IS Brotherhood   作:magnumheat

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デート?いえいえ、姉弟水入らずの時間です。

エクトルとアルゴスが学園に入って1週間、一夏は彼らとすっかり馴染み、女子達も彼らと打ち解けていった。

 

そんなある休日のこと、食堂ではいつも通り朝食をとる生徒で賑わう。しかし、いつもならいるはずのあの男がいない。

 

シャルロット「あれ、一夏は?」

 

エクトル「そういえば今朝からいないね。」

 

鈴「寝坊してるの?」

 

アルゴス「いや、俺とエクトルがいつも通り起きた時点でいなかったぜ。」

 

箒「朝食も取らずに出かけるとは珍しいな。」

 

セシリア「それに、休日にお一人で出かけられるのも珍しいですわね。」

 

ラウラ「私達に内緒とは、怪しい。まさか、浮気をしているのでは?」

 

箒・セシリア・シャルロット「!!」

 

『浮気』という言葉に反応する一夏ラバーズ。

 

アルゴス「浮気ってお前、根拠がねえだろ。」

 

鈴「気持ちはわからなくもないけど、それはないんじゃない?少なくともアイツはナンパなんかしないし。」

 

エクトル「まあ本人が帰ってから聞けばいいと思うよ。」

 

のほほん「おりむーなら情景町まで出かけたよ〜。」

 

箒「情景町?」

 

のほほん「うん、おりむーすっごいオシャレしてた〜。」

 

情景町は、歴史的な景観溢れる観光地区の一つで、学園の職員がたまに寄っていく場所だ。

 

谷本「行き先が情景町で、しかもオシャレかー。これはもしかすると・・・。」

 

鷹月「うん、なんかデートっぽいよね。」

 

アルゴス・エクトル「!?」

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「デート!?」

 

その瞬間、4人から黒いオーラが。

 

ラウラ「一夏、私の嫁でありながら他の女とデートとは、浮気者め。」ゴゴゴゴゴ

 

箒「一夏、モテすぎとは思っていたが、逢いびきとはな・・・。」ゴゴゴゴゴ

 

セシリア「一夏さん、後でお仕置きですわよ。」ゴゴゴゴゴ

 

シャルロット「一夏、まさか他の女の子とデートするなんてね。」ゴゴゴゴゴ

 

鈴「はぁ、一夏大変ね。でもそんなに気になるんならついて行かない?あたしもどうせ暇だし。

隣町ならあたしもある程度知ってるわよ。」

 

エクトル「心配だから僕も行こう。」

 

アルゴス「なら俺もお供するぜ。」

 

こうして、一夏の出かけ先に行くことに。

 

 

Side一夏

 

一夏「さてと、今日のプランはあの人のためにいろいろ考えたからな。早く来ないかな。」

 

一夏は情景町の駅を出たところにある時計塔の近くで誰かを待っていた。

 

Side専用機持ち一同

 

一行は一夏のいる情景町の駅まで電車で向かっていた。鈴の情報によれば情景町には駅が1つだけなのですぐに追いつけるとのこと。

1時間ほどして、一夏のいる駅に到着した。

 

アルゴス「あそこにいるぞ。」

 

鈴「声かけてみる?」

 

ラウラ「いや、ここは様子見だ。」

 

一夏にばれないよう時計塔付近の幾つかの店にバラバラに入り、客を装いながら窓から様子を見る。

 

エクトル「誰か来たみたいだよ。」

 

箒「どんな女だ、ってあれは?」

 

セシリア「織斑先生ではないですか?」

 

ラウラ「う、うむ、確かにそうだ。」

 

シャルロット「でも、いつもと雰囲気が違うよね。」

 

千冬はいつもの黒スーツではなく、どこか大人の色気がある服装で来ていた。

 

千冬「一夏、待たせたな。」

 

一夏「いや、俺が早いんだよ。今日の姉さんは特別な綺麗さがあるな。」

 

千冬「ふむ、まあまあな褒め言葉だな。(一夏もカッコいいな。今日は姉弟水入らずの時間を楽しむぞ!)」

 

一夏「それじゃあ行こうか。」

 

一夏と千冬は出発した。

 

鈴「なーんだ、千冬さんとお出かけならいつものことじゃん。」

 

ラウラ「ふむ、教官なら納得だ。」

 

エクトル「でも織斑先生、どこか楽しそうだよね。」

 

シャルロット「うん、なんかただの姉弟関係には見えないよね。」

 

アルゴス「まあここまで来たんだし、もうちょっとついて行かねえか?」

 

箒「アルゴス、それはマズイのでは?」

 

アルゴス「あんなに楽しそうな織斑先生は滅多に見られねえし、みんなも興味あるだろ?」

 

エクトル「まあ、言われてみれば。」

 

ラウラ「うむ、私も教官の新たな一面には興味あるな。」

 

セシリア「あのお2人のご関係をよく知るいい機会ですし。」

 

鈴「まあ、電車代がもったいないしね、行きましょ。」

 

結局最後まで尾行する事にした一行。

 

 

Side一夏

 

一夏「ここだよ、姉さん。」

 

千冬「ほう、ここを案内してくれるのか。」

 

一夏と千冬は、情景町の中で一際文化が豊かな地区に来ていた。

2人で色々な店を回り、他愛のない会話を弾ませる。それは端から見ればカップル、あるいは夫婦のような雰囲気だ。

 

千冬「一夏、ベレンとイリアディスとはうまくいってるか?」

 

一夏「ああ、そりゃもう。念願の男の同志だからな!最初の頃のハーレム状態も楽しかったけど。」

 

千冬「フフ、モテる男は大変だものな。(そう簡単に小娘共にはやらんがな。)」

 

 

Side専用機持ち一行

 

一同「(あの2人は夫婦なの(なのか)(なんですの)!?)」

 

一同は一夏と千冬の仲の良さに度肝を抜かれた。

 

箒「一夏、駄目だ。確かに千冬さんは美人だが、姉弟でそういう関係は良くない!」

 

セシリア「一夏さん、姉弟で禁断の関係になられるのはマズイですわ!」

 

シャルロット「一夏、いくら姉弟でもこれはデートでしかないよ!」

 

ラウラ「一夏、教官はあくまで姉であり、教師なのだぞ、もっと言えば将来の私の義理の姉だ!」

 

エクトル「君たち大丈夫?」

 

鈴「はぁ、一夏の事になるとこれだからね。あたしもかつてはそうだったけど。」

 

今の一夏は以前とは別人であるからか、鈴はそれほど気にならないようだ。

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「デートは是非私と(僕と)!えっ?」

 

4人とも同じ事を同時に行ってしまった。それにお互いムッときたようだ。

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「何だと(何ですってー)(何だってー)!」

 

アルゴス「おい、聞こえちまうぞ!」

 

 

Side一夏&千冬

 

一夏「じゃあ、そろそろ次に行こうか。」

 

千冬「ああ、ついでに尾行などする馬鹿者共もな。」

 

一夏「えっ?」

 

専用機持ち一同「ギクッ!」

 

千冬「貴様ら、とっくにバレているぞ!」

 

専用機持ち一同「す、すみません。」

 

一夏「全然気付かなかった・・・。」

 

完全に尾行がバレてしまった。ついてきたものはしょうがないので、午後からはみんなで一緒に行動する事に。

皆で昼食をとった後は、絶景スポットを目指してながら地域を散策し、最後は絶景スポットである丘の上でみんなで写真をとった。

 

 

楽しいひと時をみんなで過ごし、IS学園に戻る。

 

千冬「一夏、今日はいい時間を過ごさせてもらった。」

 

千冬は一夏に感謝しつつも、こめかみがヒクヒクしている。

その理由は言うまでもない。

 

一夏「それはよかった。じゃあ俺先に戻るから(うわー、こりゃみんな説教くらっちまうぞ〜。)」

 

 

千冬「さてと貴様ら、覚悟はいいな?」

 

専用機持ち一同「・・・・・はい。」

 

この後、尾行した専用機一同は、姉弟水入らずの時間を潰したということで、千冬からこっぴどく説教を受けた。

終わった時点で皆足がひどくしびれてしまい、えらい目に遭ったと実感したのであった。

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