IS Brotherhood   作:magnumheat

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次なるイベント

キャノンボール・ファストは、男子は一夏が1位で終わったが、女子は誰1人としてゴールには至らなかった。

後にわかった事だが、キャノンボール・ファストを開いた本当の目的は、現時点での生徒達のデータ収集であり、

商品は生徒達の士気を高めるための建前であったらしい。そう、これは学園恒例の行事であり、本来は千冬や山田先生が取り仕切るはずだったのだが、悪ふざけ好きな楯無はこれを取り仕切る事で生徒会長としての自分を高めたいという名目でその役目を全面的に任せてもらったのだった。

 

さて、今は夕食の時間だが、食堂では一夏達男子専用機持ちが、女子専用機持ちの愚痴を聞いている。

 

一夏「データ収集なら、もっと普通にやればよかったのにあの会長は。」

 

箒「まったくだ、あの会長にはしてやられたぞ!」

 

セシリア「私達、恥を書かされましたの!」

 

鈴「同感よ!」

 

弾「あれ、鈴は誰とデートするつもりでいたんだ?」

 

ビリー「そりゃあ、幼馴染の一夏だろ。」

 

鈴「うっさい、違うわよ!!(確かに今の一夏もカッコいいけど・・・)」

 

ビリー「す、すまん、違うのか。」

 

レオ「ビリー、ストレートに言うなよ。」

 

弾「(そういや鈴、最近何かビリーと絡むな、ビリーの雰囲気が以前の一夏に似てるからか?)」

 

弾は鈴の気持ちに感づいたようである。

 

エクトル「唯一得したのは一夏だけだね。」

 

アルゴス「何と言っても、明日から生徒会副会長だもんな。」

 

ラウラ「一夏、あの会長には気をつけろ。(一夏があのお女に誑かされない事を祈ろう。)」

 

シャルロット「副会長として、会長をうまく抑制してよね。」

 

女子一同「うんうん!!」

 

一夏「わかったわかった。」

 

大変な1日が終わり、嵐は過ぎ去ったかのようだった。しかし・・・

 

楯無「ヤッホー!一年生の皆、キャノンボール・ファストお疲れ様でしたー!!

まずは一夏君、生徒会副会長就任おめでとう!!」

 

食堂のモニターが突然開き、楯無の姿が映される。

 

一夏「ど、どうも。(食事中に脅かすなよ。)」

 

アルゴス「また唐突だな。」

 

箒「噂をすれば・・・。」ハア

 

鈴「てゆーか、あたし達の話聞かれてんじゃないの!?」

 

レオ「プライベートもへったくれもないな。」

 

ビリー「待てよ、このパターンはもしかして。」

 

シャルロット「またイベントがあるって事?」

 

楯無「ご名答ー!」パチパチ

 

バッと開かれた扇子には「流石」と書かれている。

 

ラウラ「で、今度は何なのだ?」

 

楯無「次なるイベントは、以前事故で中止になったタッグマッチよ!! 2人1組になってチームワークを競い合ってもらうわ!!」

 

一夏「学年別トーナメントでは、俺はシャルと組んでたな。」

 

エクトル「今回はちょうどいい事に男子が偶数だから」

 

楯無「ベレン君、今回は男子同士で組むのはなしよ!!」

 

男子一同「ええっ!?」

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「!!」

 

楯無「そういう訳だから、男子諸君は早くパートナーを決める事ね〜。」

 

アルゴス「マジかよ。」

 

すると、これを聞きつけた女子達が大勢やってくる。

それは、学年別トーナメントを思い出す。

 

「織斑君達皆女の子とペア組むの!?」

 

一夏「あ、ああ。」

 

「私と組もう、織斑君!」

 

「私と組んで、ベレン君!」

 

エクトル「ちょ、ちょっと待って。」

 

「イリアディス君、是非私と!」

 

アルゴス「おいおい、考える時間をくれよ。」

 

「私達は五反田君がいいなあ。 」

 

「ステファーノ君、是非私達の中から!」

 

弾「そ、そっか。」ヘラヘラ

 

レオ「参ったな、どの娘と組もうか迷うぜ!」ニコニコ

 

鈴「アンタ達ニヤニヤしすぎよ。」

 

比較的女好きの部類に入る弾とレオは嬉しそうだ。

 

「マイヤーズ君、私達と一緒に戦おう!」

 

ビリー「悪い、俺はもう組む相手決めてんだ。」

 

鈴「えっ!?」

 

一夏「早いなビリー。」

 

ビリー「鈴に頼もうと思ってな。」

 

鈴「あ、あたしに!?」

 

ビリー「俺、ほぼ接近戦しかできなくてよ。射撃ができる奴がパートナーだったら心強いと思ってさ。」

 

箒「なるほど。」

 

セシリア「無難ですわね。」

 

鈴「そ、そう。まあ組んであげてもいいけど、一つ条件があるわ。」

 

ビリー「条件?」

 

弾「(頑張れよ、鈴。)」

 

鈴「あ、あたしと組む代わりに、日曜日一緒に、出かけてもらうわ!」

 

流石に原作で箒が一夏に付き合ってもらうと言うようにはいかなかったが。

 

ビリー「何だそんな事か。いいぜ、日曜日な。」

 

ビリーは快諾する。鈴がどういう意味で言ってるのかは知らないが。

 

専用機一同「(そういう事だったのか・・・・。)」

 

流石にここまでくれば大体の事が見えてきたのか、弾以外の専用機一同も鈴がビリーに好意を抱いている事に気付いた。

 

兎にも角にも、タッグマッチ当日が楽しみである。

 

 

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