今日は、IS学園恒例の修学旅行の日。いつものごとく、1組は一夏達男子の側に座りたいと騒ぎが起きるも、新幹線の3人席向かい合わせで男子6人が座るという設定で収まった。専用機女子達も同様に2人席の向かい合わせで座り、出発する。
千冬「全員乗れたようだな、これから京都に向かうが、くれぐれも周囲に迷惑をかけないように、現地でもハメを外さないようにしろ。」
全員「はい!」
千冬「それと織斑、お前にはこれを渡しておく。」
一夏「?、これは。」
一夏は千冬からカメラを受け取る。
千冬「皆も知っての通り、お前は記憶喪失で過去を失った。だから、織斑には写真係を命ずる。
悔いの残らぬよう思い出をしっかり収めておけ。」
一夏「・・・ありがとうございます、先生!」
千冬「では、出発する。」
新幹線が動き出した。
「織斑くーん、こっち写真お願い。」
「こっちも。」
一夏「はいはい。」
早速車内撮影を行う。
一夏「じゃあ、箒達も撮るぞ。」
箒「一夏、すまないな。」
セシリア「お願いしますわ。」
シャルロット「みんなで写真を撮るのはいいね。」
ラウラ「うむ、楽しいな。」
谷本「織斑君、撮ってばかりいないで、自分も写真に入れば?」
鷹月「私が撮ってあげるよ。」
一夏「ありがとう。」
レオ「んじゃ、まずは一夏とその恋人候補達で。」
一夏を真ん中にし、右に箒、セシリア、左にシャルロット、ラウラが立つ。
谷本「じゃあ今度は男子全員のやつね!」
男子6人全員の写真も撮れた。
のほほん「今度は、おりむーとのツーショット撮りた〜い。」
谷本「いいね、男子との一生の思い出だもん!」
鷹月「撮ろう撮ろう!」
一夏「わかったわかった。じゃあ専用機のみんなから順番に。」
一夏は箒から順にツーショットを撮っていく。
他の男子も頼まれるままツーショットを撮っていった。
山田先生「うーん、みんなモテますねー。」
千冬「フッ、山田先生、妬いてるのか?」
山田先生「いえ、エクトル君も楽しそうですし。(ああ、夜は2人で過ごしてみたい・・・❤︎)」
千冬「山田先生、夜は酒に付き合ってもらうぞ。ベレンには申し訳ないがな。」
山田「ええっ!?そんなあ!」ヘナヘナ
山田先生はうなだれる。
千冬「当たり前だ、教師と生徒の異性交遊を世間に見られてはな。」
山田「そ、そこまで不純なことは致しません!そういう織斑先生だって、本当は一夏君と夜2人きりになりたいんじゃないですか?」
山田先生はつい茶化してしまった。
千冬「・・・・・。」グリグリ
山田先生「はううう、すみませんすみません!!」
千冬は山田先生に拳でグリグリする。
アルゴス「先生達何やってんだ?」
ビリー「仲良いよなあの2人。」
箒「山田先生とは結構な付き合いらしい。」
弾「まあ仕事の同僚ってとこだな。」
一夏「すみません、先生達も写真に入りませんか?」
千冬「ふむ、では入らせてもらおうか。」
山田先生「では失礼しますね。」
山田先生は公認であるエクトルとツーショットを撮る。
レオ「じゃあ織斑先生は俺達男子6人が囲むってのはどうだ?」
ビリー「おっ、いいね!」
「えー、織斑先生贅沢じゃん!」
「逆ハーレムいいなあ。」
エクトル「それもまた貴重でいいじゃないか。」
アルゴス「俺達いつもお世話になってるしな。」
弾「先生みたいな美人と写真に映れるのはいい事だぜ!」
一夏「織斑先生はいつも俺達のために苦労されているんだ。このくらいの贅沢は当然だろ?ねえ織斑先生!」
千冬「フッ、まあ気持ちは受け取っておこう(一夏め、そんな風に言われたら、ますます誰かのものにしたくなくなるではないか。)」
向かい合わせの3人席をうまく使い、左右から千冬を男子が囲むように写真を撮る。
しばらくしていくうちに京都駅に着き、
千冬「では、各自自由行動に移るがよい、集合時間は17:00だ、以上!」
一同「はいっ!!」
一夏「それじゃ、俺達専用機も行きますか。」
シャルロット「鈴とレベッカも誘おうよ。」
レオ「簪も入れるか。」
グループごとの自由行動が始まる。専用機一同は基本的に仲がいいため、いつもと変わらず一緒である。
山田先生「織斑先生、専用機持ちのみんなは放っておいて大丈夫でしょうか?」
千冬「多少は考えたが、今のあいつらならテロリスト程度にはやられん。織斑、ベレン、イリアディスは特にな。」
山田先生「そうですね。」
千冬「では、私達も行こう。」
鈴「あんたら1組は相変わらず専用機で固まってるのね。(流石にビリーと2人は無理ね。)」
レベッカ「みんな仲良いもんね。(ビリーと2人が良かったけどしょうがないか。)」
簪「レオ、今日は楽しもうね。」
レオ「おう、簪。」
アルゴス「お前らだけだな。好きなやつとも行動できるのは。」
弾「アルゴスも俺も相手が先輩だしな。」
エクトル「僕なんて相手が山田先生だからね。」
箒「ふむ、それは確かに残念だな。」
セシリア「仕方ありませんわ。」
ラウラ「私も、一夏なしでは物足りないぞ。」
シャルロット「僕たちはいいけど、鈴とレベッカに至っては・・・その・・・。」
鈴「はあ、シャルロット、わかってくれる?」
鈴とレベッカの場合、好きな相手のビリーがいるのだが、思いに気づいてもらえず憂鬱なのだ。
一夏「でもまあ、2人にとっては逆にいいチャンスかもよ。もしもの時は俺も手伝うし。」
レベッカ「はあ、モテモテで恋人候補たくさんの一夏は余裕よね。」
男子一同「確かに・・・。」
一夏「あ、いやその、まあな、ははは。」テレテレ
箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「一夏(さん)❤︎」
一夏「さて、気を取り直して行くか!」
京都の名所巡りを始める。
清水寺の音羽の滝に着く。
シャルロット「これが日本の名所の一つかー。」
ラウラ「水が3つ流れてるぞ。」
ラウラは見た事のない景色にはしゃぐ。
アルゴス「確かここ、何か言い伝え的なもんがあったよな。」
弾「こういうのって箒が詳しいんじゃないか?」
一夏「そうだな。箒、みんなにガイドを頼めるか?」
箒「う、うむ、一夏の頼みとあらば。」
箒は元々の性格からか、少々緊張する。
エクトル「じゃあ箒先生、お願いします。」
一同「お願いします!」
箒「うむ、説明しよう。この音羽の滝の3つにはそれぞれ効果があると言われていて、左は学問に、右は健康に、真ん中は恋愛に効果があると言われている。」
セシリア「まあ、そうなんですの。」
鈴・レベッカ「(真ん中が恋愛!!)」
一夏「じゃあ、飲んでみるとするか。」
一同は滝の水を飲む。
それぞれ何を飲んだかは以下の通り。
左:学問 レオ、ビリー、弾、箒、ラウラ
右:健康 一夏、エクトル、アルゴス、簪、セシリア、シャルロット
真ん中:恋愛 鈴、レベッカ
鈴「ねえビリー、アンタ恋愛に関心ないの?」ムスッ
ビリー「な、何だよいきなり。」
レベッカ「勉強と同じくらい恋愛についても考えてよね。」
ビリー「どういうことだよ?」
男子一同「(ビリー、本当に大丈夫だろうか?)」
鈴・レベッカ以外の女子「(2人が気の毒(ですわ))。」
ビリー「そんなことより、次行こうぜ次!」
ビリーは強引に空気を変えようとする。
しばらくすると茶店に着いた。
一夏「おっ、甘味処か。」
ラウラ「かんみどころ?」
シャルロット「甘いものが食べられるところだよ。」
ラウラ「甘いもの!皆、食べていかないか?」
ラウラは瞳をキラキラさせて皆に訴える。
アルゴス「ははっ、ラウラ、飛び跳ねるほど興味あるんだな。」
セシリア「そうですわね、少し休憩致しましょう。」
簪「(ラウラ、表情が可愛い。)」
エクトル「日本の和菓子、勉強させてもらおうかな。」
一同は甘味処に立ち寄る。
谷本「あれ、織斑君達だ。」
一夏「やあ、皆もお揃いで。」
鷹月「ここのわらび餅すっごい美味しいよ!」
のほほん「うんうん、おいひいのや〜。」
のほほんさんは口いっぱいにわらび餅を頬張っている。
弾「おいおい本音、大丈夫か?」
箒「喉に詰まらせないようにな。」
ビリー「うははっ、本音口すげー事になってんぞ。」
鈴「アンタ食べすぎよ(笑)」
ラウラ「うむ、ほれはにゃかにゃか」
ラウラも頬張っていた。
シャルロット「ラウラ、行儀悪くしないの。」
レオ「はは、お母さんと娘みたいだな。」
簪「確かに。」
皆でくつろいでいると、舞妓さん達がやってきた。
舞妓「あれ、一夏はんやあらしまへんか?」
舞妓「ほんまどすなぁ、一夏はんや!」
一夏「あ、どうもこんにちは。」
セシリア「箒さん、この方々は?」
箒「ああ、舞妓さんだ。」
アルゴス「舞妓?」
簪「京都で歌や踊りとかでお客をもてなす女性の事だよ。」
エクトル「そうか、実にお美しい。」
ビリー「本当だな。」
鈴・レベッカ「ムッ。」
舞妓「ご活躍はテレビでよう見さしてもろうてます。」
舞妓「本物に会えるなんて、嬉しいどすな。」
一夏「い、いやあ、何か照れますね。」
箒・セシリア・シャルロット・ラウラ「ムムッ。」
弾「はあ、アイツ行く先々でこれだもんなぁ。」
舞妓「よろしゅうございましたら、うちらの店に来とくなはれ。」
のほほん「おりむー有名人だね〜。」
レオ「ヒュー、一夏、綺麗な舞妓さん達にも好評じゃん。」
簪「学園一モテる男は違うわね。」
エクトル「女尊男卑の今においては向かうところ敵なしだからね。」
少し離れたところでは、
山田先生「一夏君、どこにいても凄い人気ですね。」
千冬「こっちを心配しておくべきだったな。」
山田先生「一夏君のために舞妓さんやってみればいいんじゃないですか?」ニヤニヤ
千冬「流石に無理がある。(それにしても一夏はモテモテだな。)」
一夏は改めて自分の置かれている状況を知るのであった。