クリーオス「では、決めるが良い。」
一夏「うーむ。(とりあえず姉さんを除いて女子は全員戦ったな)」」
残るはエクトル、アルゴス、千冬、ネロ、そして一夏。
レベッカ「世界最強と学園上位クラスが残ったわね。」
箒「だが、向こうも切り札を隠している可能性もあるのでは。」
ビリー「それは言えてるぜ。考えてみりゃ奴の手駒は異質なもんばっかだしな。」
一夏「よし、じゃあエクトル、頼むぞ。」
エクトル「ああ、わかった!」
セラフィエル「では、我も行こう。」
エクトルはケイローンを装着し、その身にセラフィエルを宿す。
クリーオス「では、サジよ、行け!」
サジ「御意」
サジは専用機「デスペランダ」を装着する。
エクトルもケイローンを装着する。
クリーオス「エクトル、貴様はここにいる人の子らの中でも生粋の賢者と言われるほどだ。今回の条件は、そんな貴様にふさわしいものであろう。」
エクトル「何?どういう意味だ?」
サジ「これを見ろ。」
エクトル「!?」
エクトルとサジは迷宮のような空間に包まれ、互いの姿が見えなくなる。
エクトル「な、何だここは!?」
辺り一面マス目が見られる空間になっている。
そして、エクトルの周囲には、
エクトル「こ、これは!?」
味方一同「!?」
そこにはエクトル本人を含め、千冬を除く15人のメンバーにそっくりなISとパイロットがいた。といっても、人形同然だが。
一方で、サジの方にも15体のISを模した人形がある。
すると、エクトルのプライベートチャンネルにサジの顔が映る。
クリーオス「今回の条件は、『謀殺』だ。」
エクトル「・・・なるほど、僕たちは互いに自身を含め、仲間とともに敵を倒していくという事か。」
サジ「小僧、なかなか察しが良いな。だが、戦いは今までとは違うから説明するとしよう。」
ルール
15対15で行うゲーム形式の戦闘。(ファイアーエムブレムに近い。)
サジ、エクトルは互いに自身を含め、仲間を模した人造ISパイロットを駒として操り、迷宮を進みながら敵を倒し、最終的にお互いのどちらかを倒した方が勝者となる。
エクトルとサジを除いて、各駒にはそれぞれステータスが決められており、攻撃力、防御力、移動歩数、射程範囲・距離の項目で分けられる。
続いて、駒の進め方だが、マス目を歩いて進んでいくシステムとなっており、お互い交互に一体ずつ選んで駒を進めていく。
駒を操作する際は手元のチャンネル式のリモコンを使う。
なお、互いの駒の姿は、お互いのプライベートチャンネルの画面に丸印で表示されるのみで、駒の情報はお互いに知らない状態である。
続いて戦闘システムだが、戦闘時もお互いの駒をリモコンで操作し、基本的にお互いの駒は戦闘を行うたびに互いに一回ずつ攻撃を行う。攻撃される際にはダメージを減らすガードや回避、カウンター攻撃などで対応することになる。
なお、攻撃する際に装備・使用できる武器は1種類のみ。攻撃後、次のターンがまわってくるまでは装備変更は行えない。
通常のIS同様、駒は戦闘によるダメージなどでシールドエネルギーが減少する仕組みになっており、0になった時点で消滅する。
次に、戦闘において意識すべきなのは、攻撃範囲や射程距離である。これは、駒の武器やアビリティの種類によって変わるが、
基本的にタイプは大きく分けて3つある。
1.近接格闘タイプ
縦横斜め、自分から周囲1マスの敵にのみ攻撃可能。
反面、遠距離からの攻撃に対し、カウンター攻撃はできず、回避も距離が開くほど成功確率は低い。
2.射撃タイプ
縦横斜め、自分と敵の間に1マス以上の距離がある敵に攻撃可能(武器により距離の上限は異なり、銃弾には限りがある)。
反面、自分の周囲1マスの範囲にいる敵には攻撃できず、敵の攻撃に対するカウンター攻撃もできない。
3.遠近両用タイプ
全ての距離において攻撃可能(攻撃範囲や距離の上限は駒によって異なる)。
サジ「この戦いの概要はこんなところだ。」
エクトル「なるほど。だが僕が操る駒は仲間を模している。戦力は十分なものだ。」
クリーオス「その言葉、いつまで吐けるか。」
Sideギャラリー
千冬「これまでとは大きく変わったな。」
一夏「戦略が問われるのは間違いない。」
ネロ「ああ、奴の腕の見せ所とも言えるな。」
箒「要は、大将であるサジの首を取ればエクトルの勝利という事だな。」
ビリー「俺たちゃ駒扱いかよ。」
簪「それもそうだけど、ステータスがどうなってるのか気になる。」
弾「ああ、言ってみりゃ駒は俺たちの分身だもんな。」
ここでエクトルは各駒のステータスを確認する。詳細に関しては後に話すが、各ステータスにおいて最上位と最下位は以下の通りである。
攻撃力・・・同率1位で一夏とネロ
防御力・・・ラウラ
移動範囲・・・アルゴス
射程距離・距離・・・同率1位でセシリアと鈴
一夏・ネロ「・・・・・。」
レオ「結構的を射たステータスになってるな。」
セシリア「ええ、私もそう思いますわ。」
レベッカ「けど、1位じゃないとなんか複雑よね。」
簪「・・・・私、攻撃力最下位だ。」
アルゴス「・・・・マジか。」
本音「か、かんちゃ〜ん、大丈夫だよ〜。」
シャルロット「けど、向こうの駒が気になるよね。」
ラウラ「ああ、ある程度の予測は必要だろうな。」
クリーオス「では、始めるとしよう。」
こうして、エクトルの戦いは始まった。