IS学園の屋上で、一人の少年と少女が向き合っていた。
一夏「ラウラ、遅くなったけど、俺は、お前が好きだ!」
ラウラ「い、一夏!?」
学園生活を通して決断を下した一夏は、自分が18歳となった日にラウラに告白する。
一夏「お前とは姉さんを巡って色々あったが、お前はいつも俺を信じてくれた。IS学園に入っていろんな人に会ったけど、俺はラウラが一番好きだ!」
ラウラ「・・・・嬉しいぞ。だが、私なんかでいいのか?ほかのみんなと比べて普通の女っぽくなかったりするし、その、胸だって小さいぞ。」
ラウラは思わず眼帯を外す。
一夏「女の子はスタイルだけじゃない、俺は心の底からお前を愛している!!だから、俺と付き合ってください!」
ラウラ「一夏・・・・。」
ラウラの赤と黄色の量目からは涙が流れていた。学園生活や幾多の死闘を乗り越え今日まで生きてきた事がこれ以上無く嬉しく感じた。
ラウラは頬を赤くしながらも答える。
自分で良ければ、あなた(一夏)の恋人に・・・・・・。
一夏とラウラが恋人同士となってから、月日はあっという間に経った。
IS学園卒業後、一夏とラウラは専用機持ちの友人と共にIS専門の大学に進学し、大学卒業後に一夏はモンド・グロッソで史上初の男性ISパイロット優勝者となり、目標だった千冬を超える偉業を成し遂げた。
一夏はモンド・グロッソ制覇を機に、この競技に男女ペアや男女混合団体の競技も加え、ISにおける絆を深めることとなり、それは新聞やニュースで連日報道され、これを機に男性ISパイロット志願者が急増し、今では普通の高校と変わらないほどの男女比となった。
その後、一夏はラウラや千冬とともにドイツに移住し、千冬や束の助けによりISによる特殊防衛隊「ブルダシャフト」を結成し、一夏は総司令官、ラウラは副官となる。この部隊には、かつての黒ウサギ部隊と多くの優秀な男性ISパイロットがここに集結した。
千冬が日本のIS学園理事長辞任後は、千冬の戦友であるジルが行っており、副理事長はネロが行っている。ネロは本音と結婚し、日本に住んでいる。
そして、それから一年後に一夏とラウラは結婚し、基地付近に立派な二世帯住宅を構えた。
一方には千冬と束がルームシェアをしている。
そんなある日、千冬たちやビリーも誘ってホームパーティーを開く。
一夏「よーし、できた!!みんな、ご飯だぞ!!」
ラウラ「ああ、今行く。ゲオルク、ヘレナ。」
「はーい!!お兄ちゃん、いこう。」
「うん。」
一夏とラウラは息子のゲオルクと娘のヘレナを授かりいい夫婦、両親となっている。
千冬「相変わらず料理の腕は大したものだ。ラウラ、お前も少しは一夏を見習うべきだぞ。」
ラウラ「はっ、きょう、いえ、あ、姉上。」
束「ぷぷっ、まさかの姉上!!」
一夏「お前けっこう日本慣れしてたもんな。堅苦しくなくていいんだぞ。」
ラウラ「し、しかしだな、ね、『姉さん』はさすがに。」
緊張と恥ずかしさからかあわあわするラウラ。母親になっても千冬の前では相変わらずである。
ビリー「千冬さんとは相変わらずの仲だな。」
クラリッサ「隊長はずっとああだぞ。」
「ラウラおばさん、なんか慌ててるね。」ポヤー
ビリーは以外にもクラリッサと意気投合し、数年の交際を経て結婚。息子のハンスを授かり父母となった。
現在ビリーはクラリッサと共にブルダシャフトの訓練教官を務めている。
余談だが、ビリーがクラリッサと結婚することを宣言した際、鈴とレベッカがクラリッサに勝負を挑んだが、あえなく敗れたとのこと。
現在この二人はジルを筆頭に「IS学園女子会」を結成したとか。
そこには一夏とラウラのかつての友、箒、セシリア、シャルロットも加わっている。
その後、ゲオルクとヘレナ、ハンスは日本のIS学園に入学し、卒業後はそれぞれの道を歩んでいった。
その後、ブルダシャフトにて・・・・・・
アリーナの上空では、二機の機体が訓練機と共に飛び交っていた。
一つは輝きに満ちた白、もう一つは存在感ある黒。
一夏とラウラはモンド・グロッソの男女ペアの部門も制覇し、彼らの愛機「白式」と「シュヴァルツェア・レーゲン」は男女における双璧の象徴とされた。
一夏「まだまだ甘いぞ!これくらいついてこれないでどうする!!」
ラウラ「遅い、隙だらけだぞ!!戦場を思い浮かべて気を引き締めないか!!」
隊員たち「イエッサー!!」
一夏とラウラは現役引退後、訓練教官としてブルダシャフトの隊員の育成に勤しむ。
お互い千冬を意識してきたからか、気合が半端ない。
ビリー「よーし、てめえら今度はチームを組んで対戦だ!!」
クラリッサ「負けたものは訓練アリーナの整備・清掃をしてもらう!!」
千冬「フフッ、あいつらも大きくなったものだな。IS学園で生徒だったあの頃が懐かしい。」
千冬はブルダシャフトの座学の講師として、教え子たちの大きな成長を穏やかに見守っている。
一夏と仲間たちが築いたこの平和を守る次の後継者たちを信じて・・・・・。