一行は学園に戻り、事の一部始終を千冬に報告した。
千冬「そうか、とても信じられるような話ではないが。」
一夏「はい、報告は以上です。」
千冬「ご苦労。しかし、世の中不思議な事が起こるものだな。その天使や堕天使とやらがISに関係するとは。
まあ今のところ大きな動きはないようだ。今日は皆ゆっくり休むように。」
一同「はい。」
一同は寮へと戻る。
一夏・エクトル・アルゴス「・・・・・。」
鈴「これからどうするべきかよね。」
箒「天使達の言う堕天使達の行方が気になるところだが。」
ビリー「そいつらも、あの天使達同様ISに関わっているとしたら、大事件が起きるぞ。」
弾「一番気の毒なのは一夏達選ばれし3人だな。」
簪「自分達に秘められたものが、少しばかりだけどわかったからね。」
シャルロット「一夏はあの天使達の言葉をどう考えてるんだろ。」
ラウラ「さあな、だが何があろうと私は一夏を信じる。夫を信じる事も妻の役目だからな。」
セシリア「ラウラさん、気が早いですわよ。」
レオ「まあまあ。とにかく今夜はゆっくり寝ようぜ。」
各々の部屋に入り、眠りにつき、そしていつもと変わらぬ朝を迎えた。
そして翌朝
一夏「おはよう。」
アルゴス「おう、おはよう。あれ以来もう夢で声かけられてねえな。」
エクトル「うん、そうだね。」
弾「しっかし、お前ら時々同じ夢の中で行動を共にしたんだろ?」
ビリー「それかなりの因縁だよな。」
レオ「でもまあ、これで一夏達の間に起こっていた特異的な現象に納得ができたわけだしな。」
とりあえず朝食に向かい、1組に入る。
谷本「ちょっとちょっと、聞いたわよー!!」
一夏「俺たちの調査の事か?」
鷹月「イリアディス君の国ギリシャはどうだった?」
箒「日本にはない神秘が幾つもあるって感じだな。」
ビリー「何か、天使様って呼ばれてる連中に会ったぜ。」
谷本「やっぱり伝説の天使がいたんだ!」
レオ「ああ、しかもすげえ美女だったぜ!」
ラウラ「うむ、雰囲気はどこか教官のようだった。」
セシリア「ええ、本当に驚きましたわ。」
のほほん「いいなー、私もアルアルの国に行きた〜い。」
シャルロット「問題が解決したら一緒に行こうね。」
千冬「速やかに着席しろ、授業を始める。」
いつも通りの日常が始まった。一方で・・・。
Side亡国機業研究室内
オータム「ゼノン遺跡のプロサナトリス開門の作戦は見事成功したな。」
エム「ええ、記事の偽装にまさかこうも簡単に引っかかるとはね。」
スコール「さて、次の作戦だけど、もう準備は出来てるわ。」
スコールは何かのリモコンを取り出す。
スコール「今度はこっちの世界に彼らを招き入れる時が来たわ。」
おぞましい笑みでスコールはリモコンのスイッチを押した。
数日後・・・
とある日曜日の昼間に、専用機持ち達は鈴の中華料理店に来ていた。
一夏「やっぱり酢豚はいいな。鈴が作ってくれたから余計上手く感じるぜ!」
鈴「ありがと、頑張ったかいがあったわ!(以前の一夏じゃありえないくらい嬉しいこと言ってくるわね。)」
箒「そういえば弾、以前の一夏とよくここに来ていたらしいな。」
弾「一夏は俺と鈴とは同じ中学だったからな。」
一夏、弾、箒は酢豚を食べている。
エクトル「ラーメン初めて食べたけど美味しいね!」
セシリア「そうですわね。」
鈴「そうでしょ!」エッヘン
エクトルとセシリアはラーメンに感動を覚えた。
アルゴス「この豚の角煮も最高だぜ!」ガツガツ
ラウラ「うむ、これは体力が付きそうだ!」ガツガツ
シャルロット「2人とも食べ過ぎない方がいいんじゃ・・・。」
鈴「遠慮しなくていいわよ、たくさんあるから!」
アルゴス、ラウラ、シャルロットは角煮を食べている。
アルゴスは専用機持ちの中で一番大食いだからか、山盛りの角煮を流し込むように食べる。
ラウラも見た目とは裏腹にかなりの食いしん坊からか、アルゴスに引けを取らない。
そんな2人に唖然とするシャルロットだった。
レオ「これがチャーハンか、中々上手いぜ!」
簪「美味しいね、レオ!」
ビリー「鈴はいい嫁になれるぜ!」
鈴「よ、よよよ、嫁だなんてそんな、何言い出すのよ!」アタフタ
ビリー「何慌ててんだ?」
鈴「な、何でもないわよ。」
一同「(褒めるくらいなら気づかないと・・・。)」ハア
TV 「それでは、次のニュースです。5日前から、各国の刑務所の囚人が相次いで失踪しています。
脱獄した形跡は全く見られず、警察側は、拉致事件として捜査を進めています。」
一夏「囚人がひとりでに消えていくなんて普通じゃねえな。」
シャルロット「うん、人間の仕業じゃないよね。」
レオ「それを言えば、俺たちは先日『天使』と会ってるもんな。」
エクトル「裁かれるべき人間を外に出すなんて、何を考えているのか。」
箒「だが、囚人が外にいるという目撃情報もないみたいだぞ。」
ビリー「それじゃあ、単に消されちまったって事か?」
ラウラ「その可能性は高いな。」
アルゴス「もっと問題なのは、そいつらが誰の手でどこにどうやって消えたか、それに生きてるかどうかだな。」
簪「何か、ホラーに近いね。」
弾「そりゃ勘弁して欲しいぜ!」
一夏「恐らくこの事件も調査する事になるだろうな。」
皆、心に引っかかるものが取れないまま、寮へと戻っていった。