とある日、IS学園ではある事が話題になっていた。
それは、一夏を始め、IS男子がどの部活動に所属するべきという事である。
一夏「そういえば俺たち部活には入ってないな。」
エクトル「ISの訓練で手一杯だから考えてなかったよ。」
アルゴス「つーか、入ったとしても、場合によっちゃ女子の中に男一人の可能性もあるしな。」
弾「部活かー、定番からユニークなやつまであるんだけどよ。」
ビリー「自分に合う部活が何なのかわかんねえしな。」
レオ「まあどの部にも可愛い女の子がいっぱいで魅力はあるけどな。」
6人ともどうしようか迷っている。
「織斑君は絶対剣道部だよね、篠ノ之さんもそう思うでしょ?」
箒「そうだな、入ってくれればもっと剣技を教えられるし、或いは教わるかもしれない。」
セシリア「一夏さんならテニス部でも活躍できますわ!」
セシリアは一夏がテニス部に来る事を望んでいる。
シャルロット「一夏は料理ができるから料理部こそ相応しいよ!」
シャルロットは料理部に一夏を入れたいようだ。
ラウラ「一夏、是非茶道部に。顧問は教官だぞ。」
ラウラは意外にも茶道部所属。
一夏「ちょ、ちょっ待ってくれみんな。」
「イリアディス君、合気道部で力をつけてみない?」
「合気道か、ちょっと違う様な気がするんだが。」
格闘技に長けているアルゴスは合気道部からスカウトが。
「ベレン君、専用機装備に弓矢があるんだし、弓道部はどう?」
「うーん、どうしようかな。」
エクトルは弓道部にスカウトされる。
「ステファーノ君の腕ならクレー射撃部も安泰だよ!」
レオ「おっ、お目が高いね!」
簪「ちょっとレオ!」
レオ「冗談だって。」ウィンク
IS男子のガンスリンガーと言われるレオはクレー射撃部も注目している。
「五反田君、お洒落なとこあるし、ファッション部に来ない?」
「でも俺女の子の服はわからねえしな。」
弾は普段パンクな出で立ちからか、ファッション部の気をひいている。
鈴「ビリー、アンタ棒使えるんだからラクロス部に来なさいよ!」
レベッカ「それなら陸上部の方がいいわよ!ビリー棒高跳び得意そうだし。」
鈴とレベッカは特にピリピリしている。
ビリー「おいおい、俺に選ぶ権利はねえのかよ。」
鈴・レベッカ「・・・・。」ジトー
ビリー「はあ、お前らなあ。」
収拾がつかない状態でその日は終わった。
夜、男子の部屋では・・・。
弾「歓迎されてんのは嬉しいけどよ。」
エクトル「どうにも決めかねるよね。」
アルゴス「何かしっくりこないんだよなあ。」
レオ「早いとこどうするか決めようぜ、女の子待たすのはよくねえしな。」
ビリー「それはてめえだけの問題だろ。俺なんか鈴とレベッカが駄々をこねるのを止めるハメになってたんだぜ。」
エクトル・アルゴス・弾・レオ「(鈴とレベッカを子供扱い、こんな事だから想いに気づけないんだろうな。)」
ビリー「一夏、お前も箒たちからせがまれたろ?」
一夏「・・・・まあな。 」
そう言いながら一夏は一人、部屋のテレビでニュースを見ている。
TV「さて、今注目のバンド、『ロスト・プラネット』、ニューシングルはオリコン3週連続1位です!」
一夏はそのニュースを見るなり閃く。
一夏「閃いた!これだ!!」
エクトル「うわっ、びっくりした!!」
アルゴス「急に大声出すなよ。」
一夏「バンドだよバンド、今の俺たちにピッタリだ!!」
レオ「どういうことだよ?」
一夏「部活なら俺たち男子で作ればいいんだよ!それなら皆納得するだろ!?」
弾「確かにな、にしてもバンドか。」
ビリー「俺エレキギターできるぜ!」
レオ「俺も弾けるぜ。クラシックギターと両方な。」
アルゴス「俺実はドラムやってた。ビリーとつるんでた頃よく演奏したしな。」
エクトル「僕の場合、ピアノ弾けるからキーボードあたりかな?」
弾「俺はエレキベースできるけど。」
アルゴス「一夏、お前は楽器できるのか?」
一夏「記憶喪失だから楽器ができるかどうかはわからない。でも俺、お前らが来る前の時は、
時々一人カラオケで歌ってたんだ。」
ビリー「じゃあもうほぼポジション決まりじゃねえか。」
エクトル「何か凄い偶然だね僕達。」
レオ「ナイスアイディアだぜ一夏!女の子達の声援を浴びたいよな!」
弾「じゃあ、明日の全校集会で発表するか。」
男子6人でバンド結成を決心し、朝を迎える。
そして全校集会になり、
一夏「皆に重大発表がある。」
女子一同「ワクワク」
一夏「せーのっ!」
男子一同「男子でバンドを組む事になりました!!」
女子一同「ええぇーっ!?」
山田先生「皆さんお静かに!」
一夏「みんな、俺たちを歓迎してくれるのは凄くありがたいけど。」
エクトル「僕らをめぐって喧嘩になるのは気がひけるし。」
アルゴス「どうせなら俺たち自ら部を立ち上げようと思ってな!!」
弾「皆音楽において得意分野があったんで丁度いいし。」
ビリー「普段男子だけで過ごせない事を考えりゃ、いい案だろ?」
レオ「可愛い皆のためにいい曲作るぜ!!」
一夏「バンド名は『インフィニティ・ソウル』だ!」
イニシャルにするとIS、まさにISに因んだ名前だ。
楯無「編成はどんな感じなの?」
ビリー「俺がリードギターだ。」
鈴・レベッカ「ビリーのギター、聴きたい!!」
レオ「俺はサイドギターだな。」
簪「レオの演奏、見てみたいな。」
アルゴス「俺がドラムだ。」
楯無「おー、アルゴス君にピッタリだね!」
エクトル「僕はキーボードをやるよ。」
「さすがベレン君!」
山田先生「エクトル君の演奏、いいわね〜❤︎」
弾「俺はベース担当だ。」
虚「弾君、ベースできるなんてカッコいいじゃない。」
一夏「そして、ボーカルは俺が努めるぜ!!」
「キャー!!」
流石に人気No. 1の歌声は期待される。
箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「一夏(さん)の歌声!!聴きたい(ですわ)!!」
千冬「ほう、男子だけで部を結成とはいいご身分だな。(一夏の歌声、ああ、是非とも独占したいものだ!)」
ジル「千冬、口元がにやけてるわよ。弟君の歌が楽しみなのよね!」ニヤニヤ
ジルに茶化され、顔を赤くする千冬。
千冬「コ、コホン。まああいつらの行動力には敬意を表するな。楽しみにしている。」
それから、男子のバンド結成について審議の結果、顧問はジルが努める事になった。
これを新聞部は特ダネとして取り上げ、何と彼らの演奏音声や映像を昼休みに流すまでになった。
彼らIS男子の結束力は、他の部も見習うべきであろう。