IS Brotherhood   作:magnumheat

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キャノンボール・ファスト(女子編)

楯無「さあ、続いてはキャノンボール・ファスト女子の部です!!皆学園の王子様達とのデートのために真剣な表情になっております!果たして、栄光を掴むのは誰でしょうか?」

 

虚「・・・・。」

 

虚は最早、楯無の悪ノリにツッコむ気力もない。

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「(デート、デート、デート!!)」ドキドキ

 

鈴「あたしも負けられないわ!(1位になったら、ビリーに・・・。)」

 

のほほん「私もおりむーといちゃいちゃしたいのだ〜。」

 

この空気でものほほんさんはいつもと変わらない。

神経の図太さはある意味一番強いかも知れない。

 

鷹月「私は、ベレン君と。」

 

谷本「私は、イリアディス君かな!!」

 

千冬「更織!もっとまともに実況しろ!!本来の趣旨からズレている!!」

 

山田先生「まあまあ、一夏君が狙われている事で神経質になるのは分かりますが。(織斑先生、やっぱりブラコン、クスッ。)」

 

千冬「山田先生、最後のあたり余計な事考えただろう。」ジトー

 

山田「いっ、いえ何も。(何で心読まれるんですかー!?)」アタフタ

 

一夏「先生達何話してるんだ?」

 

エクトル「さあ。」

 

アルゴス「まあ、大体の内容は予測できるがな。」

 

弾「千冬さん、幼くして親に見捨てられてから一夏を1人で守ってきたもんな。」

 

ビリー「マジかよ。それなのに家事が苦手とは、一夏は幼い頃からしっかりしてたんだな。」

 

レオ「それ、本人には言わないようにな。」

 

いよいよ、レースが始まる。

 

楯無「今回のコースは、男子時よりもっともっと複雑になっております!

幾たびの困難を乗り越え、王子様のハートを掴めるか!

では、位置について、5秒前、4・3・2・1・スタート!!」

 

スタートと共にイグニッションブーストの轟音が鳴り響く。

 

少し進むと、広い空間に出た。

あちこちに次に進むための入口らしきものが見える。

 

楯無「最初のコースは、『ファントムエグジット』!制限時間内に本物の出口を見つけ出して通り抜けなければなりません!

なお、出口は誰か1人が通った時点で消えますので。時間切れ及び出口がなくなり次第、取り残された人はリタイアとなります!」

 

早速出口を探してあちこち飛び回る。

 

「これじゃない!!」

 

「もう!どれが本物なの!?」

 

中々見つからない。そんな中、

 

箒「あったぞ!」

 

セシリア「やりましたわ!」

 

シャルロット「こんな近くにもあった!!」

 

ラウラ「フッ、私の目は誤魔化せない!」

 

鈴「お先にー!!」

 

流石に専用機持ちは勘が冴えている。

 

「あっ、取られちゃった!!」

 

「早くしないと時間が!」

 

だが、無情にも時間切れのブザーが鳴った。

 

楯無「続いては、『レジスティックゾーン』。幾つもの衝撃砲が襲い、強制的に後ろへと返されます。

見えない衝撃砲の雨を抜けて先に進めるでしょうか!?」

 

箒「衝撃砲、鈴の装備にもあったな。」

 

鈴「うん。」

 

セシリア「それが仕掛けとなると厄介ですわね。」

 

シャルロット「ルール上武器で防ぐ事もできないし。」

 

ラウラ「AICなら止められるものを・・・。」

 

意を決して皆飛び込む。その瞬間、衝撃砲の嵐が巻き起こる。

 

「キャー!!」

 

「これじゃ全然進めない!!」

 

大半はここで脱落し、生き残ったのは専用機持ちだけであった。

 

楯無「流石は専用機持ちです!さあ、レースはいよいよ最後を迎えようとしています!

・・・ごめん虚、ちょっと実況お願い!」

 

虚「えっ、ちょっと会長!」

 

楯無は突如、ISを装着し、空間に飛び込む。

 

レースも終盤、専用機持ちは熾烈なスピード争いをしている。

その時、突然広い空間に出た。

 

箒「今度は何が待っている?」

 

セシリア「これが最後ならゴールが近いですわ!」

 

鈴「ねえ、実況が止まってない!?」

 

シャルロット「そういえば・・・。」

 

ラウラ「見ろ!目の前に誰かいるぞ!」

 

ラウラが指差す方向を向くと、そこには専用機「ミステリアス・レイディ」を纏った楯無がいた。

 

楯無「皆、ここまでよく来れたわね、流石は専用機持ちってとこかしら?」

 

箒「会長!」

 

セシリア「何故あなたが!?」

 

楯無「最後の試練は、この私との戦いよ!!」

 

シャルロット「通せんぼとは随分なやり方ですね。」

 

ラウラ「まったくだ。」

 

鈴「会長、あたし達もあなたと同じ専用機持ちよ、それを5人同時に相手にするなんて、自信過剰じゃないの?」

 

楯無「あら、あなた達だって自分が勝つ自信があったからこそこのレースに参加したんでしょう?

なら、それに相応する困難はあって然るべきよ。」

 

専用機一同「・・・・・・・。」

 

楯無「ここからは武器を使えるわ。さあ、最後の戦いの始まりよ!!」

 

楯無はミステリアス・レイディの装備「アクア・クリスタル」によって作られるナノマシンの水で周囲に壁を作った。

 

皆果敢に楯無に攻め入るが、ミステリアス・レイディの力は凄まじいものだった。

近接武器「蒼流旋」は、ガトリングガンが備えられた槍のような構造で、遠近全てに対応できる。

ナノマシンの能力とも相まって、まさに攻防一体だ。

5対1で戦っているとは思えない程の力を楯無は見せつける。

 

箒「これが、学園生徒最強・・・。」

 

セシリア「桁違いですわ!!」

 

シャルロット「とてもついていけないよ。」

 

鈴「気に入らないけど、認めざるを得ないわね。」

 

ラウラ「AICでも僅かしか捉えられない。」

 

5人はあっという間に叩きのめされてしまった。

 

思わぬ展開で、キャノンボール・ファスト女子の部は終了した。

 

山田先生「これはちょっと強引なのでは。」

 

千冬「まあよかろう、まだまだ奴らには足りんものが多い。恋の成就はしばらく先延ばしにしておいたほうがいいだろう。

男子陣もまだまだ強くなってもらわんとな。」

 

改めて女子達は、現実を思い知る事となった。

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