IS Brotherhood   作:magnumheat

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異世界での冒険 part 6

4王子との勝負のうち、第2王子までを倒した一夏。

次は最後の相手である第1王子と、剣での一騎打ち。

 

一夏「さてと、残るはアンタだけだな。」

 

第1王子「貴様の力はそれなりに認めてやろう。だがここまでだ。この最強にして長兄である俺が相手なのだからな!」

 

 

お互いに戦いの場に入る。フィールドは鉄格子に囲まれており、逃げることはかなわない。

 

大臣「ではいよいよ最後の戦いに入る!剣での一騎打ちだが、どちらかが相手を打ちのめすか、降参させる事が勝利条件である!」

 

ビリー「なんだよ、意外と簡単じゃねえか。」

 

シャルロット「でも、相手も強そうだよ。」

 

箒「うむ、侮れんな。」

 

第1王子の体格はアルゴス以上だ。

 

大臣「では両者とも前へ。」

 

 

互いに剣を抜く。

 

第1王子の剣は大型のバスターソードで、体格に見合う重厚感である。

 

対する一夏の剣はドラゴンキラー。刃の大きさ、長さでは相手に少し劣るが、その刃はドラゴンの硬い鱗をも切り裂ける切れ味と硬度を持っている。

 

 

大臣「では、両者位置について、始め!」

 

第1王子「うぉぉぉぉっ!」

 

一夏「おりゃあぁぁっ!」

 

 

開始と同時に互いに斬りかかる。刃がぶつかった瞬間、

 

 

ガキィンッ、

 

第1王子「ぬうっ!」

 

一夏「おっと!」

 

どちらも弾かれた衝撃のあまり、後ろに下がる。

 

アルゴス「どうやら互角みたいだな。」

 

簪「今凄い音がしたよ!」

 

のほほん「ほええ、なんだか怖いよ〜。」

 

 

一夏「この衝撃、とてもゲームの世界とは思えないな。」

 

第1王子「くっ、こんな小僧にこれほどの力があるとは。」

 

 

お互い距離を取りながら斬りむすんでいくが、全くスキがない。

 

 

セシリア「一夏さん、頑張ってくださいまし!」

 

一夏「おう、必ず勝つ!」

 

第1王子「くっ、貴様!」

 

第1王子は心底セシリアに惚れているのか、セシリアが一夏を応援するのを聞いて嫉妬をあらわにする。

 

弾「怖え戦いだなおい。」

 

レオ「斬られたら終わりだぞ。」

 

ラウラ「一夏、気をつけろ!手数が増えている!」

 

 

一夏「ああ、わかったぜ!」

 

 

一夏は第1王子の攻撃をなんとか受け流す。

 

第1王子「ふん、受けてばかりで俺の鎧にすら傷一つ負わせられんのか?」

 

一夏「あいにくこっちもまだ無傷だぜ!」

 

ガードだけでなく、身を翻して襲いくる刃をかわす戦法もとる。

 

レベッカ「よくあそこまで動き続けられるわね。」

 

 

エクトル「だが、いつかは均衡が壊れる。」

 

箒「それは多分一撃で決まるだろうな。」

 

 

切り合いから時々鍔迫り合いになると、

 

 

第1王子「貴様ほど骨のある男は我が軍にはいない、褒めてやろう。」

 

一夏「そりゃどうも、兵士になるつもりはないがな。」

 

 

互いに言葉をかわすまでに認め合うようになった。

 

 

国王「うむ、どちらが勝者となるのか・・・・・。」

 

 

周囲が固唾をのんで見守るのも忘れるほどお互いに相手を見ている。

 

 

第1王子は不意にバスターソードを高速で振り回す高速回転斬りを繰り出した。

 

第1王子「はぁぁぁぁ!!」

 

刃がぶつかると、大きく火花が散った。

 

一夏「ぐっ、腕に衝撃が。」

 

第1王子「この技をかわしきれるか!?」

 

 

角度、高さを変えながら回転斬りを繰り出す。

 

 

壁際まで追い詰められたが、

 

 

一夏「これでどうだ!」

 

一夏は壁キックジャンプし、空中から斬撃を繰り出した。

 

 

第1王子「小癪な!」

 

第1王子は空中に向かってバスターソードを振るが、その一撃を放つ際、両腕が軽く感じられた。

 

 

第1王子「なっ、これは!?」

 

一夏「ふう、なんとかやったぜ。」

 

 

第1王子の手には、バスターソードの鍔から上がなかった。

 

回転斬りを放った際、一夏は一瞬のスキをついてドラゴンキラーを振り抜き、その刃でバスターソードの柄と鍔の間を切り裂いたのだ。

 

鈴「嘘、あんな狭いところを斬れたの!?」

 

一夏「斬ったのはそれだけじゃないぜ。」

 

第1王子「何だと、うっ!」

 

第1王子の右腕のガントレットが砕けていた。

 

 

一夏「ちゃんと鎧にも傷を負わせたからな。」

 

ビリー「すっげー!さすがドラゴンキラーだぜ!」

 

第1王子「くうっ、武器も防具も破壊されるとは。この勝負、俺の負けだ。」

 

第1王子はガックリと膝をついた。

 

 

大臣「勝負あった!一騎打ちを制したのは一夏!!」

 

 

一夏「いよっしゃあっ!!」

 

一夏は声高らかに雄叫びをあげる。

 

国王「うむ、見事だ。ん、セシリア?」

 

いつの間にか国王のそばからセシリアが消えていた。

 

セシリア「一夏さぁん♡」

 

セシリアは一夏の元へとかけより、思いっきり抱きついた。

 

一夏「うおぉ、セシリア、ぎゅむっ!(胸、胸が!)」

 

セシリアは胸の開いたドレスを着ていたので、その感触が一夏の顔にモロに伝わる。

 

箒「こら、離れないか!」

 

シャルロット「セシリアずるいよ!」

 

ラウラ「一夏は私の嫁なのだぞ!」

 

他一同「はぁ、やれやれ。」

 

 

国王「セシリアがあそこまで笑顔になるとはな。」

 

王妃「うふふっ。でもあのお方は素敵だと思います。」

 

 

国王「うむ、勇者一夏よ、そなたの力、存分に見せてもらった!そなたこそセシリアの婿に相応しい!

よって、結婚式を今夜執り行う!」

 

一夏「え?」

 

セシリア「まあ♡」

 

箒・シャルロット・ラウラ「むっ!!」

 

 

レオ「マジかよ。」

 

弾「羨ましいぜ。」

 

鈴「まあまあ、一夏が戦ったんだし。」

 

エクトル「ヤキモチはわかるけど、今はゲームだからね。」

 

鈴とエクトルが箒達をなだめる。

レベッカ「結婚式ってことは、パーティーよね!」

 

アルゴス「なら、うまい料理が食えるんだよな!!」

 

本音「わ~い、やったー!!」

 

エクトル「パーティーに出るならおしゃれもしなきゃね。」

 

ビリー「めかし込むのもたまにはいいよな。」

 

 

そして夜を迎え、城の最上階のパーティー会場で結婚式が行われた。

 

一夏とセシリアは特別席で国王と王妃と共に過ごしている。

 

他の皆は別で食事を堪能している。

 

本音「もぐもぐ、おいし~。」

 

ラウラ「はぐはぐ、うまいな。」

 

アルゴス「うまいぜ!さすが王国だな!」

 

 

箒「ふう、まあいい。今は忘れよう。」

 

シャルロット「そうだね、ラウラもすっかり食事に夢中だし。」

 

本音「それにしても〜、ネロロンはどこにいるんだろ?」

 

ビリー「おっと、そうだったな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

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