IS学園の屋上で、一人の少年と少女が向き合っていた。
一夏「セシリア、遅くなったけど、俺は、お前が好きだ!」
セシリア「い、一夏さん!?」
学園生活を通して決断を下した一夏は、自分が18歳となった日にセシリアに告白する。
一夏「お前は、男嫌いな自分を変えて、いつも俺を信じてくれた。IS学園に入っていろんな人に会ったけど、俺はセシリアが一番好きだ!」
セシリア「嬉しいのですが、その、私などでよろしいのですか?私は他の方と違って心の器が小さいところもありますのよ。」
一夏「それは大丈夫だ。俺と一緒に克服していこうぜ。だから、俺と付き合ってください!」
セシリア「一夏さん・・・・・。」
セシリアのサファイアのような青い瞳からは涙が流れていた。学園生活や幾多の死闘を乗り越え今日まで生きてきた事がこれ以上無く嬉しく感じた。
セシリアは頬を赤くしながらも答える。
自分で良ければ、あなた(一夏)様の恋人に・・・・・・。
一夏とセシリアが恋人同士となってから、月日はあっという間に経った。
IS学園卒業後、一夏とセシリアは専用機持ちの友人と共にIS専門の大学に進学し、大学卒業後に一夏はモンド・グロッソで史上初の男性ISパイロット優勝者となり、目標だった千冬を超える偉業を成し遂げた。
それは新聞やニュースで連日報道され、これを機に男性ISパイロット志願者が急増し、今では普通の高校と変わらないほどの男女比となった。
その後、一夏はセシリアとともにイギリスに移住し、千冬や束の助けによりロンドンにIS学園と拠点を設立する。一夏は現役引退後、その学園の教師として就職し、セシリアはその学園の一室を借りてバイオリン教室を開いた。
それから一年後に一夏とセシリアは結婚し、イギリスIS学園の付近に立派な新居を構えた。
チェルシー「旦那様、奥様、お客様がお見えです。」
チェルシーはセシリアの婿となった一夏のために日本の料理や文化を覚えるなど、
メイドとしてさらに向上していった。
そんなある日、一夏達のもとにエクトルと真耶、アルゴスと楯無、レオと簪が訪問する。
みんなそれぞれヨーロッパ圏に住んでいるので、時々顔を見せに来る。
レオ「いやーしかし、まさか一夏がセシリアと結婚するなんてな。」
簪「それもそうだけど、一夏がイギリスに住むって言ったときは結構な人が引き留めようとしたよね。」
一夏「はははっ、その節は、ありがとう。」
学園一モテモテだったために一夏が日本から出る際には多くの女子が涙を流したという。ちなみに千冬は日本のIS学園の仕事があるので一夏とは別居となっている。
実家には千冬一人かと思っていたが、千冬は家事が苦手なので箒と束が同居し世話をしている。
アルゴス「でもお前、こっちに来るまで大変だったろ、語学とか生活スタイルとか。」
一夏「それはセシリアとお前らのおかげで助かったぜ。」
一夏は生活圏が変わることから、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ギリシャ語、スペイン語を仲間の力を借りて必死に学び、今では日常会話や買い物もできる程度になった。
エクトル「そうだ、実は一夏達におみやげがあるんだよ。」
山田先生「はいこれ、シャルロットさんからお祝いの品ですよ。」
一夏・セシリア「ありがとうございます!!」
楯無「うわあ、おいしそうなお菓子がたくさんあるわね!」
シャルロットは現在、地元フランスでIS関連企業の社長として活躍しており、失恋してからは当分仕事でキャリアを積むとのことらしい。ちなみにラウラは故郷の黒ウサギ部隊の隊長としての役目をクラリッサに託し、軍を除隊後は副社長としてシャルロットを支えており、学園当時と変わらぬよき相棒となっている。
この後みんなでホームパーティーを開き、学生時代を振り返る話で盛り上がった。
そして、それから数年後・・・・・・、
鈴「いくわよー、それっ!!」
「わー!!」
レベッカ「かわいいわね!さすが一夏とセシリアの子だわ!!」
「キャッキャッ!!」
一夏とセシリアは子を授かり、仲睦まじい父母となっていた。
双子の男女で男の子の名はジェイク、女の子はリリー。
旅行できていた鈴とレベッカに遊んでもらっている。ちなみに二人はいまだ未婚。理由は言うまでもなくビリーである。
ビリーはのちに後輩のイギリス出身のIS学園生と結婚し、現在イギリスのIS学園の軽音楽部の顧問になっている。紆余曲折あったが、あの唐変木も今ではよき夫となっていた。
レベッカ「はー、それにしても先越されちゃったわね。」
鈴「まさか早めに結婚するなんてね。」
セシリア「お二人とも、あきらめないでください。」
一夏「そうだぞ、俺たちだって応援してる。そうだ、今度社交パーティーを開いてみないか?」
鈴「そうね、正直焦ってるし。」
レベッカ「いい男紹介してほしいわね!」
一夏にとってかけがえのない仲間であるこの二人の幸せも願うばかりである・・・・。