12神座との戦いは半分を終え、後半戦に入ろうとしていた。
クリーオス「では、第七層に挑むものを決めるがよい。」
一夏「後半の最初か・・・、じゃあここは、弾で。」
弾「俺か、このタイミングで大丈夫か?」
鈴「アンタね、いつかは出番来るのわかってたんだから。」
弾はこれまでの戦いを見てきた事から、若干の緊張感に襲われる。
クリーオス「では行け、ジュゴーン。」
ジュゴーン「はっ。」
ジュゴーンは弾に歩み寄り、専用機『イルシオ』を装着する。
弾も専用機骸魔を装着し、すぐさま戦闘を開始する。
弾は魔葬鎖刃で攻撃を仕掛け、ジュゴーンから先制をもらう。
弾「おいオッサン、その年でパイロットたあ不相応じゃねえの?」
ジュゴーン「侮るな小僧。イルシオのアビリティ発動!!『フルクトゥス』!!」
その言葉と同時に、ジュゴーンは周囲を驚かせる行動に出た。
弾「な、何だ!?」
レベッカ「どうなってんのよあれ!?」
何と、ダメージを受けた筈のジュゴーンの機体が再生し、シールドエネルギーも回復して行く。
エクトル「クリーオス、このシステムは何なんだ!?」
クリーオス「フフフ、我らは貴様たち以上にISの研究開発を進めているのでな。貴様たちには想像もできぬ力を、こちらはいくつも持っているのだよ。」
ネロ「つまり、今回の条件は、不死の力に勝てということか。」
ビリー「こんなアビリティ汚ねえぞ!!」
一夏「くっ、ここに来て最悪の条件だ!」
ジュゴーン「さて、始めるとしよう。」
弾「そ、そんな虚仮威しにビビるかよ!!」
シャルロット「弾、気をつけて!!」
弾はやや萎縮しながらも果敢に攻撃を仕掛ける。
弾「おらっ、回復される前に攻撃だ!」
魔葬鎖刃による連続攻撃を行うも、被弾のダメージより回復の方が早い。
ジュゴーン「その程度か小僧、それだけでは吾輩には勝てぬぞ。」
弾「うるせぇ!!コイツならどうだ!!」
弾は飛び道具である聖封十を投げ、頭部に直撃させるも、同じであった。
脳の断面が見えるほど切り裂かれた頭部は、瞬く間に元どおりである。
エクトル「馬鹿な!?致命傷を負って何故生きている!?」
レベッカ「アイツ化け物!?」
レオ「ありえねえだろこんなの。」
弾「ぐっ、どうすりゃいいんだ・・・・。」
ジュゴーン「フフフ、この力は選ばれたもののみ扱えるもの。この不死の力をもってすれば、選ばれた者たちによる、我らが目指す完全なる新世界を築けるのだぞ!!」
ネロ「・・・・外道が。」
クリーオス「だが、人の子らは皆不老不死を望む者。際限のない欲望は、時に自然の摂理にも背く。我々の望む新世界は、愚かな人の子らの望む楽園となるのだ。」
再生能力を使われることにより、弾にとっては圧倒的に不利なデスマッチである。
果たして、ジュゴーンを攻略する術はあるのだろうか・・・・。