IS Brotherhood   作:magnumheat

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バレンタインフィニット・ストラトス 当日編

ついに迎えたバレンタインデー当日、それぞれの男子を巡って女子生徒達の間では平和だったり熾烈な戦いであったりする。

 

Side一夏

 

女子生徒「織斑くーん!」

 

「ハッピーバレンタイン!」

 

「受け取ってー!!」

 

一夏を好きな女子生徒達がチョコを我先に渡そうと一気に群がる。

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「!!!!」

 

一夏「そんな慌てなくても大丈夫だって。箒達のから先に受け取るから。」ニコッ

 

セシリア「まあ、一夏さん♡」

 

箒「ありがとう一夏、その、大した出来ではないが。」

 

ラウラ「食べてくれ、嫁よ。」

 

シャルロット「えへへ、ハッピーバレンタイン!」

 

一夏は自身のモテに甘んじず、恋人候補達のチョコレートから先に貰ってあげた。

そしてそれらを食べて、

 

一夏「箒のは宇治抹茶のチョコレートか、深い味わいが箒らしくていいな!」

 

箒「そうか、よかった!」

 

一夏「セシリアのはレーズン入りか、このほろ苦さとチョコがベストマッチだな!」

 

セシリア「ありがとうございます!」

 

一夏「ラウラのはベイクチョコか、サクサクの食感が良く出来てるな!」

 

ラウラ「う、うむ、気に入ってもらえてよかった。」

 

一夏「シャルロットのはオレンジチョコか、甘酸っぱさが心も満たす感じだぜ!」

 

シャルロット「ホント!?ありがとう一夏!」

 

しばらくすると、千冬とジルがやってきた。

 

ジル「あらあら、モテモテね一夏。私達も混ぜてもらうわ。」

 

千冬「うむ。」

 

一夏「先生方、おはようございます。」

 

ジル「突然ごめんね、はい、チョコレートよ!」

 

一夏「えっ、先生そんな!申し訳ない!」

 

ジル「あら、私のはダメなの?」

 

一夏「いえ、そんな、ではお言葉に甘えて、いただきます。」

 

ジル「フフッ、ありがとう♡」

 

一夏「ホワイトチョコレートですね、ミルクが濃い感じで美味しいです!」

 

ジル「うん、中に私の母乳を入れといたから!」

 

一夏「なるほど・・・・、って、ええっ!?」

 

女子一同「!!!!!」

 

ジル「やーね、冗談よ。(リアクションが可愛い♡)」

 

一夏「は、ははは。」

 

一夏は思わず顔を赤くする。

 

千冬「織斑。(全く、デレデレしおって。ジルもタチの悪い言い方を。本気で信じるところだったぞ!)」

 

一夏「あっ、織斑先生、すみません。」

 

千冬「あまり浮かれるなよ、と言いたいところだが、いつもお前には世話になっているからな。たまには私からもプレゼントをしよう。

 

一夏「ありがとうございます!・・・これは、ちょっと苦いですね。」

 

千冬「!!(しまった、カカオの分量を間違えたか!?)」

 

一夏「でも、マイヤーズ先生のチョコの後だからいい口直しですよ、大人の味って感じが先生らしいですね。」

 

千冬「お、おだてても何も出んぞ!」

 

ジル「もうすでに出してるのに?」

 

千冬「う、うるさい!!」

 

一夏「先生方、ありがとうございました!これからも頑張りますので、よろしくお願いします!!」ペコッ

 

千冬・ジル「よろしい!」

 

しかし、こういう事ではほぼ必ず嵐を呼び寄せるのはこの男の宿命である。

 

ガシャーン!!

 

窓ガラスと壁が壊れる音と共に束が乱入して来た。

 

束「ヤッホー、いっくーん♡♡♡♡♡」

 

一夏「た、束さん!?どっから入ってんすか!!」

 

束「窓からだよ!」

 

ジル「わかってるわよそんな事!それより危ないでしょアンタ!!」

 

千冬「何の用だ束!?」

 

束「今日は何の日かなー?」

 

箒「・・・・まさか。」

 

束「ジャジャーン!束さん特製のいっくんLOVE LOVEチョコレート!!」

 

ジル「図々しいわねアンタ。」

 

束「ささ、いっくんどーぞ!」

 

一夏「・・・あの、束さん。まさかと思うけど何か妙なもの入れてませんよね?」

 

束「え、そんな事ないっすよー。」

 

明らかに目が横に行ってる。よもや見抜かれるとは思わなかったからだろう。

 

生徒一同「(・・・・・怪しい。)」

 

千冬「その顔、図星か!」

 

ジル「流石一夏ね、危険察知能力もすごいじゃない。」

 

千冬とジルは機体を展開する。

 

束「さ、さいならー!!」

 

千冬「こら、窓ガラスと壁を直していけ!!」

 

束はそそくさと出て行った。

 

ジル「ふぅ、危ないところだったわね。」

 

千冬「全くだ。」

 

 

Sideレオ

 

 

「ステファーノ君、受け取って!」

 

「私のもどうぞ!」

 

簪「・・・・・」ジトー

 

恋人がいても変わらずモテるレオに簪は頰を膨らませる。

 

レオ「まあ待て、簪が最初な。」

 

簪「・・・レオ、その、これ。」

 

レオ「可愛いラッピングだぜ、ありがとな!」

 

レオはチョコを受け取ると、簪にキスをする。

 

簪「はわっ、ちょっと、レオ!」

 

レオ「機嫌なおしてくれたか?」

 

簪「・・・・・。」コクン

 

「いいなー、ステファーノ君のバレンタインデーキス。」

 

レオ「心配すんな!お返しは必ずするぜみんな♪」ウィンク

 

「絶対だよ!」

 

Side弾

 

 

弾「さてと、屋上で待ってるんだっけな。早く行かねえと。」

 

弾は虚と屋上で待ち合わせる約束をしており、急いで向かう。

屋上に着くと、そこには既に虚が立っていた。

 

弾「待たせてすんません!!」

 

虚「大丈夫、今さっき来たところよ。はい、チョコレートをどうぞ。」

 

弾「ありがとうございます!!これは人生初ですよ!(あー、生きてて良かったぜ!!)」

 

虚「ウフフ、大袈裟ね。」

 

虚は面倒見のいいお姉さんのような微笑みを見せる。

 

虚「よかったらこれもどうぞ、本音の義理チョコならぬ義兄チョコよ。」

 

弾「マジっすか!後で本音にも礼を言っときます!(蘭とは大違いだよなぁ♡)」

 

Side蘭

 

蘭「っくしゅんっ!!もう、誰よ噂してんのは!?」

 

 

Sideエクトル

 

「ベレン君待って!」

 

「チョコもらってちょうだい!」

 

ベレン「ごめん、後にしてくれ!」

 

エクトルは女子生徒達を回避しながら職員室へとダッシュする。

そう、恋人である山田先生のもとへ。

 

エクトル「し、失礼します!」

 

山田先生「ベレン君、大丈夫?」

 

エクトル「ハァ、ハァ、何とか。どうしても先生のチョコを一番最初に貰いたかったから。」

 

一息ついたところで、いよいよ本題へ。

 

山田先生「はい、エクトル君。」

 

ベレン「ありがとうございます、真耶さん!」

 

山田先生「学校では、山田先生でしょ。」

 

ベレン「・・・そうでしたね、でも、今は2人きりですから。恋人としてお礼もしたいので。」

 

山田先生「しょうがないですね、エクトル君。」

 

そうして2人は職員室で密かにキスを交わす。人生で最も甘い瞬間である。

 

 

Sideアルゴス

 

アルゴスは楯無と生徒会室で2人きりでいた。

 

楯無「はい、アルゴス君にチョコレート。ついでに簪からの義理チョコならぬ義兄チョコよ。」

 

アルゴス「楯無さん、ありがとうございます。にしても義兄チョコって、簪の奴気が早えな。」

 

楯無「お姉さんのチョコレートは高くつくわよ!」

 

アルゴス「必ずお返しはします!」

 

楯無「もしも忘れたら・・・・。」

 

楯無は含みのある笑顔で手をワキワキさせる。

 

アルゴス「うっ、それだけはマジで勘弁してください。(絶対忘れねえぞ。)」

 

 

Sideネロ

 

「グルーバー君!!」

 

「貰って貰って!!」

 

「ちょっと、私が先よ!!」

 

ネロ「・・・ハァ、どうしてこうなる。」

 

ネロは少々面倒くさそうにする。

 

本音「(うぅ〜、ネロロンモテモテだよ〜。)」

 

本音は物陰から渡すタイミングを伺っていた。

 

ネロ「まあ、とりあえず貰えるものは、ん?」

 

不意にネロは髪が軽く引かれる感覚をおぼえる。

 

本音「わーい、一番に渡したよ〜!」

 

本音は背後からネロに近づき、ネロの二束の髪にチョコレートの箱を結びつけたのだ。

 

「ああっ、本音ずるい!」

 

ネロ「(背後に忍び寄るとは、意外にやるな。)」

 

感心しながらネロは本音のチョコレートを食べた。

 

本音「どお?」

 

ネロ「・・・食べた事のない美味さだ。ありがとう本音。」

 

ネロは思わず本音の頭を撫でる。

 

本音「えへへ〜、美味しく出来てよかったよ〜。」

 

そして、今日一番の問題は・・・・・、

 

 

Sideビリー

 

 

ビリー「・・・・・・。」

 

そう、この唐変木である。

 

鈴・レベッカ「・・・・・。」バチバチ

 

そのほかの女子達「・・・・・。」バチバチ

 

ビリー「・・・ハァ、この空気何なんだよ。」

 

ビリーは二組の教室の隅に追いつめられ、逃げられない状態にある。

 

鈴「アンタの所為でしょ!」

 

レベッカ「誰のチョコを最初に受け取るの?」

 

ビリー「ンなこと拘らなくったって、食っちまえばおんなじだろ?」

 

鈴・レベッカ・女子生徒たち「・・・・・・。」ゴゴゴゴゴ・・・・・・・、

 

ビリーにさらに詰め寄る女子達である。

 

ビリー「わかったわかった、じゃあ模擬戦で決めりゃいいだろ。」

 

「えー、それ絶対専用機有利じゃない!」

 

ビリー「鈴とレベッカも訓練機で戦えば済む話だろ。」

 

鈴「そういう事なら仕方ないわね。」

 

レベッカ「絶対に勝つんだから!」

 

その後、トーナメント式で戦い、決勝では鈴とレベッカは引き分けとなった。

よって、ビリーは鈴とレベッカのチョコを同時にもらう事に。

 

鈴・レベッカ「・・・・」ムスッ

 

ビリー「しょうがねえだろ、お前らなあ。」ハァ

 

ビリーは2人のチョコを食べる。

 

鈴「・・・どっちが美味しかった?」

 

レベッカ「そうね、美味しかった方がお返しをもらえるって事にすれば。」

 

ビリー「まだ張り合う気かよ。どっちも美味かったに決まってんだろ。」

 

女子一同「ま、そう答えるわよね。」

 

ビリーがあっさり期待外れの答えを出した瞬間、

 

鈴・レベッカ「さっきの模擬戦全く無意味じゃないのー!!」グーパンチ

 

ビリー「ぐほっ!?」

 

挙げ句の果てに殴られた。鈍感もここまで来ると、同情のしようがない。

 

 

それぞれ色々あったが、こうしてバレンタインデーは幕を閉じた。

 

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