一夏「織斑、マドカ・・・。」
千冬「・・・・。」
山田先生「織斑先生、これは一体!?」
エム「説明は私からするわ。私は織斑千冬のデータを盗用した技術者により、そのデータを込めたフリーク・コアを植え付けられたことによって生み出された、いわば織斑千冬の分身のようなものよ。」
シャルロット「フリーク・コアの作成データが盗まれていたっていうの!?」
レオ「どうやらそうらしいな。」
千冬「おい貴様、亡国機業は一体何を望む!?」
エム「そうねえ、言ってみれば、『絶対的な支配力』かしら?」
アルゴス「支配力?それはどんなものだ?」
アルゴスは少し話を聞く体勢に入る。
エム「あなた達ISに選ばれし遺伝子を持つ男性は、この世を支配できるほどの力を秘めているのがわかるわ。あなた達はフリーク・コアでいたずらに男子を増やそうとしてるようだけど、そんなことで世界は救われるかしら?」
アルゴス「・・・・。」
エクトル「それはどういう意味だ?」
エム「あなた達が行っていることは、結局は男女間の戦争の引き金に過ぎない。
今の私たちと、あなた達IS学園の関係のようにね。」
一夏「・・・・・。」
箒「何を言う!学園では私は彼らのおかげで救われた事もあるぞ!」
ラウラ「その通りだ!」
エム「けど、あなた達もISの存在によって、家族との絆がよくなかったりするじゃない?」
弾「それはそうかもしれねえけど。」
セシリア「私も寂しい思いをしなかった訳ではありません、ですが今は、一夏さんのおかげでまっすぐ進んでいますのよ!」
エム「そう、まあいいわ。本題に入りましょう。織斑一夏、エクトル・ベレン、アルゴス・イリアディス、選ばれし者であるあなた達と私達が組めば、 世界のパワーバランスをより安定させられる。それも、全てを制する『支配』によってね。」
山田先生「これって、取引じゃないですか?」
簪「ちょっと、卑怯よそれ!」
エクトル「貴様達と関わり合うつもりはない!消え去れ!!」
エクトルはすかさずアルテミスを構え、エムを狙う。
アルゴス「待ってくれエクトル。織斑マドカと言ったな。それはつまり、『絶対的な支配力』を持つ者なら誰でも、男も女も関係なく世界を変えられるって事か?」
エクトル「アルゴス、奴の言葉に耳を傾けるな!ISを悪用し、この世の秩序を乱す輩に、世界を支配はさせないぞ!」
エクトルは相手が生身である事にも構わずアルテミスを放った。
エム「フフッ。」
鈴「何がおかしいのよ!」
エムはアルテミスが放たれた瞬間、専用機を身につけ上空に舞い上がる。
一夏「何っ!?」
エム「今日はこの辺にしておくわ。今の世界をどうするべきか、じっくり考えることね。気が向いたらまた会いましょう。」
ラウラ「待てっ‼︎」
ラウラはワイヤーブレードを放つが、一瞬で全て弾かれた。
その後、エムは目にも留まらぬ速さでその場を後にする。
ビリー「クソッ、あいつら神妙な話をしやがって、何が言いてえんだよ。」
箒「奴らの狙いは一体・・・。」
しばらく沈黙が流れる。
千冬「諸君、とりあえず無人機の撃墜ご苦労だった。アリーナの整備をした後、寮に戻るように。
今日のところはゆっくり休め。」
一同「・・・・はい。」
皆でアリーナの整備する。そんな中、
アルゴス「(絶対的な支配力で世界を変える・・・。)」
アルゴスは一人、先程のエムの言葉について深く考えていた。
そして、彼らは後にさらなる災厄に見舞われる事になる。
それはいつの事になるか、それは誰にもわからない・・・・。