ジュゴーンの驚異的な再生能力を目の当たりにし、弾は苦戦を強いられることに。
ジュゴーン「どうした小僧、貴様の力はそれまでか?」
弾「ちっ、うるせぇ!!」
一夏「熱くなるな、弾!!」
一夏の声も虚しく、弾はひたすら攻撃を繰り返す。
箒「このままじゃ埒があかないぞ。」
レベッカ「あの再生能力をどうにかできれば・・・。」
苦戦する弾をただ固唾を呑んで見守るしかない一同は歯痒さを感じていた。
ビリー「ラウラ、経験あるお前ならああいう時どうする?」
ラウラ「済まないが、あの手のシステムは私でも解らん。」
レオ「クソッ、打つ手なしかよ!」
ジュゴーン「そらっ!!」
弾「ぐわっ!!」
ジュゴーンはイルシオの武器『シーフォス』で弾の額と左頬を斬りつけた。咄嗟に回避したものの、かなりの流血である。
セシリア「弾さん!!」
シャルロット「大丈夫!?」
弾「ぐっ、どーって事ねえぜ!」
そう話しているものの、かなり精神的に追い詰められている。
千冬「くっ、こんな時束が居れば!」
数分で弾はかなりの出血をし、体力気力共に瀕死の状態に。
弾「ぐっ・・・く、そ、があ。」
弾はやけになってジュゴーンに体当たりを食らわせる。
ジュゴーン「フン、そこまでとはな。」
ジュゴーンの身体はまたしても再生する。が、この時弾は違和感を覚えていた。
弾「どういう事だ、さっきから奴の身体と機体が再生するのはまだしも、エネルギーまで減った気配がないのは気のせいか?」
かなりの長丁場にもかかわらず、ジュゴーンのシールドエネルギーが減っていない。
弾「?何だ、この音は。」
弾は戦闘の最中、ある音が気になっていた。それは、ジュゴーンの再生能力が働いている間に小さいながらも聞こえており、
その音が再生能力と関係しているのではないかという推察に至る。
弾「・・・(この音、授業で習ったことがあるぜ。確かエネルギー供給時に発生する、一種の通信音だ。
あいつの回復時に聞こえてくるこの音もそれだとしたら・・・・)」
弾は一旦ジュゴーンから離れて、旋回しながらジュゴーンだけでなく、部屋の隅々まで攻撃を当てる。
ビリー「おい弾、どこ狙ってんだよ!?」
ジュゴーン「やけになったか小僧、だが貴様に勝ち目はない。」
弾「この空間のどこかに、再生能力の供給源があるとしたら、どこかに。)」
一夏「・・・弾、どうやらあの再生能力の原理がわかったようだな。」
レベッカ「えっ、そうなの!?」
セシリア「ということは、あの再生能力はジュゴーンの機体のアビリティではないという事ですの?」
ネロ「確かに、有り得ない話じゃない。」
しばらく弾の攻撃を平然と受けていたジュゴーンは、
ジュゴーン「(・・・・まさか、この力の源を嗅ぎつけたか!?)」
ジュゴーンは焦りを見せてしまい、まだ攻撃されていない部屋の一部の前に出ようとするが、
弾「どうやら、答えはそこにあるみてえだな!!」
弾は部屋の天井を思い切り攻撃した。すると、天井が崩れ落ち、そこには装置のようなものが。
弾「こんなもんぶっ壊してやるぜ!!」
弾は魔葬鎖刃で装置を巻き込み、引きちぎった。
千冬「成る程、あの装置から再生能力のためのエネルギーを供給させていたのか。」
レオ「何だよそれ、全然フェアじゃねえぜ!!」
アルゴス「汚ねえぞこんなやり方!!」
ジュゴーン「ちいっ、こんな小僧に見破られるとは!!」
ジュゴーンは再生機能を失い、弾はこれまで以上に攻撃を加える。
弾「こいつで引導を渡してやるぜ!!」
弾は聖封十を握り、新たなアビリティ「断罪十字封」を発動した。
弾「いくぜ、断罪十字封!!」
聖封十の長い方が急速に伸びて尖り、レイピアのようなその先端は、ジュゴーンの眼を貫いた。
ジュゴーン「うぐうううおおおおおっ!!」
ジュゴーンは悶絶し、その場に伏せてしまう。弾はとどめに魔葬鎖刃で首を締め付け、骨をへし折った。
ジュゴーン 「く、そ、我ら聖なる十二神座が、こんな汚れ共に・・・・。」
ジュゴーンは倒れた。
弾「ハァ、ハァ、あっぶねー!!ウエッ!!」
シャルロット「弾、あんまり喋っちゃダメ、とりあえず休んでね。」
一夏「どうだクリーオス、下手な小細工で勝てるほどISでの勝負は甘くねえぞ!!」
クリーオス「せいぜい吠えていろ、そのまま第八層まで来るがよい。」
予想外かつ前例のない能力に苦戦するも、なんとか勝利を収めた弾であった。