IS Brotherhood   作:magnumheat

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ラウラとの一触即発

シャルルとの昼食の後、一夏は午後の授業のため教室に戻っていく。

 

一夏「シャルル、よかったら放課後模擬戦やらないか?シャルルの専用機にも興味があるんだよな。」

 

シャルル「うん、いいよ。」

 

一夏「箒やセシリア、鈴も入れるか。」

 

そんな話をしていると、何やら廊下で大声が響く。

 

ラウラ「教官!答えてください!あなた程のお方が、何故現役を退いてこんな所で教師など!」

 

千冬「織斑先生だ。訳は聞くな、早く教室に戻れ。」

 

ラウラ「やはり、織斑一夏が原因なのですね。」

 

千冬「弟は関係ない。」

 

何やらラウラは納得できない表情を浮かべている。

 

一夏「・・・。」

 

シャルル「一夏。」

 

一夏「気にするなシャルル、彼女もまた間違いなく心に傷を負っている。」

 

一応原作である程度は理解できてるしな。

 

午後の授業が終わり、模擬戦をしにアリーナへ向かった。

 

シャルル「いくよ、一夏!」

 

一夏「おう、男子同士遠慮は無しだぜ!」

 

シャルルの専用機「ラファーム•リヴァイブ・カスタムⅡ」は武装が多く、近距離遠距離のどちらにも対応できるようになっている。それに対して白式は近距離のみで、アビリティーの零落白夜によりシールドエネルギーが消費しやすい。一見すれば圧倒的に一夏が不利である。

 

シャルル「その動きじゃ僕のアサルトライフルの弾幕は防げないよ。」

 

一夏「ならこの動きはどうだ!」

 

一夏は正面から斜め上に行き、イグニッションブーストでシャルルの左脇に入る。しかし、

 

シャルル「それも想定内だよ一夏。」

 

シャルルはアサルトライフルを瞬時にショットガンに切り替え、迎え撃つ。が、

 

一夏「それはこっちのセリフでもあるぜ!」

 

一夏はショットガンに切り替わる瞬間、真下に急降下し、雪片弐型をそこから突き上げるように攻撃する。

シャルルは慌てて真下に構えるも、銃身がブレードに弾かれてしまい、そこに零落白夜が炸裂し、決着が着いた。

 

シャルル「あちゃー負けちゃったよ。さすが代表候補生を2人も破っただけの事はあるね。」

 

一夏「いやいや、にしても武器が幾つもあるのはいいよな。」

 

シャルル「一夏の白式は射撃武装が無いんだよね。」

 

一夏「雪片弐型で拡張領域全部使ってるからな。基本的に俺はいつも悪条件だ。」

 

シャルル「でも、一撃必殺の破壊力はいいよね。」

 

まあそれ相応のリスクはあるけどな。

 

ラウラ「友情ゴッコはそこまでにしたらどうだ。」

 

一夏・シャルル「!?」

 

振り向くとそこには、専用機「シュヴァルツェア・レーゲン」を身に纏ったラウラがいた。冷たい目線で一夏を睨んでいる。

 

ラウラ「代表候補生を倒したと聞くが、所詮私の敵ではない。だが、このまま見過ごすのも気にくわんからな。今すぐここで戦ってもらおう。」

 

シャルルは険悪な表情でおもむろにアサルトライフルをラウラに向ける。

 

シャルル「随分なご挨拶だね、ボーデヴィッヒさん。訓練をごっこ遊び呼ばわりするのは聞き捨てならないな。」

 

一夏「シャルル、よせ。」

 

一夏はシャルルをなだめると、改めてラウラのほうを向く。

 

一夏「ボーデヴィッヒさん、俺が気に入らないのは恐らく姉さんの事だろうが、決着なら学年別トーナメントで着けようぜ。

ドイツ代表候補生ほどの大物なら、ここでやるのは美味しくねえだろ。」

 

ラウラ「ふん、怖気付いたか。だが私と戦う意思があるのがわかっただけでもよしとしよう。」

 

その捨て台詞とともにラウラはその場を後にする。

 

千冬「・・・・。」

 

 

所変わって、食堂では学年別トーナメントの話で持ちきりだった。

 

箒「ボーデヴィッヒと何かあったそうだな。」

 

セシリア「一夏さんにかなり高圧的でしたわね。」

 

一夏「ああ、恐らく俺の誘拐事件による姉さんのモント・グロッソの二連覇破綻が原因だろう。」

 

鈴「でもそれは不可抗力よ。恨むなら相手が違うじゃない。」

 

一夏「姉さんを誰よりも尊敬しているが故にああなっているんだろう。彼女の気持ちも理解できない事はないぜ。」

 

シャルル「はあ、一夏は大人だよね。僕も見習わないと。」

 

ラウラの話で場は真剣な空気に包まれる。だがそれも次の瞬間に終わった。

 

ガタガタガタガタ、テーブルが凄く揺れる。

 

箒「何だ、地震か?」

 

鈴「それと同時に声も聞こえるんだけど。」

 

バタン、食堂の扉が勢いよく開くと、大多数の女子生徒が雪崩れ込んできた。

 

セシリア「皆さんどうしましたの、血相変えて?」

 

「これ見て!!!」

 

何やら書類を渡される。

 

シャルル「なになに、緊急連絡、学年別トーナメントは急遽、タッグマッチ形式となった。すみやかにペアを組むように、決まらない場合は抽選により決まる。」

 

「それだけじゃないの。優勝者は、織斑君とデュノア君のどっちかと付き合えるんだって!」

 

箒「はぁ⁉︎」

 

セシリア「納得がいきませんわ!」

 

鈴「ちょっと、それ2人に悪いでしょ‼︎」

 

一夏「おい。って事は。」

 

シャルル「まさか。」

 

「とにかく、私と組もう織斑君!」

 

「お願いデュノア君!私とペアを組んで!」

 

みんな必死な表情だ。気持ちはわかるがここは最善の選択を取らせてもらう。

 

一夏「みんな悪い。俺はシャルルと組むって約束してる。な、シャルル。」

 

シャルル「うん、だからごめんね。」

 

箒・セシリア「(ほっ。)」

 

「まあ仕方ないか、誰かにとられるよりマシだよね。」

 

「男同士のコンビも絵になるし。」

 

ふう、何とか場が収まったな。

 

鈴「あんた達大変よね。色んな意味で。」

 

鈴は他人事みたいに言う。

 

一夏「こうなったら絶対優勝しなきゃな、負けた上に人生決められるんじゃ、プライドが許さないぜ!」

 

シャルル「そうだよね、僕も頑張る!」

 

箒「2人ともがんばってくれ。」

 

セシリア「これは正式な試合です。恋愛は抜きで堂々と戦いましょう!」

 

鈴「そうとなったらあたしたちもペアを決めなきゃね。」

 

急展開になったが、何としても優勝して見せると誓った一夏とシャルルであった。

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