IS Brotherhood   作:magnumheat

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初授業〜クラス代表

入学の翌日、最初の授業に入る。この学園は五教科とは別にISの専門知識も勉強していくので、普通の高校生より遥かに大変だ。なお、俺は原作一夏と違い必読書を読んでいたので、全てとはいかないがある程度はついていけた。

 

山田先生「このように、ISの武装システムは…」

 

一夏「……。」ジッ

 

真剣にスクリーンを見る一夏。ちなみに彼の席は真ん中の列の一番前である。

 

山田先生「(お、織斑君。真剣な眼差しがカッコよすぎます。流石は織斑先生の弟さんですね。)」

 

千冬「(一夏、真剣に頑張っているな。)」

 

専門用語が多く出る中、一夏は聞き漏らすまいと必死になっていた。

 

1限目が終了し、休憩に入る。

 

 

「見て、あの子よ。世界初の男子IS操縦者。」

 

「千冬様に似て素敵!」

 

「アンタ、話しかけてみなさいよ。」

 

「えぇ〜、どうしよっかなぁ。」

 

休憩時間、一夏を一目見ようと言わんばかりの人だかりが廊下にできていた。その中には1年生だけでなく、2、3年生の姿も。そんな状況をよそに、一夏は先ほど習った所の復習をしていた。

 

一夏「(とにかくスタートが大事だからな。)」

 

すると、

 

箒「一夏、ちょっといいか?」

 

箒が声をかけてきた。

 

一夏「おう、箒か。じゃあ屋上に行こうぜ。」

 

箒と一緒に屋上に向かう。

 

「誰?あの子。」

 

「織斑君の知り合いみたいよ。」

 

「幼馴染か〜、いいな〜。」

 

 

屋上にて…

 

箒「まさかお前がこの学園に来るとはな。」

 

一夏「ああ、何か成り行きでこうなったけど、これからよろしくな。」

 

箒「しかし、この学園に男一人は寂しくないか?」

 

一夏「まあその点はアレだけど、でも、この学園に入れた事には、何か意味があると思うんだ。だからこそ頑張ろうと決意できるしな。」

 

箒「そうか、何か私にできる事があれば言ってくれ。」

 

一夏「ありがとう、じゃあそろそろ戻るとするか。」

 

箒「ああ。」

 

休憩を終え、教室に戻る2人。

 

 

2限目後の休憩中…

 

「あなた、ちょっとよろしくて?」

 

 

一夏「ん?何か用か?」

 

「まあ、何ですのそのお返事は!? イギリス代表候補生であるこの私、セシリア・オルコットに向かって!」

 

セシリア・オルコット。原作でわかってはいるが、いざこうして見るとやっぱり高圧的だ。

ロールのかかったブロンドに青い瞳、唇の薄いリップが印象的だが。

 

一夏「見た所、君は俺が気にくわないようだな。」

 

セシリア「当然ですわ、男が存在するだけでこの学園の名が廃ります!あなたが織斑先生の弟でなければ追い出す所ですわ!」

 

普通なら言い返すが、なるべく騒ぎにならないようにしよう。

 

一夏「オルコットさん、その気持ちは分からなくもない。君のように相応の努力をしてきた人から見れば俺は紛い物同然だ。」

 

セシリア「あら、意外に素直ですのね。」

 

一夏「だが、俺には俺なりの理由があって、俺はここに入る事を決めたんだ。たとえ来るなと言われてもここにいるつもりだぜ。」

 

セシリア「なっ、生意気ですわよ!」

 

一夏「悪いがもうすぐ3限目だ。話なら昼休みにでもゆっくりやろう。」

 

セシリア「…わかりましたわ。逃げないで下さいまし!」

 

捨て台詞を言ったところで、セシリアは席に戻った。

 

3限目

 

千冬「これから3限目だが、その前に決めねばならない事がある。それは、このクラスの代表を務める者だ。平たく言うと、学級委員のようなものだ。クラスでのとりまとめはもちろん、生徒会での仕事も請け負う。」

 

一夏「(結構大変なんだな。)」

 

千冬「候補は自薦他薦を問わない。」

 

一夏「(まあおそらく大半はセシリアを推薦するだろうな。)」

 

そう思っていると、

 

「はい、織斑君を推薦します!」

 

「私も!」

 

「せっかくの唯一の男子だし。」

 

マジかよ。しかし、

 

セシリア「お待ち下さい、納得がいきませんわ!」

 

机を叩くと同時にセシリアが立ち上がる。

 

セシリア「クラス代表はクラスの価値を表すものと言っても過言ではありません!そんな重要な役目を素人同然の、しかも男が務めるなんて!」

 

箒「(何だあの女は、さっきから一夏に向かって!)」

 

セシリア「ISの実力で考えれば、代表候補生の私が務めるのが理にかなっています!こんな極東の島国の猿に代表を務められては困ります!」

 

流石にヒートアップするセシリア。箒は眼を細めてセシリアを睨むし、他の日本人の女子もいい顔をしていない。

 

山田先生「オルコットさん、その言葉はあんまりです!」

 

一夏「いいですよ、山田先生。オルコットさん、ひとつ言っておこう。人間の価値に性別も人種も身分も関係ない。第一、この世にISをもたらしたのは、君が嫌う極東の島国の女性だ!代表候補生ならそれくらい知ってるだろ!!」

 

セシリア「ッ‼︎」

 

一夏の言葉に少し動揺するセシリア。だが、理解できても彼女は引き下がらなかった。

 

セシリア「あなたに、決闘を申し込みますわ!」

 

一夏「いいぜ、この国の人間として戦わせてもらおうじゃねえか。織斑先生、よろしいでしょうか?」

 

千冬「許可しよう、では2週間後に対戦し、クラス代表を決める。」

 

こうして、セシリアとの決闘が決まった。

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