ギラギラと太陽が照りつける今日、IS学園の前には大型の特注バスが停まっている。今日は待ちに待った臨海学校の日だ。
「楽しみだねー。」
「あたし昨日この水着買っちゃった!」
「うわっ、大胆」
「だって、この夏に恋を実らせたいし。」
女子の大半は、男子に自分の水着姿を披露するとあって、みな真剣である。
千冬「恋も結構だが、臨海学校の本来の目的を忘れるんじゃないぞ!(一夏だけはまだ渡さないがな。)」
「はいっ‼︎」
バスが出る。ちなみに原作と違い、専用機持ちは1台のバスに一緒である。
バスの席でそれぞれの男子の隣を巡って大騒ぎになったが、千冬が3人ともうしろの5人席に座るようにし、その前の列の5人席に箒と専用機持ちが座るという事でおさまった。
出発してから数時間後、目的地の臨海学校の海が見えてきた。
一夏「おっ、来たぜ来たぜ!」
箒「広い海だな。」
鈴「しかも貸切だからいいわよね。」
エクトル「日本にこんな綺麗な海があるんだね。」
セシリア「私の家のプライベートビーチ程ではございませんが、なかなかですわね。」
アルゴス「プライベートビーチあるのかよ、すげえな。」
ラウラ「これが海か。」
シャルロット「綺麗だね、ラウラ。」
やがて、臨海学校の駐車場に到着する。
まずは旅館にご挨拶に行く。
旅館の女将「本日は、ようこそおいでくださいました。当旅館でどうぞ心ゆくまでおくつろぎ下さい。」
千冬「今回は男子が3人いるため少し予定が変わりましてすみません。」
一夏・エクトル・アルゴス「よろしくお願いします!」
女将「いえいえ、3人とも凛々しいこと。」
女将の周りの女性も彼らに興味示す。
千冬「まあ、問題を起こすような奴らではないので、その点は安心です。(女子が絡むとどうなるかはわからないな、特に一夏だが。幸い3人とも私と同じ部屋になっているが。)」
女将「あら、織斑先生が信頼してるとは、よっぽどしっかりなさってるのね。」
男子3人は照れ臭そうにする。
午前から夕食前まで自由時間となり、各自の部屋に行き、更衣室で水着に着替える。
当然ながら男子3人はすぐに海に出られた。
一夏「いい天気だな。」
エクトル「気持ちいいよね。」
アルゴス「砂が熱いのがアレだけど、悪くねえな。」
3人とも準備運動を始める。
しばらくして、女子達がやってきた。
鷹月「あっ、織斑君たちもう来てるよ!」
谷本「うう、いざってなると緊張する。」
のほほん「だいじょうぶ。おりむー達喜んでくれるよ。」
アルゴス「おーっ、みんななかなかいいじゃねえか。」
エクトル「よく似合ってるよ。」
一夏「バッチリだな。ってのほほんさん海で着ぐるみってのはどうかと。」
のほほん「だいじょうぶ、これは通気性抜群なのだよ〜。」
他の女子達もぞろぞろと来た。
「織斑君体かっこいー!バランス完璧かも。」
「イリアディス君ムッキムキだね!」
「ベレン君細くていいなあ。」
一夏「何かみんな意外と大胆だな。」
谷本「そりゃあみんな必死だもんね。」
アルゴス「今日は目のやり場に困るぜ。」
鷹月「ずっと見てても大丈夫だよ、きっと。」
エクトル「そういえば、箒や専用機の娘達まだだね。」
エクトルが首を傾げていると、
セシリア「い、一夏さん。」モジモジ
セシリアはブルーのビキニだ。色はまさにこの場にピッタリだ。
一夏「セシリア、ブルーティアーズを見て思ったけど、セシリアは綺麗な青がとてもよく似合うよ。」
セシリア「あ、ありがとうございます。」
鈴「あらあら、以前のアンタなら絶対あり得ないセリフ決めたわね一夏。」
鈴はオレンジ色のスポーツタイプだ。元気いっぱいな感じが出ている。
アルゴス「鈴もなかなか明るくていいじゃねえか。」
エクトル「うん、鈴らしくていいよね。」
鈴「そう?ありがと。」
箒「い、い、一夏。」
一夏「お、おう、箒。」
箒は黒のラインの縁取りの白ビキニを着ていた。豊満な胸がプルンプルンと揺れ、今にもこぼれ落ちそうである。
箒「ど、どうだ?」
一夏「最高だぜ箒!」グッ
エクトル「箒、攻めたねー。」
アルゴス「一組のグラビアクイーンと言ってもいいかもな!」
箒「さ、最高か!そうかそうか。(やはり一夏は大きい胸がいいのか。この水着にしてよかった!)」
箒はみるみる顔を真っ赤にする。
シャルロット「箒、落ち着かないと倒れちゃうよ。」
シャルロットは黄色のセパレートタイプ。比較的露出は控えめだが、それがまた色っぽい。
一夏「シャルもなかなか色気あるな。」
シャルロット「えへへ、そうかな?」テレテレ
エクトル「ラウラがまだみたいだけど。」
シャルロット「うん、それがね。」
シャルロットは自分の後ろを指差す。そこには何やらバスタオルが巻かれた物体が。
アルゴス「おいシャル、何だそのバスタオルお化けは?」
シャルロット「ラウラさっきからずっとこのままなんだよ。」
一夏「もしかして恥ずかしいのか?だったら無理しないほうが。」
ラウラ「い、いや。一夏に見せるために着たんだ。だから見てくれ!」
意を決したラウラはバスタオルを取る。黒のビキニは彼女の細身なスタイルを強調しており、それに加えて、普段のクールさと今の恥じらいのギャップは反則的な可愛さがある。
一夏「ラウラ、とても似合ってるぞ!期待以上だ!」
ラウラ「しゃ、社交辞令はいい。」カアア
男女互いに開放的な状態で、お互い意識してしまう。
のほほん「みんなー、何かして遊ぼ〜。」
谷本「ビーチバレーしようよ!」
一夏「おっしゃ、じゃあチームどうしようか?」
エクトル「取り敢えず僕ら男子は別々だね。」
アルゴス「そうだな。」
話を進めていると、千冬と山田先生が来た。
山田先生「ビーチバレーですか。いいですね。」
山田先生はレモン色のビキニ。さすが学園で1、2を争う巨乳。
しかし、それをはるかに超える存在があった。
千冬「織斑、楽しんでいるか?」
千冬は深いブラックのビキニ。全体的にシャープでなおかつ大人の色気が溢れている。
他を圧倒する完璧なスタイルに男子は視線が釘付けになる。
エクトル「先生、とてもお美しい!」
アルゴス「これがブリュンヒルデの魅力か!圧倒されるぜ!」
一夏「まさに、女神に会っているような感じですよ。弟冥利に尽きますね。」
千冬「コ、コホン。我が弟ながら完璧な褒め言葉だ。(ここまでグッとくるセリフを言われたら、余計誰にも渡したくなくなるではないか。)」
「お姉さま素敵‼︎」
「まさに芸術よねー。」
「男子全員織斑先生に夢中じゃん。」
「頑張らなくっちゃ!」
箒「(くう、これは勝ち目がないな。)」
セシリア「(天地の差ですわ。)」
鈴「(むむむ、一夏のシスコンぶりは相変わらずね。)」
シャルロット「(一夏は織斑先生が好みなのか。頑張ろう!)」
ラウラ「(流石は教官、感服する。)」
束の間の水着ショーの後、それぞれの男子をリーダーにチームを組んでビーチバレーを行った。
男子一同は、自分のチームやネット越しに見える敵チーム女子のジャンプ時の胸揺れをもろに意識してしまい、精神的にきついながらも何とか試合を運ぶ。
他にも海に入って泳いだり水を掛け合ってはしゃぎ、休憩にはなんと女子達が、自分たちが指名した男子にサンオイルを塗ってもらうという行為に出た。
「あたし、織斑君がいい❤︎」
「ベレン君、後でベレン君にも塗ってあげる❤︎」
エクトル「えっ、それはちょっと。」
「イリアディス君お願い❤︎」
アルゴス「わ、わかった。(マジかよ、ラッキー‼︎)」
鈴「一夏、あたしもお願いするわ。」
箒「わ、私にも頼む。一夏。」
セシリア「一夏さん、お願いしますわ。」
シャルロット「僕もお願い。」
ラウラ「私にも頼む。」
一夏「い、いいのか?(これ一生の思い出だな。)」
箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「コクリ。」
顔を赤くしながら女子達にサンオイルを塗る一夏達を見て、千冬は終始苦笑いが止まらなかった。
昼食後もしっかり動き、夕食の時間を迎えると、皆旅館に戻っていった。