IS Brotherhood   作:magnumheat

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第六層 part 2

第六層での戦いは、スコルピオの作り出した精神世界、 その中で箒は孤軍奮闘する。

 

Side現実世界

 

簪「みんな見て、箒の身体が!!」

 

一同「!?」

 

箒を見ると、彼女の口からは血が流れ出ており、身体にも所々傷が。

 

ビリー「おい、このままだと箒やべえんじゃねえか!?」

 

エクトル「まさか、精神世界で受けたダメージが、全て現実になるのか!?」

 

鈴「何それ!?そんな条件あんまりよ!!」

 

クリーオス「甘いぞ人の子らよ!今我らがいるこの戦場は、生か死か、その2つしかないのだ!戦いは、どちらかが死を迎えるまで終わることはない!」

 

 

一夏「くっ・・・・(箒、大丈夫か。)」

 

セシリア・シャルロット・ラウラ「(箒(さん)・・・・・。」

 

ネロ「今は彼女を信じるしかない。」

 

 

Side精神世界

 

みんなが心配する中、箒は想像以上に手こずっていた。

 

箒「ハァ、ハァ。」

 

幻影の束「ふふん、少しは強くなったね箒ちゃん!でもまだまだだよー!!」

 

箒「ぐっ、はああぁぁぁっ!!せいやっ!!!」

 

箒はがむしゃらに無人機に斬りかかり、強引ながらも次々と真っ二つにしていく。

 

スコルピオ「さて、ザコの役目が終わったところで、今度は私が行こう!!」

 

箒「初めから堂々と勝負したらどうだ!?」

 

スコルピオ「これはまた死を急ぐ小娘だ。食らうがいい!!」

 

スコルピオはディリティオの武装を展開させる、両手指の先からは先程の糸が出てきた。しかし、その先端には・・・

 

箒「!?」

 

箒は驚愕した。そこには左右それぞれの手から放たれた糸で繋がれたISが出現した。

それらは言うなれば操り人形である。そして、驚くべきことはそれだけではない。

それらは段々と姿形を変えていき・・・・・・、

 

箒「い、一夏!?それに、千冬さん!?」

 

スコルピオ「フハハハハッ、驚いたか!これが私のディリティオのアビリティ『クロノス』だ。先端に繋ぎ止めた機体やそのパイロットを、意のままの機体、人物に変えることが出来るのだ!そして、その人格や能力をコピーし、忠実な僕として使役できる!!」

 

箒「何だと!?」

 

幻影の束「おー、ちーちゃんといっくんのお出迎えだね!家族団欒だよ!!」

 

箒「・・・ふざけるな。」

 

※本人達と区別するため、名前の後ろに「コピー」を付けます。

 

一夏コピー「よう箒、せっかくこの世界で会えたのに、ムスッとするなよ。」

 

千冬コピー「篠ノ之、一夏はそう簡単にはやらんぞ。欲しければ私から奪い取ってみせろ!」

 

箒「やめろ・・・・、やめてくれ!」

 

箒は耳を塞ぎ、その場にしゃがみ込んだ。

 

スコルピオ「貴様の心に巣食う障壁、それは恐らくこの二人も関係しているのだろう。幼き頃から慕う男と、それを守ってきた唯一の肉親の存在。貴様は、己がこの姉弟愛の間に入り込める程の者ではないように思えてならないのだろう?」

 

スコルピオは歪んだ笑みで箒を見下す。

 

箒「・・・黙れ。」

 

スコルピオ「肉親からの愛に逸れ、他者と距離を置いてきた貴様は、一夏と出会った事で愛を心に宿した。だが、己の素直でない性が、愛を伝えることは愚か、一夏を守りし存在である千冬に立ち向かう心を殺している。」

 

箒「だまれぇぇぇっ!!!」

 

箒の表情は引きつっている。

 

スコルピオ「やれやれ、猪突猛進だな、行け一夏、千冬、力の差を思い知らせろ!」

 

千冬コピー「行くぞ篠ノ之!!」

 

一夏コピー「剣道ではお前に負けたが、ISじゃどうかな!?」

 

千冬コピーと一夏コピーは箒に斬りかかる。

箒は雨月や空裂でそれぞれの攻撃を受け流すが、

 

千冬コピー「甘い!!」

 

箒「ぐっ!!」

 

コピーといえど、仮にもあの千冬を一夏に加えて相手をするので、通り切らない。

 

一夏コピー「ほら、どうしたよ!?」

 

箒「一夏・・・・。」

 

箒、絶体絶命の状況の中、外にいる者達の心の叫びが届くのだろうか・・・・。

 

 

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