IS Brotherhood   作:magnumheat

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新たなる出会い

シャルロットの正体暴露、ラウラの嫁宣言により起きた嵐の後、

いつも通りに授業を受けた一夏は、いつになくぐったりしていた。

しかし、放課後は自分に想いを寄せる4人を部屋に招き入れ、今後の事について話さなくてはならなかった。

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「・・・・。」ツカツカ

 

四人は一夏を取り囲んだ状態で歩く。

 

一夏「はぁ。(何か周りの視線が痛い。)」

 

そんな中で、ようやく部屋にたどり着く。

 

一夏「とりあえず、説明するから。」

 

箒・セシリア「ああ。(はい。)」コクリ

 

まずはシャルロットが男装して学園に入ってきた事について話す。

事情を話していくうちに、理解したのか、箒とセシリアは納得してくれたようだ。

どうやってシャルロットが女とわかったかは流石に話せなかったが。(いろんな意味で大変な事になりそう。)

 

箒「そうだったのか。世の中何があるかわからないものだな。」

 

セシリア「シャルロットさん、私達は友人としてあなたを大切にしますわ。」

 

シャルロット「ありがとう。」

 

箒「さて、もう一つの問題だが。」ギロッ

 

セシリア「そうですわね。」ギロッ

 

シャルロット「そうだね。」ギロッ

 

一夏「だから、そんなに凄まないでくれって。」

 

ラウラ「大変だな、嫁よ。」

 

一夏「とにかく説明を頼む。(お前のせいだろ。)」

 

ラウラ「うむ。」

 

ラウラは説明を始めた。

一夏を好きになってしまったのは、試合中に起きたVTシステムから救い出してくれたこと。

始めはこの意味がわからなかったが、意識を取り戻した後に、千冬から一夏の人柄について色々教えられ、

そこに感銘を受けたのが決定打となった。ちなみに嫁宣言は、ラウラが隊長を務めるドイツIS特殊部隊の

クラリッサという人物に吹き込まれたのが理由だという。

 

一夏「その人何か色々ズレてねえか?」

 

箒「告白とプロポーズが同じ扱いになってるぞ。」

 

シャルロット「しかも一夏を婿じゃなくて嫁って。」

 

セシリア「ラウラさん、少しは慎ましくしなければダメですわよ。」

 

ラウラ「そうなのか。」

 

一夏「ラウラ、俺も聞きたいことがあるんだが。」

 

ラウラ「うむ。何だ、嫁、いや、一夏。」

 

一夏「姉さんとはどういう関係なんだ?」

 

ラウラ「そうだな、話すと長くなるが説明しよう。」

 

 

ラウラはドイツでのIS開発の実験に適応した受精卵により生まれた、所謂試験管ベビーである。

幼くして高い能力を持ち、特殊部隊での過酷な訓練を受け成長したが、いざISに乗ると、底知れない潜在能力が

暴走を始め、コントロールができないことから、出来損ないとされ、周囲からは散々な扱いを受けた。

 

ラウラ「これを見て欲しい。」

 

ラウラは左眼の眼帯を外した。すると、金色の眼が露わになった。

 

一同「!?」

 

ラウラ「これが、私が出来損ないである何よりの証拠とされたのだ。周囲からの眼は厳しかったが、そんな中で唯一私を支えてくれたのは、織斑教官だったのだ。」

 

一夏「そうだったのか。」

 

箒「そうとも知らずに済まなかった。」

 

ラウラ「いや、私も皆に酷いことをしてしまった。」

 

セシリア「ラウラさん、あなたは出来損ないなんかじゃありません!」

 

ラウラ「オルコット。」

 

セシリア「セシリアで構いませんわ。」

 

シャルロット「そうだよラウラ。僕のこともシャルロットでいいよ、ラウラ。」

 

箒「私のことも箒でいい。」

 

ラウラ「セシリア、シャルロット、箒、ありがとう。」

 

ラウラは眼に涙を浮かべた。理解者が増えた事は彼女にとって大きな事である。

 

その後、一夏をめぐる問題については、むやみに一夏の部屋にはいかない事。

また、抜け駆けをなるべくしない事が決められた。

特にラウラはズレた常識がまだまだありそうなので、シャルロットがルームメイトになる事に。

 

箒「とりあえず、これで学業には支障が無いようにしたな。」

 

セシリア「運命は、一夏さんの決断に託しますわ。」

 

シャルロット「逆に一夏は、僕らの部屋にいつでも来ていいからね。」

 

ラウラ「今後ともよろしくな一夏。」

 

一夏「おう、そんじゃ、おやすみ。」

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「おやすみなさい。」

 

今までで一番疲れたのか。一夏はそのまま眠りについた。

 

 

夢の中

 

声「人の子よ。」

 

一夏「久しぶりだな、この声を聴くのは。」

 

一夏はまたしても夢の中で謎の空間にいる。

 

一夏「んで、今日は何が見えるんだろな。」

 

とりあえず声のする方に進む。

しばらく歩いていると、突如人影が現れた。

見た目は、三つ編み長髪の美少年である。

 

人影「やあ、初めまして。」

 

一夏「お、おう。」

 

人影「君も『選ばれし者』の1人だね。」

 

一夏「選ばれし、者?」

 

人影「忘れたのかい?君は世界を導く使命を背負っているんだよ。」

 

一夏「(そういやあそんな事言われてたっけか。)」

 

人影「僕は君と世界を導いていきたい。今の世をあらたな『秩序』によって。君と一緒なら叶えられると思うんだ。」

 

一夏「って言われてもなあ。」

 

人影「いつかわかる時が来るよ。それじゃあ、また会おう。」

 

一夏「あっ、おい。」

 

人影は消えていった。そして、また目の前に道ができ、一夏はさらに奥へと進んだ。

 

進んでいくと、またあらたな人影が現れた。今度はとても屈強な肉体の少年である。

 

人影「よう。やっとご対面だな。」

 

一夏「お、おう。」

 

人影「お前も運命に選ばれたんだな。俺は、今の世界を変えていきたい。そのためには、強くなって相応の『力』を手に入れるべきだと思うんだ。お前と一緒なら、その答えがきっと見つかる。」

 

一夏「答え、か。」

 

人影「今はわからなくていいさ。どうせ後で知る事になる。じゃあな、また会おうぜ。」

 

一夏「・・・・。(これは何かの兆しか?)」

 

少年は姿を消し、目の前が真っ白になっていく。

 

 

一夏「・・・・。」

 

気がつくと、一夏は目覚めていた。

一夏はどこかスッキリしないながらも起き上がり、朝食に向かう。

 

朝食を済ませ、いつものように教室に向かうと、何やらガヤガヤしていた。

 

谷本さん「あっ、織斑君おはよう!実はね、さっき聞いたんだけど。」

 

この後、一夏は目を疑う光景に出くわす事となる。

 

 

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