ISの世界に織斑一夏として転生し、多くの仲間との出会いにより、充実した日々を送っている。
そんなある日のこと、学園で昼食をとっていた一夏は、ふと、こう呟いた。
一夏「・・・・そう言えば、俺の誕生日っていつだったっけか?」
一同「!?」
途端に周囲はびっくりする。
箒「そう言われれば、私も覚えていないな。」
鈴「うーん、いつだったっけ?」
幼馴染である箒と鈴も覚えていないようだ。
ビリー「まあ無理もねえ。お前、この学園に入る前に記憶喪失になってんだしよ。」
レベッカ「えっ、そうなの一夏!?」
レベッカは目を丸くする。
一夏「ああ、事故で脳に致命傷寸前の怪我を負ってな。病院で目覚める以前の記憶は一切なくしてしまって、もう二度と戻らないんだ。」
レオ「そりゃ、何だか心苦しいな。」
シャルロット「でも、生きていく上での基本的な事は失わなくてよかったね。」
セシリア「確かにそうですわね。」
弾「でも、生きてくれててよかったぜ。思い出をなくしちまったのはちょっと残念だけどよ。」
アルゴス「全くだぜ、臨海学校の時は無茶をして死にかけてたもんな。」
エクトル「それでもこうして生きているんだから、君の強さには謎が多いよ。」
一夏は特に秘められた力がまだまだ眠っているのだ。
弾「そういや俺も一夏の誕生日覚えてねえな。」
簪「幼馴染の箒と鈴、友達の弾も覚えてないとなると。」
ラウラ「唯一の肉親である教官に聞くべきだろうな。」
食事の後、一同は千冬に会いに職員室へ。
千冬「何だ、専用気持が揃いも揃って来るとは。」
一夏「姉、いや、織斑先生、俺の誕生日はいつでしょうか?」
千冬「唐突だな、お前の誕生日は9月27日だ。」
一同「ありがとうございます。」
取り敢えず誕生日がわかった。しかし、
一夏「うーん、仕方なかったとはいえ、後二日後か。」
すると、
「ねー、聞いた聞いた?織斑君明後日誕生日なんだって!」
「えー、急じゃない!?」
「プレゼント用意しなきゃ!!」
「最悪、あたし自身をプレゼントってのもありかしら❤︎」
「ずるい、それならあたしだって!!」
箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「!!!!」
一夏がタイプである女子生徒達がざわつく。それを恋人候補達は警戒する。
ビリー「おいおい、他人の誕生日であそこまで騒ぐか普通?」
レベッカ「ビリー、女心ってのは本当に厄介よ。」
鈴「あんたも気をつけなさいよね。」
2人はビリーの腕にくっつき、可愛らしくウィンクするが、
ビリー「俺?まさかー、それは絶対ないだろ?」
飄々とした反応を示す。
鈴・レベッカ「・・・・!!」ムカッ
簪「・・・ビリー、本当に大丈夫かしら?」
アルゴス「あいつ恋愛に関しては本当に馬鹿だからな。」
格闘関係でビリーとつるんでいた事のあるアルゴスはそれをよく知っている。
レオ「まあまあ、それより今は、一夏の誕生日に何をするかだろ?」
のほほん「じゃあ、みんなでおりむーの誕生日パーティーをしようよ〜。」
エクトル「そうだね、みんなですれば一夏も僕らも楽しいし。」
こうして、一夏の誕生日パーティーが計画された。
パーティー当日
一夏「うわあ、これはすげえな!」
派手な飾りに豪勢な料理で、いつもの食堂は普段とは全く違う雰囲気になっていた。
谷本「いやー、急な計画で大変だったわ。」
鷹月「間に合ってよかったよね。」
山田先生「それでは、織斑君。」
一同は一斉にクラッカーを持つ。
一同「誕生日おめでとう(ございます。)!!!!」
パン、パパンとクラッカーが弾ける。
一夏「みんな、急で本当にごめん、本当にありがとう!!」
千冬「16歳か、大きくなったものだ。」
各生徒から、様々な誕生日プレゼントが贈られる。特に専用気持が凄い。
箒「一夏、その、私からは、これだ。」
箒のプレゼントは特注の木刀。
セシリア「一夏さん、おめでとうございます。」
セシリアからはおしゃれなスカーフ。
鈴「はい、おめでとう一夏!」
鈴はカッコいい腕時計。
シャルロット「はい、一夏、おめでとう!」
シャルロットは料理やお菓子のレシピ本。
ラウラ「嫁よ、これを受け取ってくれ。」
ラウラはドイツ特注の一夏専用ISスーツ。
弾「はいよ、一夏。おめでとう!」
弾は金属のメンズネックレス
アルゴス「俺からはこれだ。おめでとう一夏。」
アルゴスはトレーニング用兼おしゃれアイテムのメタルグローブ。
エクトル「僕はこれ、おめでとう一夏。」
エクトルはスペインの高品質の革製の財布。
レオ「俺はこれだぜ、おめでとう一夏。」
レオはイタリアのブランドの男性用ブーツ。
ビリー「俺はこいつだ。おめでとうよ、一夏。」
ビリーはハリウッドスターも御用達の高級なジーンズ。
簪「私からはこれ、おめでとう一夏。」
簪はおしゃれな上着。
レベッカ「あたしからはこれよ、おめでとう一夏!」
レベッカは地元で人気のあるキャップ
一夏「みんな、本当にありがとう!!」
次は千冬とジルからだ。
千冬「織斑、おめでとう、私からはこれを贈る。」
千冬はオーダーメードの紳士スーツ。
ジル「私からはこれよ、おめでとう一夏。」
ジルは質のいいメンズのカバン。
一夏「ありがとうございます!!これからもがんばります!!」
こうして、一夏、もとい、一夏に憑依した主人公は、久々の誕生日のお祝いに心温まった。