IS Brotherhood   作:magnumheat

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復興と新生

生徒会での協議の結果、専用機一同は被災地から天使と悪魔の爪痕を消すべく復興支援に向かう。

もちろん一年生だけでは心配されるので楯無と虚も同行する。ちなみに虚を手伝うべく本音も来ることに。

 

一夏「さて、復興支援に行くが、俺たちが知っている限りでは、特にひどいのが東京、プロサナトリス、グリモヴァールだ。

いつもなら全員で行動するところだが、今回は三手に分かれていったほうがいいと思う。」

 

鈴「そうね、その方が都合いいし。」

 

皆で相談した結果、一夏、エクトル、アルゴスを筆頭に3つのグループになることが決まった。

 

一夏筆頭の第一グループは、箒、セシリア、シャルロット、ラウラで東京周辺。

エクトル筆頭の第二グループは、レオ、簪、弾、虚でプロサナトリス。

アルゴス筆頭の第三グループは、鈴、ビリー、本音、楯無でグリモヴァールといったメンバー構成に。

 

 

一夏「じゃあな、エクトル、アルゴス、お互いに復興支援頑張ろうな。」

 

エクトル「うん。」

 

アルゴス「ああ。」

 

 

こうして、それぞれのグループは復興支援に向かう。

 

 

Side一夏グループ

 

 

一夏達は東京新宿区にやって来た。町のいたるところに交通事故現場のような箇所がある。

 

一夏「こりゃあかつて無い程の被害だな。」

 

建物はほとんどが崩れ、ガラスの破片が血痕に混じっている。

バスや脱線した電車も見られ、荒れ放題だ。

 

箒「全体的にシステムダウンしているぞ。」

 

セシリア「これが、戦争の結果なのですね・・・・。」

 

シャルロット「うん、悲しいよね。」

 

ラウラ「私達はこれほどの被害をもたらす可能性も秘めているという事だな。」

 

ふと、人影が見え、こちらに向かっってくる。

 

駅員「あ、アンタもしかして、織斑一夏か?」

 

一夏「はい、そうですけど。」

 

駅員「おーい、皆来てくれ!!」

 

すると、老若男女問わず多くの人が集まってきた。

 

男性「彼が、天使と悪魔の戦争終結をもたらしたっていうのか?」

 

女性「すっごいイケメンじゃない!?」

 

老人「彼が来てくれるとは、ありがたやありがたや。」

 

子供「あのお兄ちゃんすごいかっこいい変身してたよお母さん!!」

 

シャルロット「す、すごい人だかり。」

 

セシリア「注目の的ですわね一夏さん。」

 

ラウラ「うむ、さすがは私の嫁だ。」

 

箒「お前は本当に人を惹きつけるな。」

 

一夏「いやいや、まあとにかく今は、行方不明者の捜索・救出と、断絶された公共のシステムの復旧だな。

彼らが少しでも早く生活を取り戻せるよう頑張ろう!」

 

一夏はリミットブレイクで創造主クラストの姿になる。

 

箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「ああ(はい)(うん)!!」

 

 

Sideエクトルグループ

 

エクトルのグループはプロサナトリスへと向かった。かつてゼノン遺跡があった場所が、今はそのままプロサナトリスとなっている。

 

エクトル「もともとプロサナトリスはこうなっていたのか。」

 

すると、そこにはセラフィエルに仕えていた教皇と信徒達が。

 

教皇「エ、エクトル様!!ご無事だったのですか?」

 

エクトル「ああ、この通り元に戻ったよ。」

 

信徒「エクトル様がいなくなってから悪魔の軍勢が押し寄せました。ですが、しばらくすると悪魔も突然消えたのです!」

 

簪「一夏がセラフィエルを倒した後に悪魔の長である冥王ルシフェウスも倒したのよ。」

 

教皇「な、何と!あの少年が!?」

 

弾「あいつは創造主クラストに認められた凄え奴なんだぜ!」

 

虚「彼の人間を信じる心が、神も悪魔も超えたって事です。」

 

信徒「万物の創造主クラストの力を人間が持つとは!!」

 

レオ「さて、教皇さんよ。この地は今どういう状況だ?」

 

教皇「はい、戦争終結は迎えましたものの、あちこちで家屋や土地が被害にあい、食糧難にあっている民が多数おります。」

 

エクトル「教皇、僕らIS学園がプロサナトリスの民の生活の復興に力を貸そう。」

 

エクトルはそう言って、リミットブレイクをし、神の代行者セラフィエルの姿になる。

 

教皇「エ、エクトル様、あなた様の友に手をかけようとした我らをお救い下さるのですか!?」

 

レオ「当たり前だろ。」

 

簪「あなた達も地球に生きている事に変わりはないわ。」

 

弾「一夏もあんたらを認めてくれているぜ。」

 

虚「国は違えど、私達は手を取り合える筈です。」

 

エクトル「僕はかつて、絶対なる秩序、導きのために自ら神の代行者セラフィエルの殉教者となった。

でも、真の導きはすべての民を幸福にする事、そしてそれは、自分一人ではなく、信頼する友と一緒に行うものだと、

一夏とクラストに教わったんだよ。」

 

教皇と信徒は、エクトルの話を聞いて清々しい表情になる。

 

エクトル「さあ、みんなで家屋の修理や土地の再生に取り掛かろう!」

 

弾・レオ・簪・虚「おう(うん)(はい)!!」

 

 

 

Sideアルゴスグループ

 

 

アルゴス「・・・・これは。」

 

グリモヴァールの被害を見て、アルゴスは自らの罪の重さを感じる。

至る所に瓦礫や死体の山が築かれており、あまりにも変わり果てた景色となっていた。

 

鈴「ここは特にひどいわね。」

 

ビリー「おい見ろよ、あそこだけ奇跡的に残ってるぜ。」

 

ビリーが指差す方を見ると、パブの建物の1階部分と看板が残されていた。

 

声「おおあんたら、きてくれたのか!?」

 

のほほん「おじさん、だれ?」

 

マスター「あのパブのマスターだ。」

 

鈴「調査の時お世話になったのよ。」

 

マスター「いやー、まさかこの地域が地球に戻るなんてな。」

 

ビリー「ここはもともと地球の一部なのに、何でルシフェル達に支配されてたんだよ?」

 

マスター「スコールさん、いや、ルシフェルは自由と支配のために神に反逆して堕天したのさ。

あいつは秩序に縛られない完璧な自由と、それを人々に与えるための支配を求めた。その結果、もともと無法地帯であるここに目をつけたってわけだ。」

 

鈴「だからあんなチンピラもいたわけね。」

 

「おう、覚えててくれていたのか!?」

 

声の方を向くと、鈴とビリー、アルゴスが叩きのめしたチンピラがいた。

 

ビリー「まあな、にしても、てめえらも大変だな。この状況じゃゆっくり飲むどころじゃねえだろ?」

 

チンピラ「ケッ、その通りだよ!!ホントならあん時の借りを返してえトコだが、こう街が荒れてちゃな。」

 

アルゴス「なら話は早い。俺たちもこの街の復旧に協力する。」

 

アルゴスはそう言うと、リミットブレイクし、冥王ルシフェウスの姿になる。

 

チンピラ「マ、マスター!このガキまさか!?」

 

マスター「ああ、ルシフェルの力で冥王ルシフェウスとなっていたのさ。」

 

チンピラ「す、すげえ。でも、マジで俺らに協力してくれんのか!?」

 

鈴「まあね、この町ももともと地球の一部なわけだし。」

 

ビリー「天使と悪魔の戦争終結は、一夏がセラフィエルとルシフェウスを倒したからなんだぜ!」

 

のほほん「おりむーはおじさん達も助けたいって言ってたよ。」

 

チンピラ「マジかよ・・・。」

 

チンピラは少し考え込み、

 

チンピラ「・・・あん時の借りは、この街の復旧と同時に、あんたらの東京の復興協力で返す!」

 

アルゴス「おう、約束だぜ!」

 

鈴「(なんだ、こいつらもいいとこあるじゃん。)」

 

ビリー「そうこなくっちゃな!!」

 

かつて一悶着起こした者同士の間に、少しずつ絆が生まれる。

 

 

1ヶ月後・・・・。

 

TV「次のニュースです。戦争終結から早2ヶ月が経ちました。東京周辺は大分元どおりとなっています。

情報によりますと、東京、プロサナトリス、グリモヴァールには、復旧に協力したIS学園の生徒の像がたてられた模様です。」

 

写真を見ると、東京、プロサナトリス、グリモヴァールにはクラストの姿をした一夏、セラフィエルの姿をしたエクトル、

ルシフェウスの姿をしたアルゴスが、3人で手を取り合っている像がたてられていた。

復興を祈念して各地で彼らへの感謝を込めて作られたという。

 

この先もいつ新たな敵が出るかわからないが、彼らならきっと、どんな困難も乗り越えて行けるだろう・・・・。

 

 

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