夏、お前やっぱ世界的に有名だな!」
一夏「あ、ああ。にしてもまさかここまでの事になるとはな。」
箒「流石は一夏だ。理想が他国にまで伝わるとはな。」
弾「つーか、一夏の事喋ったのは楯無さんで間違いなくねえか?」
簪「うん、きっとそうだと思う。お姉ちゃんお騒がせな所あるし。」ハァ
エクトル「しかし、この学園に何人くらい進学希望を出す生徒がいるんだろう。」
レベッカ「それに、建物もそうだけど、色々とお金がかかりそうじゃん。」
鈴「一回現地に行ってみたいわね。」
TVでは明るい未来を思わせるような映像が流れている。しかしその裏で・・・・・、
ピスケ「クリーオス様、放映完了です。」
ピスケは報道の力を使って全世界にノイモス学園の宣伝をした。クリーオスは拠点の自室のテレビを通して現地を見ている。
クリーオス「うむ、ご苦労。IS関連の学校を建てるとなれば政府も気前がいいものだな。」
タウロ「我らの計画の遂行には寧ろこのような施設があった方が都合がよろしいかと。」
そう、つまりそれは、ベルゼビュートを生み出した施設を、学園という名目でカモフラージュする事であった。
ビルゴ「アクアンの修道女達も含め、『生贄』を確保するにはもってこいかと。」
クリーオス「ふむ、ん?」
クリーオスは、ふと画面の角の方を見る。僅かではあったが、そこには楯無や虚の姿が。
クリーオス「よし、次の作戦が決まった!リオン、カプリ!」
リオン・カプリ「はっ!!」
何やら次の作戦にうつったようだ。
Side楯無・虚
楯無と虚はニュースのあった日に教授とは別行動でノイモス学園の見学に来ていた。
楯無「へー、ここが第2のIS学園かー。」
虚「もともとここは研究所だったらしいわよ。」
楯無と虚はゆっくり校舎内を見てまわる。
リオン「よし、今だ!!」
カプリ「おお!」
リオンとカプリは2人だけになったところを狙い、楯無と虚を後ろから襲った。
楯無「あっ、んんん、う、ん・・・・。」
虚「楯無さん!?うっ、ん・・・・。」
楯無と簪は麻酔銃で撃たれ、その場に倒れた・・・・・。
2人はリオンとカプリに確保されてしまった・・・・・・・。