IS Brotherhood   作:magnumheat

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文化祭考案、蠢く影

弾達が転校してきて早1ヶ月が過ぎ、彼らのIS搭乗成功は世界中の人間の注目の的になった。

というのも、本当なら秘密にするはずだったこの情報を束がリークしたことにより、大騒ぎとなったのだ。

これには千冬や箒も頭を抱えた。

 

箒「全く、あの人は本当にわかってるのか!?」

 

エクトル「箒落ち着いて。」

 

弾「そりゃ無理な注文だぜエクトル。」

 

箒は朝から愚痴をクラスのみんなの前でこぼす。

 

セシリア「あの方は騒ぎを起こすのが趣味なようですわね。」

 

ビリー「だとすりゃ迷惑な趣味だぜ。」

 

鈴「ほんとよねー。」

 

鈴はビリーに同調する。ちなみに鈴は、ビリーが以前の一夏のような雰囲気なので、気になっている。

本人は以前の一夏に似ているということで、すこぶる鈍感なため気づいていないが。

無論、他の専用機持ちも気づいていない。

 

レオ「箒、ストレスは肌に悪いよ。君、凄い美人なんだし。」

 

箒「う、うるさい!」

 

シャルロット「レオがそれ言うとちょっとねー。」

 

一夏「まあまあ。それより、今日ホームルームで文化祭について話し合うんだよな?」

 

ラウラ「一夏、文化祭とは?」

 

一夏「学校で行う一種のお祭りみたいなものだ。」

 

ラウラ「それは放課後が楽しみだ!」

 

ラウラは篠ノ之神社の夏祭り以来、祭りを気に入ったようだ。特に食べ物の出店が(笑)。

 

 

そして、放課後前のホームルーム、クラス代表の一夏が前に立ち、クラスの出し物について話し合う。

 

「やっぱり1組は男子をうまく活かすべきだと思うわ!」

 

「そうそう、ホストクラブ的なやつとか!!」

 

レオ「お、いいねーそれ!」

 

アルゴス「おいレオ、どうせお前、外部からの来客の女子まで口説くんだろ!」

 

レオ「ご名答〜♪」

 

ビリー「ケッ、くだらねえ!明らかに自分たちの満足のためじゃねえか。」

 

谷本「マイヤーズ君、その言い方はないよ。」

 

箒「ビリーの言葉はもっともだと思う。内容はまともに考えるべきだな。」

 

セシリア「他にはどんな案がありますか?」

 

エクトル「劇とかどうかな?」

 

シャルロット「それだと人数的に制限があるよ。」

 

弾「内容によっちゃ、一夏やエクトルのような王子様的なやつを巡って喧嘩になるぜ。」

 

ラウラ「それはマズいな。」

 

レオ「主役が恋愛に鈍感なビリーなら大丈夫なんじゃない?」

 

ビリー「レオ、そりゃどういう意味だよテメー。」

 

鷹月「ああもう、口喧嘩は止めてよステファーノ君、マイヤーズ君!」

 

とまあまとまりのない状態である。

 

一夏「まあまあ、何も俺達男子を中心にしなくても、みんなでできるやついくらでもあるだろ。」

 

一夏は改めてクラス代表の大変さを精神的に痛感した。

 

ラウラ「だったら、喫茶店ならどうだ?」

 

一同「えっ!?」

 

皆一斉にラウラの方を見る。普段のクールさから、あまりにも意外なことに驚かされた。

 

ラウラ「クラリッサから聞いたのだが、日本には『メイド喫茶』というのが存在するらしい。

これをみんなでやりたいのだがどうだ?」

 

皆少しの間注目したが、

 

「ボーデヴィッヒさんそれいい!」

 

「ナイスアイディア!」

 

弾「メイドいいよな〜。」

 

セシリア「弾さん、考えてることが顔に出てますわよ。」

 

アルゴス「ハハハ、クラリッサさんの吹き込みがこんなところで役立つとはな。」

 

セシリア「ラウラさん、とても楽しそうですわね。」

 

エクトル「メイド喫茶となると、僕ら男子はどうするのかな?」

 

レオ「メイドはご主人様に使える人だから、俺たちはお嬢様に使える執事をすればいいんじゃない?」

 

ビリー「執事〜?ガラじゃねーんだけどなぁ。」

 

アルゴス「お前、比較的人相悪いしな。」

 

ビリー「うるせーよ!!」

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「(一夏の執事・・・・・!)」

 

一夏の恋人候補達は瞬く間に妄想の世界へ。

 

のほほん「おーい、しののん、セシィ、シャルシャル、ラウー、かえっておいで〜。」肩ポンポン

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「ハッ!?」

 

レオ「一夏、色男は大変だね。」

 

エクトル「君が言うセリフなのそれ?」

 

一夏「まあともかく、どうやらこれで満場一致だな。次はメイド喫茶での役割分担を決めようぜ。」

 

ラウラの思わぬ一言により、場はおさまった。IS学園は今日も平和である。

 

 

しかし、平和はどこにでもあるわけではない。

 

ここはとある薄暗い会議室。

亡国機業(ファントム・タスク)の各々が、男性被験者のIS搭乗成功を知り、

緊急集会を開いていた。

何を隠そう、この組織はモンド・グロッソの日に一夏を拉致した犯人の所属していた組織である。

主要人物のスコール、エム、オータムは小さな円卓に座り、話し合っている。

 

スコール「まさか織斑一夏以外にも男性IS操縦者が出るとはね。」

 

エム「これは由々しき事態です。」

 

オータム「ISをあんなガキ共に使われてたまるかよ!しかも男を増やすだと、冗談じゃねえ!!」

 

スコール「落ち着きなさいオータム、ハッキングで手に入れた情報によれば、奴らは今IS学園の文化祭に夢中よ。

当日は外部のお客様も入れるようだから。」

 

エム「オータム、学園に潜入していただけないでしょうか?男子の持つ専用機は非常に希少値が高いと思われます。」

 

オータム「文化祭に潜入して専用機を奪ってこいと。」

 

こちらも暗躍を見せつつある。

文化祭で大事件が起きてしまう事を、この時の学園生徒には知る由も無かった。

 

 

 

 

 

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