バレンタインデーのチョコレート作りに向けて、女子一同は朝からチョコレートの材料を調達しに街に出かけて行った。
流石に前日となればどの店も混み混みである。
バーゲンセールの如き買い物を無事に済ませた女子たちは、喫茶店で一旦休憩を取ることに。
セシリア「ハァ、ハァ、こんなにもお買い物が大変だなんて。」
箒「やはり近日ともなれば人が多いな。」
簪「取り敢えず一通り揃えたけど、足りない分は分け合っていけば何とか。」
シャルロット「そうだね、でもあっちはそうはいかないかも・・・。」
シャルロットが目をやった先では、
鈴・レベッカ「・・・・・。」バチバチ
この二人に限っては大変そうである。
のほほん「ほへ〜、これ美味しいよー。」
ラウラ「うむ、美味いな。」
本音とラウラは和やかにチョコケーキをパクパク食べていた。
虚「本音、食べ過ぎたらダメよ。」
楯無「ボーデヴィッヒさん、チョコ作りの事忘れないようにね。」
ラウラ・のほほん「は〜い。」
少し離れた別の喫茶店では、
山田先生「取り敢えず一通り材料は揃えました。」
千冬「うむ、ご苦労。」
山田先生「(買い物したのほとんど私ですけどね。)」
ジルに至っては・・・
ジル「悪いわね蘭、食堂の調理場借りちゃって。」
蘭「いえ、マイヤーズ先生は誰にあげるんですか?」
ジル「そうねえ、まあ取り敢えずビリーにあげとこうかな。(本当は一夏だけど、黙っておかないとね。)」
蘭「弟思いなんですね。」
ジル「そんなもんじゃないけどね。」
ジルはビリーが冬休みにホームステイしていた弾の実家を利用し、すでに先手を打っていた。
Side男子
一方男子たちは、女子がいなくなった学園内で暇を持て余していたため、一夏の実家で呑気に過ごしていた。
現在は、みんなで人生ゲームをやっている。
一夏「だーっ、またマイナスだ!借金膨らみ続けてるぜ!」
一夏は始めてから金銭を支払うマスに止まり続け、最下位になる事態に。
エクトル「一夏、珍しく不運続きだね。」
エクトルは逆に現在トップで億万長者に。
弾「コイツ基本女運以外の運勢は不運な時があるからな。」ケラケラ
弾は現在3位。
アルゴス「一夏にそんなデメリットが。」
アルゴスは2位の富豪に。
ビリー「まあいい方じゃねえか、俺女運ねえし。」
ビリー以外「(鈍感だからそう思うんだろ。)」
ビリーは4位。
レオ「にしてもこのゲーム面白えな。今度女の子達ともやってみようぜ。」
レオは現在5位に。
ネロ「このゲームは金銭感覚を刺激するな。」
ネロは6位と、一夏ほどではないが不運な方である。
女子達が大変な中、呑気に遊んでいる男達だった。
Side女子
話を本題に戻し、現在は2月13日。バレンタイン前日を迎え、いよいよチョコ作りに入る。
簪「それじゃあ始めるよ。」
シャルロット「みんな、用意できたかな?」
箒・セシリア・ラウラ・のほほん「ああ(はい)(うむ)(は〜い。)」
鈴・レベッカ「・・・・・。」
鈴とレベッカは離れた場所で無言で作ることに。
虚「・・・あの二人には声をかけないほうがいいでしょうね。」
楯無「当日は肝心のビリー君にかかってるわよ。」
Side千冬
一方、千冬は山田先生の自宅にお邪魔してキッチンを借りるという形でチョコ作りをする。
山田先生「それでは、始めましょう。」
千冬「う、うむ。(わかってはいるが、この格好はやはり受け付けないな。)」
生まれて初めて家庭用エプロンを付けた千冬。
みんなそれぞれ一生懸命だが、ある人物に至っては・・・・・・、
束「フフフ、この束さんはISだけではないのだよ〜、こう見えて料理もできるのだぁ!」
束はラボ内のキッチンで独り言を言いながら器用にチョコ作りをしている。
あげる相手は言うまでもなく・・・
束「このチョコでいっくんも私にメロメロになる事間違いなし♡」
束は何やらチョコの中に怪しげな薬品を混ぜ合わせて行く。
果たして一夏はどうなる事やら。