新一年生のクラス代表決定戦は、1組、2組どちらも男子側の勝利で幕を閉じた。
その後の協議で、1組のクラス代表は悟狼、2組はノアが務める事になった。
そして今、放課後の学園では彼らの勝利を祝う祝勝パーティーが行われている。
一夏「それでは、新一年生男子の勝利を祝して、乾杯!!」
一同「乾杯!!!」
丸テーブル席の中央には、五郎とノアの2人が座っている。
アルゴス「しかしお前ら、よく頑張ったな。」
箒「うむ、互いに見事だったぞ。」
谷本「いやー、織斑君達には感謝だよ!」
鷹月「この学園にいい男が10人も増えたし!」
「新しい恋がここから始まるかも!!」
ネロ「・・・・随分色恋沙汰に飢えているな。」
のほほん「ネロロン、女の子には色々あるんだよ〜。」
ネロ「?」
その時、紗羅が悟狼のところにやって来る。
紗羅「その、冴神・・・。」モジモジ
紗羅は顔を赤くしながら悟狼を見つめる。
悟狼「?」
紗羅「き、今日の所は、負けを認めるわ。でも、次はないわよ。(ごめんって言えない、何で?)」
悟狼は紗羅の内心を悟ったのか、穏やかな表情になる。
悟狼「北条院、無理に言わなくてもいいぜ、俺たち男子のことを少しでもわかってくれてりゃそれでいい。」
紗羅「・・・・・・ごめん。(何だ、いいヤツじゃん・・・。)」
紗羅は胸が熱くなるのを感じる。
紗羅「その・・・・、アタシに勝ったんだから、アタシのこと、『紗羅』って呼んでもいいわよ。」
悟狼「何だ急に?まあいい、なら俺の事は『悟狼』って呼んでくれ。」
二年生専用機一同(ビリー、ネロ以外。)「(成る程、そういう事か(でしたか。)」
ノア「北条院さん、女尊男卑がまだ拭えない時代だけど、これからよろしく。」
紗羅「あ、うん、よろしく、メイソン。他のみんなも。」
男子一年一同「ああ、よろしく。」
黛「はいはーい、新聞部でーす!注目の新一年生男子のみんなにインタビューしたいと思いまーす!」
ホルス「随分賑やかなんだな。」
ディエゴ「インタビューね、面白そうじゃん。」
男子一同は順番にインタビューに答えていく。
黛「それでは織斑君、全男子のリーダーとして、彼らに一言お願い!!」
一夏「うむ、みんなよくやった!だが今回の勝敗に一喜一憂せず、今後もしっかりISに励んでくれ。」
一年男子一同「はい!!」
山田先生「織斑君、みんなのお兄さんみたいですね。」
千冬「うむ、我が弟ながら大きくなったものだ。」
紗羅「(・・・織斑先輩、この人が世界初のIS男子。こんなにカッコよくていい人がいるんだ・・・・。)」
紗羅は一夏の貫禄ある姿に、女尊男卑を重んじる自身を恥じた。
黛「それでは、一番白熱した試合だった冴神君、北条院さんのツーショット撮るわね!」
悟狼「おい紗羅、近くないか?」
紗羅「うっさいわね、いいでしょ別に!」
ツーショットを撮る瞬間、他のみんなも入った。
紗羅「ちょっと、何で全員入ってんのよ!」
一夏「ハハハ、なんかデジャヴな光景だな、なあセシリア!」
一夏は笑いながらセシリアを見る。
セシリア「ええ、懐かしいですわ。(あの日から私の恋は始まったのですわ。)」
セシリアは一夏にときめきを覚えた当時を振り返った。
ビリー「しかし悟狼のヤツ、案外鈍いヤツなんだな。」
レベッカ「アンタ人のこと言えないでしょ。」
その後は和やかにパーティーが行われた。