とある日、IS学園は今日も平和かと思いきや、食堂内であることが話題となっていた。
谷本「ホント許せないわねそいつ!」
鷹月「こないだのは捕まったけど、また別の人にされた娘がいたんだって。」
相川「どうにかできないかしら?」
クラス内で悪口が飛び交っている。
一夏「おはよう、どうしたんだ皆。」
箒「何だか朝から険悪だがどうかしたのか?」
谷本「実はね、先週の日曜日に3人で買い物に行ったんだけど。」
鷹月「電車内で痴漢に遭ったのよ!お尻触られた!」
セシリア「まあ!それは本当ですの!?」
エクトル「それは嫌な思いをしたね。」
アルゴス「そういやニュースになってたな。」
シャルロット「うん、ここ最近IS学園の女子生徒に痴漢をはたらく男が後を絶たないって。」
レオ「マジかよ。そりゃどうにかしねえとな。」
ラウラ「痴漢とは何なのだ?」
簪「主に電車とか、公共の場所で女性に性的な嫌がらせをする悪い男の事よ。」
ラウラ「ふむ、それは許せんな。」
ビリー「俺ならそいつらを見つけ次第三節棍でぶっ殺してやるけどな。」
喧嘩っ早いビリーは優しさが極端な方向に行きがちである。
ちなみにビリーの三節棍は特殊な金属加工を施しており、破損やサビに強い。
弾「おいおいビリー、物騒な事言うなよ。」
鈴「アンタまで捕まっちゃうじゃない。」
レベッカ「気持ちはわかるけどね〜。」
箒「私なら木刀で叩きのめしていたかもしれない。」
のほほん「ほえ〜、しののんかっこいね〜。」
アルゴス「威力が凄えからやめといたほうがいいぜ。」
エクトル「しかし、このまま放っておくわけにはいかないな。」
一同はしばしの間考え込む。そんな中、一夏がとんでもない作戦を思いつく。
一夏「よし、ここは俺たち男子が一肌脱ぐぜ!」
弾「何か思いついたのか?」
一夏「ああ、痴漢をおびき出して逮捕に繋げる作戦を思いついた。」
レオ「さっすがリーダー、頼もしいぜ!」
アルゴス「んで、どんな作戦だ?」
翌日、一夏達男子と一年生専用気持ち、及び谷本、鷹月、相川は痴漢の出没する電車のホームに集合した。ただ、その作戦の内容だが・・・
一夏以外の男子「・・・・。」
一夏「よし、準備オッケーだ!」
作戦は、何と一夏達IS男子が全員女子の制服を着るという内容だった。
一夏は千冬に化粧をお願いし、千冬の髪型に近いカツラを被ることで、クール系の女子生徒になりきっている。
箒「にしても一夏、よくこんな作戦を思いついたな。(一夏、綺麗だな。)」
セシリア「ええ、本当に凄いですわ。(お化粧がよくお似合いですわ。)」
シャルロット「まさかここまでやるなんてね、他のみんなもよく似合ってるよ。(一夏、女の子の格好似合う。)」
ラウラ「うむ、流石は嫁だ。(一夏にこんな魅力があったとは。)」
ビリー「・・・おい一夏、何で俺らこんな格好しなきゃなんねーんだ?」
レベッカ「プッ、あはははっ!(笑)」
ビリーはオレンジの髪を黒く染めてヘアピンをつける事で不良っぽさを抑えている。
当然三節棍は持ち込まない。
弾「一夏、本当にこんなんで大丈夫なのか?」
鈴「よく似合ってるわよ(笑)」
弾は虚に化粧をお願いし、ヘアバンドを外してロングヘアーをポニーテールにしている。
アルゴス「これめちゃくちゃ恥ずかしいじゃねえか。・・・」
アルゴスは楯無に化粧をしてもらい、普段ワックスで逆立てている髪を降ろすことで顔はどうにか女子っぽく仕上がった。
筋肉質の体はきつめの腕サポーターやコルセット(胸元に詰め物あり)、足元は太腿の見えない長さのスカートとニーソックスで誤魔化すようにしている。
レオ「はぁ、一夏とエクトルはよく似合うからいいけどよ〜。」
簪「レオも充分似合ってるわよ。」
レオは短めのツインテールに花の髪飾りをしている。
レオは当初女装を渋ったが、簪と数人の女子で取り押さえられて無理やり化粧と女装が施されたらしい。
エクトル「確かにこれ以上ない作戦だね。」
エクトルはもともとの美貌と髪型が三つ編みのため、服さえ着れば違和感なく女子っぽくなるのだ。
谷本「凄い、全く違和感ないわ・・・。」
鷹月「ベレン君綺麗・・・。」
相川「ベレン君となら百合も・・・・。」
一夏「それじゃ、作戦開始!!」
一同は電車に乗り込んだ。