タッグマッチの日程が決まり、校内はペア決めを巡ってワイワイガヤガヤしている。
それもそのはず、今回男子は必ず女子をパートナーにするというルールなのだから。
ビリーは即決したものの、残り5人は中々決められずにいた。
特に一夏は一番モテモテなために大変である。
一夏「しょうがない、じゃあ今から俺がいくつか謎々を出すから、それに一番正解した奴と組もう、それでどうだ?」
箒「まあよかろう、ジャンケンなどよりはマシだ。」
セシリア「この私が知性で負けるはずがございませんわ!」
シャルロット「いいね〜謎々!」
ラウラ「ふむ、問題に正解すれば良いのだな?」
一夏「それでは問題、」
いくつか謎々を出し、結果は・・・
シャルロット「やったあ、僕が一番だ!」
箒「ぐぬぬ、やられたか。」
セシリア「流石にラウラさんの保護者役だけありますわね。」
ラウラ「謎々とやら、私は苦手なようだ。」
シャルロットは原作では最も常識あるヒロインとされている。
一夏「それじゃシャル、今回もよろしくな。」
シャルロット「任せて!」
千冬「(フッ、中々の解決法だな一夏。おかげであいつらにはストレスは湧かない。)」
原作では一夏の恋愛が頭痛のもとになっている千冬だが、この一夏はしっかりしてる方なので問題ないと感じている。
のほほん「ねーねーセシィ、私と組もうよ〜。」
のほほんさんがセシリアを誘う。
セシリア「わかりましたわ、布仏さん。」
セシリアはのほほんさんと組む事に。
ラウラ「箒、この際だから私と組まないか?」
箒「そうだな、他の専用機との連携の訓練も大事だろうし。」
箒とラウラが組む。この2人はISに対し、精神的にまっすぐな所が共通しており、ラウラは時々箒に箸の使い方を教わるほど、実はお互い仲がいい。
一夏の方も解決し、残りは4人。
アルゴス「そうだなー、いつも専用機持ち同士で訓練してるからな。たまには違うやつもいいかもな。
おーい、谷本さん!俺と組まないか?」
谷本「えっ、私と!?いいよ!」
アルゴスは谷本さんとペアに。
エクトル「それじゃ僕もそうしよう、鷹月さん、僕と組もうよ。」
鷹月「ホント!?やったー!」
エクトルは鷹月さんを誘う。
弾「決めたなぁ、じゃあ俺はあの娘にするか。」
弾もパートナーが決まり、残りはレオのみ。
レオ「さーて、俺はと。」
レオは1年4組まで見て回る。もちろんナンパも兼ねてだが。
「お、あの娘いいかもな。」
レオはある女子生徒に注目する。
彼女の名前は更識簪。更識楯無の妹である。
「あれ、ステファーノ君、珍しいね、4組に来るなんて。」
レオ「おう、ちょっとあの娘に用があってな。」
「簪?わかった、呼んでくる。」
女子生徒が簪を呼ぶ。
簪「何?ステファーノ君またナンパ?」
簪はどこか不機嫌そうだ。
レオ「そう怖い顔すんなって簪ちゃん、実はタッグマッチのパートナー探しててさ、俺と組まないか?」
簪「嫌。」
レオ「え、何で?」
簪「何でも。」プイッ
あっさり断られるレオ。
レオ「まあまあ、一応理由を聞かせてくれよな。」
簪「・・・・あなたが織斑君の友達だからよ。」
予想外の答えに一瞬戸惑うレオ。
レオ「えっと、それはどういう」
簪「そういう事だから。」
ぶっきらぼうに捨てゼリフを残し、教室に戻る簪。
「ごめんねステファーノ君、更識さんってば入学してからずっとあんな感じなのよ。」
レオ「そっかー、まいったな。こりゃ会長に事情を聞いた方が良さそうだぜ。」
レオは生徒会室へと向かった。
楯無「なるほどね。にしても、レオ君が簪ちゃんをパートナーに選ぶなんて、ちょっと意外かな。」
レオ「いやー、その。それより、見たところ簪ちゃんは一夏を嫌ってるみたいだけど、何かあったんすか?」
楯無「それがねー、」
楯無はレオに訳を説明した。
簪もまた、代表候補生の1人で、本来ならば専用機を持つはずが、一夏の白式の出現により彼女の専用機の開発が中断された事により、
独自の戦いができないジレンマに苦しんでいるのだという。
他にも、姉とよく比較された事から、コンプレックスにも苛まれており、そのせいで人を寄せ付けない空気を纏っている事から未だに友達がいないという。
事情を聞いたレオは、すぐさま4組に行った。
レオ「簪ちゃん、いるか?」
簪「また来たの?しつこいわね。」
レオ「会長に事情を聞いたぜ、そんなに一夏が気に食わねえなら、俺と組んで一夏と対戦しないか?」
簪「何言ってるの?」
レオ「実際に関わんなきゃわかんねえ事だっていっぱいあると思うぜ。引きこもってばっかいねーで、堂々といこうじゃん!」
簪「・・・・・。」
簪はレオの涼しげなキメ顔に少し見惚れる。普段ナンパな男とは思えないほどに。
簪「わかった。そこまで言うなら、この際組んであげる。」
レオ「おう、そうこなくっちゃ!んじゃ、よろしくな!」
こうして、タッグマッチのパートナー選択が終わった。