IS男子が6人になり、すっかり慣れたとある日の放課後、専用機持ちはいつものように模擬戦でお互いの技術を磨いていた。
普段から学園内で専用機持ちが行動を共にするのはもはや日課となっている。
模擬戦後、みんなは食堂で夕食を取っている。
一夏「それにしても、男子が増えたことで模擬戦が一層楽しくなったな!」
以前は自分以外全員女子だった一夏は、今の日々に熱くなる。
箒「うむ、自身の知らない戦法も学べるし、有意義なものだ。」
箒は他者をよく知るようになった事で、剣術以外にも戦闘の知識が得られるようになった。
アルゴス「俺にしてみりゃ、少なくとも自国じゃ女子と戦うなんて事は出来なかったしな。」
アルゴスはISを通じて己の格闘技に深みが増した。
エクトル「互いの国の知識や文化も理解し合えるしね。」
エクトルは学園に入ったおかげで、ISを中心に色々な分野で博識になった。
セシリア「こうして殿方と過ごしやすくなったのも、一夏さんのおかげですわ。」
セシリアは一夏以外の男子に対しても、淑女然として接する事が出来るようになった。
鈴「一夏がここまでの存在になるなんて、以前なら考えられないわね〜。」
鈴は以前とは違う一夏に初めは慣れないながらも、友人として信頼を寄せるように。
シャルロット「そうだね、一夏がいなかったら僕は今ここにはいないし。」
シャルロットは一夏のおかげで、自身の居場所を見つけられた。
弾「本当、一夏には感謝だよな。」
弾は学園に入ったのをきっかけに、実家では蘭と対等に話せるようになったという。
レオ「実際、一夏の理想である男女の認め合いがリアルになってきてるしな。」
レオは女性へのアピールにISが加わったことで、とても嬉しそうだ。
簪「一夏のおかげで、男の子に対する目が変わったと思う。」
人見知りな簪は、一夏の行動から自身の視野の狭さを知り、のちにレオと恋人同士になった。
ビリー「にしても、ISって面白えよな!何かこう、ゲーセンのロボット大戦みたいでよ!」
ビリーは女尊男卑の世の中に日々退屈していたらしく、学園生活をエンジョイしている。
ラウラ「一夏、ゲーセンとは何なのだ?」
ラウラはISに関しては筆頭の経験者である一方、聞き慣れない事はみんなに尋ねるくらい素直になった。
一夏「ああ、ゲームセンターと言ってな、みんなで様々なゲームで遊べる場所だ。」
エクトル「日本の娯楽には結構力が入ってるよね。」
ビリー「ゲーセンは楽しいぜラウラ」
鈴「あたしと弾はよく一夏とゲーセン行ったわね。」
ラウラ「そうなのか?それは一度行ってみたいものだ。」ワクワク
ラウラは目をキラキラ輝かせる。
シャルロット「(ラウラ、子供みたい。)」
一夏「それじゃ、今度の日曜にみんなで行くか。」
弾「おっ、いいねー。」
のほほん「私も行く〜。」
そして日曜日・・・
一夏達はショッピングモール「ミレニアム」内のゲームセンターに着いた。
ラウラ「ここがゲームセンターというものか!」ワクワク
箒「私も初めて来たぞ。」
簪「私も。」
セシリア「何だか独特の雰囲気ですわね。」
シャルロット「すごく楽しそう!」
のほほん「いーっぱい遊ぶのだ〜。」
一夏「よし、それじゃ遊ぶぜ!」
お金を100円玉に両替し、一同はいろんなゲームをして回る。
まずは、パンチングマシーン。
近接格闘が得意なメンバーがやってみる。数値は平均500〜600と、まずまずの結果に。そんな中、
一夏「アルゴス、これお前なら記録塗り替えられるんじゃねえか?」
アルゴス「・・・任せろ。」
格闘専門のアルゴスはパンチングマシーンの前に身構える。緊張の空気。
一同「・・・・・。」ゴクリ
アルゴス「どぅりゃあぁぁっ!!」ドゴォーン!!
強烈なスクリューブローが炸裂し、マシンが壊れるような轟音が響いた。
その結果、数値は800が出た。店内の最高記録を大きく上回る結果に。
ビリー「すげー!!」
箒「流石だな!」
鈴「アンタ、これ高校生のパンチ力じゃないわよ!」
アルゴス「いや、それほどでも。でもこれ、千冬さんがやったらどうなんだろ?」
弾「・・・ぶっ壊れるぞ、多分。」
余談だが、のちに千冬が試した結果、計測不能という結果に。
続いては、制限時間内にアームでお菓子の山を崩して取るゲーム。
のほほん「うわ〜、お菓子がいっぱいだよ〜。」目キラキラ
ラウラ「夢のようだ!!」目キラキラ
中にはチョコやらキャンディやらラムネやらドームいっぱいに積み上げられている。
のほほん「ラウラウ、いっぱい取ろう!」エイエイオー
ラウラ「うむ!作戦開始だ!」エイエイオー
シャルロット「もう、食いしん坊だなあ。」
シャルロットがしょうがないなあと言わんばかりの表情で2人を見る。
エクトル「これ全部取れたら凄いよね。」
ラウラと本音は協力してプレイする。すると、2人の食い意地が力となったのか、物凄い奇跡が。
息のあった連携プレイで、お菓子の山が雪崩となって取り出し口にほぼ全部入る。
ラウラ「おおっ、凄い数だぞ!」
のほほん「うわー、止まらないよー!」
弾「嘘だろ!?」
景品持ち帰り用の袋2袋にいっぱいに詰める。
のほほん「えへへ〜、大漁だよ〜。」ホクホク
ラウラ「作戦大成功だ♩」ホクホク
ハイタッチをするラウラと本音。
箒「・・・まさか、この量を2人で食べる気なのか?」
ビリー「そりゃ砂糖のとり過ぎになるだろ。」
のほほん「大丈夫、みんなにもおすそ分けするよ〜。」
セシリア「あ、ありがとうございます・・・。」唖然
続いてはUFOキャッチャー。可愛いぬいぐるみがたくさんある。
簪「(・・・可愛い❤︎)」
簪は中のぬいぐるみに釘付けである。
一夏「どうした、簪?」
簪「これって、本当に取れるものなの?」
鈴「うーん、操作の慣れと、狙いの見極めが問われるかもね。」
簪は100円を入れて、いざチャレンジ。まずは横ボタンで横に動かす。
簪「あ、あれ?横に動かない。」カチカチ
鈴「ああ、それは横一回縦一回しか押せないのよ。」
弾「簪、本当に初めてなんだな。」
縦に動かし、狙いを定めたが、取れない。
簪「むぅ、取れなかった。」
レオ「よし、俺がとってやろう。」
レオは簪の狙っていたぬいぐるみを見事キャッチ。
レオ「ほらよ。」
簪「あ、ありがとう。」キュン
簪はレオに惚れ直した感じだ。その様子を見て他一同は
一同「ニヤニヤ(ニコニコ)」
簪「ちょ、ちょっとみんな!!」アタフタ
レオ「ハハハッ!」
レオは顔を赤くした簪の頭をナデナデする。
続いては、音楽ゲーム。7鍵盤とターンテーブルの構造のDJゲームだ。
エクトル「僕これやってみよう。」
セシリア「私も。」
エクトルとセシリアはピアノが弾けるので、音楽の技量を競い合った。その指さばきには皆驚く。
続いてはステップダンスタイプの音楽ゲーム
フットワークの軽い鈴と、シャルロットがやってみる。
シャルロット「鈴、これ楽しいね!」
鈴「そうでしょ!」
続いては、ロボット大戦ゲーム。ISをもとに作られた、今話題の新作アーケードゲームだ。
ロボットを自由にカスタムし、戦うところが魅力である。
ビリー「一夏、これで勝負しようぜ!」
一夏「おう、他のみんなもいるから交代しながらな。」
ラウンド1が始まった。
ビリー「オラオラオラー!!」
一夏「あたたたたたーっ!!」
物凄い速さでボタンとレバーを操作する。激闘の末一夏が勝利する。
一夏「おっしゃ勝った!!」
ビリー「だーっ、チクショー!」
その後、みんなで交代しながら大戦して盛り上がった。
夕方になり、一行はゲームセンターを後にして、IS学園へと戻る。
その帰り道では、
エクトル「今日は楽しかったなあ!」
セシリア「貴重な経験でしたわ。」
箒「いい気分転換になったぞ。」
アルゴス「またみんなで行こうぜ!」
ラウラ「うむ、あらゆるゲームセンターのお菓子を捕獲したいものだ!」
のほほん「ラウラウ、はまっちゃったね〜。」
シャルロット「あはは。」
レオ「そのうち入り禁になるぞ。」
簪「言えてるかも。ん?」
一夏「・・・・。」
ふと、一夏は物思いに浸る。
ビリー「一夏、どうしたんだよボーッとして?」
一夏「いや、こんな時間がいつまでも続いたらなって思ってさ。」
弾「どうしたんだよ急に。」
一夏「記憶喪失になって初めてわかったんだよ、思い出の良さってヤツが。
これから先も、みんなでかけがえのない思い出をつくっていけたらいいなって。」
一同「・・・一夏(さん)。」
一夏「悪いな、しんみりしちまって。明日からも頑張ろうな!!」
一同「ああ(おう)(はい)(うん)!!」
こんなひと時があるからこそ、彼らは頑張れるのであった。