IS学園に男子が増え、少数派ながらも歓迎された事ですっかり馴染んでいた今日此の頃、今日もIS学園は平和で活気ある日常を送る・・・・はずだった。
ワーワー、キャッキャッ、
ある日の事、学園では普段聞き慣れない声色の叫び声が何重にもなって聞こえる。
一夏「・・・・・、ハァ、どうしてこうなった・・・。」
一夏は、この騒ぎの中一人でため息をついていた。
それもそのはず、実を言うと、一夏以外の生徒が全員5歳児となっていたのだ。
この様な事態を引き起こせる人物は、この世界ではたった一人しかいない・・・・。
千冬「束の奴、また面倒を起こしてくれたな・・・・。」
ジル「幸い、一夏だけ無事だったけど。」
山田先生「多分それも考えたんじゃないでしょうか?」
教師陣も頭を悩ませる。
さて、どうしてこうなったのを話すとしよう。
Side一昨日
一夏「うーん、難しい問題だよな。」
一夏は時事問題の学習がてら、学園の新聞を読んでいた。
ビリー「よう一夏、えらく真剣に読んでるな。」
一夏「ああ、ちょっとこの問題が気になってな。」
一夏が読んでいたのは、所謂待機児童の問題について書かれている記事だ。
箒「待機児童か、そういえば最近よく聞くようになったな。」
エクトル「そうだね、保育園に行くのは当たり前のように思ってたけど。」
アルゴス「社会、家庭ともに事情が変わって来てるもんな。」
ラウラ「保育園、私はよく知らないな。」
シャルロット「小さい子供を持つ親が、お仕事の間とかに子供を預けるところだよ。」
セシリア「職員が不足したり、許容が一杯になったりして、そこに入れない子供を待機児童と言うのですわね。」
鈴「よく考えたらホント大変よね。」
ラウラ「成る程、将来一夏と子供を作る頃には解決してほしいものだな。」
箒・セシリア・シャルロット「(い、一夏(一夏さん)との子供!?)」
途端に妄想劇が始まる。
レオ「おいラウラ、気持ちはわかるけど露骨過ぎんだろ(笑)」
簪「おーい、箒、セシリア、シャルロット、帰っておいでー。」パシパシ
箒・セシリア・シャルロット「はっ!?」
レベッカ「保育園かー、そういえばあたしとビリーの地元の保育園が職員不足で合併したって話があったわね。」
弾「何て言うか、色々大変なんだよな。」
のほほん「でも〜、私は保育園で働いてみたいな〜って思ったことあるよ〜。」
一夏「本音が保育園か、多分間違いなく大戦力だろうな。着ぐるみ姿が子供受けしそうだし。」
本音以外「確かに・・・・。」
一夏「子供かー、大変かもしれないけど、俺はたくさん欲しいなー。(前世の孤児院を思い出すぜ。)」
ラウラ「本当か!?ならこれから私と・・・。」
一同「こらこら!!」ツッコミ
千冬「ボーデヴィッヒ、それはまだ許さんぞ・・・・。」ボキボキ
ラウラ「きょ、教官!!失礼しました!!」アタフタ
Side束
束「ふっふーん、成る程。」
実を言うと、束は定期的に学園の様子を密かに見る時があり(主に一夏)、この日はたまたま見ている日だったのだ。
束「いっくん、子供がたくさん欲しいんだね、いいよいいよー。束さんに任せたまへー。」
束は何やら怪しげな薬を作り、それを、後日一夏の全生徒のマイボトルに混入させた・・・・。
トリックはこの際省略しておこう。
束「明日はいっくんの一日保父さんが見られる、グヘヘ・・・・。」
そして次の日の朝・・・・、
一夏「ふあぁぁ、おう、みんなおはよ・・・んん!?誰だ君達は!?」
一夏が起きると、そこには見知らぬ幼い男の子たちの姿が。しかも何も着ていない。
「おはよう、って、お兄ちゃん誰?」
「あれ、ここどこかな?」
「ここ、俺の家じゃない!」
「父さんと母さんは?」
「お腹すいた〜。」
一夏「お、おはよう、とりあえず落ち着こう。」
一夏は落ち着いて深呼吸をする。そんな時、千冬からの電話が来た。
千冬「お早う織斑、今そっちはどんな状況だ?」
一夏「あの・・・、よくわからないんですけど、俺たち男子の部屋に、幼稚園児くらいの男の子が5人いて。」
千冬「やはりそっちも同じ状況か。とりあえずそいつらを連れてアリーナへ来い。」
一夏「・・・わかりました。(この子達、まさかとは思うが。)」
とりあえず服を着替え、男の子達にはとりあえずタオルを身体に巻いてもらい、連れて行くことに。