IS Brotherhood   作:magnumheat

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第六層 part 3

箒以外「・・・・・・。」

 

箒とスコルピオの戦いは長引く一方、現実世界で皆は息を呑んで箒を見守る。

 

クリーオス「フン、何という顔をしているのだ人の子らよ。それほどまでにあの小娘が心配か?」

 

ビリー「・・・・テメエ。」

 

簪「何を今更。」

 

クリーオス「人の子は常に希望があると臆面もなく考える。だが、時には希望のない現実に打ちひしがれるものだ。これを見ればそれが分かるであろう。」

 

クリーオスは、スコルピオの精神世界の映像をモニターに映す。

 

ネロ「こっ、これは一体!?」

 

レベッカ「ってゆうか、なんであそこに一夏と織斑先生が!?」

 

弾「おい、これって箒が一夏と織斑先生相手に戦ってるってことかよ!?」

 

鈴「はあっ!?こんなの勝てるわけ」

 

一夏「大丈夫だ!箒は絶対に勝つ!!」

 

他のみんなが絶望的に思うのを振り払うべく、一夏が一喝する。

 

セシリア「そうですわ!箒さんがこんな事で負けませんもの!!」

 

ラウラ「あそこにいるのは偽物だ。」

 

シャルロット「箒、頑張って!!」

 

クリーオス「フン、あの小娘をどう言おうと、貴様らには何も出来ぬ!」

 

エクトル「それはどうかな、宗教でも『祈りは届く』という教えがある。」

 

アルゴス「・・・・てめえが何故クラストに敗れたのか、何となくわかった気がするぜ。」

 

 

 

Side精神世界

 

箒「ハァ、ハァ、ま、まだだ・・・・・。」

 

一夏コピー「しぶといな箒、流石、俺に惚れただけの事はある。」ニヤニヤ

 

箒「黙れ、偽物風情が!!」

 

千冬コピー「貴様こそ黙らんか!!」

 

千冬コピーの一撃が箒の頭に直撃する。

 

箒「うあっ!!」

 

箒の髪のリボンが切れ、ポニーテールが解けてしまいながら、箒は床に倒れた。

 

箒「くっ・・・・(今の私では、歯が立たないというのか。)」

 

幻影の束「箒ちゃーん、もうお眠?」

 

箒「・・・・・。」

 

箒は、気を失いかける程のダメージを受けた。

 

箒「・・・このまま、死ぬ、の、か・・・・・。」

 

声「・・・き、・・・うき、・・・ほうき、箒!!」

 

重傷の箒の頭に、誰かの声が響く。

 

箒「・・・・だ、誰の声だ?」

 

一夏「箒、諦めるな!!」

 

箒「一夏!?」

 

箒は意識を少し取り戻す。

 

ネロ「箒、何を躊躇っている!?」

 

セシリア「箒さん、負けないで下さい!!」

 

シャルロット「僕たちがついてるよ!!」

 

ラウラ「箒、立ち上がるんだ!!」

 

エクトル「箒、心の闇に打ち勝つんだ!!」

 

アルゴス「こんな奴、お前の太刀でぶった斬れ!!」

 

鈴「箒、こんなとこで倒れんじゃないわよ!!」

 

弾「箒、奴に意地を見せろ!!」

 

レオ「自分を信じるんだ!!」

 

簪「どんな壁も私達で越えよう!!」

 

ビリー「お前は決して弱くねえぜ!!」

 

レベッカ「大和魂を燃やすのよ箒!!」

 

のほほん「しののんファイト〜!!」

 

千冬「信じているぞ、篠ノ之。」

 

箒「・・・・皆」

 

箒は立ち上がり、気がつくとその手には、一夏からもらったリボンを握りしめていた。

 

箒「・・・そうだ、私には、一夏が、同志ががいる!!」

 

箒はリボンを結び直し、トレードマークのポニーテールを結ぶ。

 

スコルピオ「そんな体で何ができる?」

 

箒は空裂を両手で握りしめて構え、スコルピオに向き直る。

その目は、燃え盛る炎の如く輝く。

 

スコルピオ「ほう、まだ力を残していたか。まあいい、そろそろこの人形劇もお開きとしよう。行け、一夏、千冬!!」

 

一夏コピー・千冬コピー「・・・・・。」

 

コピーに命令するも、どうしたことか、微動だにしない。

 

スコルピオ「何をしている!?かかれ!!」

 

スコルピオはしきりに命令するも動かず、それらは水をかぶった泥人形の如く崩れていく。

気がつくと、幻影の束も消え始めた。

 

スコルピオ「馬鹿な!?何故私の精神世界でこんな事が!?」

 

箒「・・・ここには、私の知り得る者はおらん!!」

 

叫び声と共に、スコルピオと箒は現実世界に戻った。

 

スコルピオ「ぐっ、貴様。」

 

箒「ハァ、ハァ。」

 

一同「箒(さん)(篠ノ之)!!!!」

 

箒「さあ、いざ尋常に勝負!!」

 

スコルピオ「小癪な!!」

 

箒とスコルピオの斬り合いが始まる。

 

クリーオス「何っ、スコルピオの精神世界を抜け出すとは!!」

 

クラスト「クリーオス、1つ教えてやろう。人の子らには、心の力、『祈り』がある。その祈りが、箒を奮い立たせたのだよ。」

 

クリーオス「・・・くっ!!」

 

箒「トドメだ!!」

 

箒は空裂でスコルピオの右肩から腰までを切り裂き、真っ二つに。

 

スコルピオ「うぐぅおあああっっ!!」

 

切断された体からは大量に血が飛び散り、スコルピオはおぞましい断末魔と共に死んだ。

 

一夏「箒、よく頑張ったな。」

 

箒「一夏!!」

 

箒は思わず一夏に抱きつく。

 

一夏「うおおっと、大丈夫か?(うはっ、改めて思うけど、箒すげえ胸だなぁ。)」

 

セシリア・シャルロット・ラウラ「むっ!!」

 

レオ「ヒュー、一夏!ラッキーだな!」

 

鈴「はいはい、ラブコメは後。」

 

一夏「どうだクリーオス、もう半分突破したぜ!」

 

クリーオス「・・・面白い、ならば残りも制してみるがよい!!」

 

長い第六層の戦いが終わり、第七層へと向かう。

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