IS Brotherhood   作:magnumheat

126 / 209
第三層 part2

鈴が戦闘不能となったものの、アクアンを倒す事に成功した。

ここからはセシリアとカプリの一騎打ちである。

 

カプリ「ふむ、では改めて始めるとしよう。アクアンが死んだのは誤算だったが、まあいい。」

 

カプリはどこかナメた表情でセシリアを見る。

 

セシリア「ええ、正々堂々と。(一夏さんもあの時はこんなお気持ちだったのですわね。)」

 

セシリアは双天牙月の切先をカプリに向ける。

すぐさま次なる戦闘が開始され、カプリは自身の専用機「タクティコス」の両肩に備えられたレーザー砲「アクティナ」で攻撃を仕掛ける。

 

セシリアは双天牙月を盾にレーザーを回避していき、間合いを詰めていく。

 

一夏「・・・・・。」

 

一夏は戦いを見てふと考え込んだ。

 

シャルロット「どうしたの一夏?」

 

一夏「いや、何でもない。それより、セシリアは近接格闘での距離の詰め方が上手くなったな。

 

箒「そうだな、確かセシリアは長期休暇の間はフェンシングをやっていたらしいぞ。」

 

アルゴス「なるほど、あいつの苦手克服にはもってこいだな。」

 

セシリアは前後左右にステップを踏むような動きでカプリを翻弄する。

 

カプリ「くっ、小娘如きが。」

 

カプリはフィールドを広く丸く移動しながら攻撃する。

 

ビリー「これじゃ、いつまでたっても一方的だぜ。」

 

弾「この距離じゃ完全にあいつのペースだぞ。」

 

一見一方的な戦いだが、

 

ラウラ「・・・いや、待て。ひょっとして狙いは。」

 

ラウラはふと何かに気づいたようである。そして、その答えが遂に・・・・。

 

カプリ「!?」

 

カプリはセシリアの動きによっていつのまにか移動範囲を狭められていた。

 

レベッカ「成る程、こういう事だったのね!」

 

クリーオス「・・・・やるな。」

 

セシリアはカプリを袋小路に追い詰める。

 

カプリ「姑息な手を!!」

 

セシリア「あなたに言われたくありませんわ!さあ、行きますわよ!!」

 

セシリアは先ほどの鈴と同じように、両手の武器を十字に構えてイグニッションブーストで一気に間合いを詰める。

 

カプリ「くっ、ならばこちらも行くぞ!!」

 

カプリはレーザーのほかにミサイルやグレネードを放つ。

セシリアはブルーティアーズの破損や肉体的ダメージを負うものの、その目は鈴を思う気持ちに満ち溢れていた。

 

セシリア「これで終わりですわ!!」

 

セシリアは双天牙月をカプリの腹部に、インターセプターを額に深々と突き刺し、そのまま壁に叩きつけた。

 

カプリ「グッ、ゴボッ、な、何故だぁぁ。」

 

カプリは壁に貼り付けられた状態で息を引き取る。

 

セシリア「ハァ、ハァ、ハァ。」

 

セシリアはダメージと疲労でその場に仰向けになった。

 

のほほん「セシィ、やったねー!!」

 

簪「大丈夫!?」

 

防壁が解除されると、一夏はすぐさまセシリアを抱き上げる。

 

一夏「セシリア!」

 

セシリア「一夏、さん、やりましたわ。」

 

レオ「ヒュー、ナイスなお姫様抱っこだな!」

 

箒・シャルロット・ラウラ「むっ!」

 

一夏「ああ、その、すまん、思わず。」

 

千冬「フッ、相変わらず天然だな。」

 

クリーオス「ふむ、思ったよりも強者だったな。」

 

ネロ「では第4層に向かわせてもらう。」

 

クリーオス「よかろう。」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。